salt&pepper days 

ともすれば、子どもとの時間に埋もれそうな日々。でもやりたいことは他にもいっぱい。刺激を求めて悪あがき中。

柔らかで、強いもの

2013-10-28 15:36:04 | 本・雑誌

たまたま書店で見つけた本。

『最初の質問』(詩・長田弘 絵・いせひでこ/講談社)

静かに語りかける言葉と

胸の奥の懐かしい場所へ導いてくれるような絵。

詩人の長田さんの言葉も、画家のいせさんの絵も

とてもとても柔らかでいて、強いです。

 

不本意な理由での忙しさや

混乱に満ちている、ここ最近。

そんな中で、この本に出会えた喜び。

 

大好きな作品がたくさんある、長田さんといせさん。

この絵本は、新たな宝物です。

大事に読み返します。

 

 


本の感想・『ちょうちんそで』

2013-07-01 22:38:43 | 本・雑誌

江国香織さんの『ちょうちんそで』を読みました。

久しぶりに触れた、“江国ワールド”、静かに明々とじんわり。

シンプルな文章で、人の心の動きを伝えるこの人の文体は

語りたがりで、理屈っぽい話が好きな人には「すかすか」と感じるみたいだけど

いや、技術的にはすごいことだよ、と思う。

語り手が何人も入れ替わり、実はあの人とこの人がつながって

たくさんの物語が現れる。

それぞれ日常生活には出てこない「過去」に身を委ねたり

ひっそりと居場所を求めたり、苦しんだり、怯えていたり。

実際、普通に生活しているように見えても

みんないろんなことを、抱えている。

 

この話の中心的な存在、雛子さんのように

少女時代を鮮明に覚えていることは、とても幸せ。

その記憶に生きることを「寂しさ」ととらえがちだけど

「豊かである」と思わせる力が、雛子さんにはある。

それが妄想だろうが、架空の人との会話であっても。

 

幼いころの記憶、なかでも自分が包まれていたもの、人、

どれも人を一生支え得る。

あるいは、一生苦しめるものかもしれないけれど

あるとないとでは、人生の深さが全然違うだろうな。

 

大事件は起きない、ふわふわ、シンプルな話だけど

濃くて質感のある物語は、さすがです。

 


20年ぶりの授業

2012-01-18 11:29:12 | 本・雑誌

11月から、市が主催で行っている

「児童文学講座」に出ています。

小学生向けの物語を書く講座。

希望者が多くて、作文選考があるくらい。

懐かしい?原稿用紙、バリバリ使ってます。

大学時代からかぞえ、約20年近くぶりの講義らしい講義を受けてます。

ある児童文学作家が講師で、受講者の平均年齢は

だいたい50~55歳くらいかな~。

自分が若いほう、っていう環境、久しぶりで、なんか心地よい((笑)。

週末に、2時間の講義。

正直、前半がツライ。

なにがって・・・。

眠いのですー、ごめんなさいー。

授業がつまらないわけじゃないんですが~。

午後イチ、という時間帯もまずいのでしょう。

あと、全館暖房で、教室がポカポカすぎるのも原因でしょう。

手をつねって、睡魔と戦ってる自分が情けない・・・。

ダメな生徒、先生にバレてるだろうなあ。

後半は復活し、ばっちり聞いてます。

実践形式で原稿書いたりするので、寝てる場合じゃない。

先週から、各自が書いた短編作品をみんなで読み

意見を言い合う、という講義になりました。

レベルはまちまち、だけど

中には「これ、本になっていても不思議じゃない」という作品も。

再来週、私の作品の順番がまわってくるので、楽しみ。

 

児童文学というくくりが、今までは自分のなかで曖昧で

絵本の文章との境界線もわからず、童話とも違うのか、

どのあたりの人を対象にした作品だろうと思っていた。

要は、児童向けの長編作品、空想物語、日常をテーマにした物語、

といったところでよいみたい。

松谷みよ子さんの、『モモちゃんとアカネちゃん』シリーズとか。

童話は、だいたいが短編で、空想物語も多い。

まああんまり深く考えず、書きたいものを書こう、ということで。

 

講義のなか、先生の言葉で印象的だったのは

「とにかく、途中で投げ出さないで書き切ること」というもの。

最後まで書ききれば、読み返して、直すべきところが見える。

当たり前なようで、これってすごく大事だと思う。

特に小説のような長いものについては、まずこれに尽きる。

実際、やんなるんだよね、途中で行き詰ると。

投げ出した作品だらけの私は、耳が痛い。

 

この講座、今月いっぱいで終了です。

決まった時間に、決まった場所に集まって

講義を受ける、作品を書く、という「強制力」が

私にとってはすごく良かった。

堂々と出かけられ、書くための時間をとる「理由」にもなる。

そして、学ぶ人たちの姿勢。

大人になってからの「学び」って、本当にやりたい人が集まるから

みんな真剣、質問バンバン飛び交う。

いくつになっても、やる人はやる、やらない人はやらない。

いつまでも挑戦する人でいたい、と心から思う。

そして、講座が終わっても、「終わり」にしない。

庭づくりに続き、今年の誓い。

 


ごはんは大事

2011-09-08 10:52:07 | 本・雑誌

この夏、私はなにやってたんでしょうねー。

子供の夏休みでバタバタだったり、体調崩したり

「なんて夏だ・・・」、という感じの夏でした。

でもこのブログ、やめたわけではありません。

ゆるいお心でお付き合いくださいませ。

 

ブログの更新さえ隔月のような状態の私にとって

驚異の本を読みました。

『いしいしんじのごはん日記』(新潮文庫)

自分がその日に食べたメニューとあった出来事を

毎日毎日毎日毎日・・・・・・・・・。

簡単に見えて、これはすごいです。

「人が食べたものなんて、べつに興味ないんだけど?」

とはいわず、まあちょっと読んでみぃ。

(私も最初はちょっと思ったけど)

三崎在住時(今は京都らしい)の海の幸豊かな食卓、しかも自炊。

そして、ご近所さんとの距離感。

「もの書きって、こういうふうに仕事して、こういうふうに人と会ってるんだ」

という生活も垣間見られ、どんどん読んでしまいます。

知らない魚の名前がたくさん出てきたり、昭和の生活のにおいがしてきたり

こういう生活もあるのねえ、としみじみする。

いしいさんの摩訶不思議な小説の空気は

この生活から生まれていたのね、と妙に納得したり。

文章の雰囲気や見た目によらず、ちらっと見せる毒がまた良い。

 

人との距離感、生活様式、食べ物選び、

私、マネできないなあ、と思うところもたくさんあるけれど憧れる。

あ、いちいちマネはしなくてよいですね。

ただ、この豊かな食卓を見習いたいと思って

今日は魚を食べようか、という気分にはなる。

午前中、まじめにものを書こうかという気分にもなる。

ひよこも学校始まったし、今、ぴよぴよは週1のプレに行っているし

それにここ半年くらい、自分の生活や健康を振り返らざるを得ない

出来事も、大小ちょこまかとあるので

自分自身の良いリズムをつくりたい。

 

ちなみに、『ごはん日記』は1~3まで出ています。

 


本の感想・欲張らない生き方

2010-11-15 17:14:40 | 本・雑誌

元来、几帳面ではなく

とちらかというと、テキトウでがさつな性質なので

ていねいな暮らしぶりを目にしたり

人が書いた文章などを読むと、我が身を恥じ入り

憧れと反省とあきらめのような思いでいっぱいになる。

ていねいな暮らしぶり、とは

物腰や言葉づかいの問題だけではない。

単純に、部屋がモデルルームのようにナチュラルで美しかったり

服や持ち物、食にもポリシーがあって、お金をかけていて

ブランドや有名な店について

情報をたくさん知っていて、というのとは違う。

「ていねい」というのは、暮らしぶりが華美、というわけではなく

どちらかといえばシンプル、質の良いものを選ぶ目をもち

生活になじませ、長く大切につきあうやり方。

あれもこれもと、迷わない、欲張らない。

そういう心持ちがあるかないかって、ちょっとしたところで出るんだろうな。

行動、仕事や人との関わり方にも。

がさつで、その場その場でバタバタと対応して

なんとか切り抜ける、そんなやり方がすべて悪いとは思わないし

そうやって鍛えられる部分は、たしかにある。

いま、ていねいに暮らしている人もきっと

ドタバタしたり、迷ってあれこれ手を出したり

自分がどうなるのかわからないままに

走り続けてきた日々があって、いまがあるのかもしれない。

痛い目にあったり、失敗をしてたどりついたのが

ていねいな暮らし、というなら納得できる。

そんなことを思いながら、読んだ本。

 

『今日もていねいに。』(PHPエディターズ・グループ)

『くちぶえカタログ』(静山社)

著者は、松浦弥太郎さん。

中目黒の「COWBOOKS」という本屋さんを経営し

雑誌『暮しの手帖』の編集長。

ものへのこだわり、日常生活のなかでの心持ち。

人へのやさしさ、心が行き届いた暮らしぶりが見えてくる。

その生き方を「主義」として振りかざしたり

「ファッション的」な見せ方だと、「ああ、またか」と思ったりするし

女性でこういう本を書く人は、べつに珍しくない。

男の人の目線でとらえられた「ていねい」は

なんかどきっとさせられたり、柔らかさの中にも頑丈さがあって

かっこいいなあと思う。

「この人が使っている、これがほしい」というんじゃなくて

「こういう考え方のできる人になりたい」と思う。

好き嫌いはあるかもしれないけれど

私はこの本を、ひとりでひっそりと読み

心の中の、ずっとふてくされていた部分が持ち直したりもした。

忙しかろうと、何があろうと、誰に何を言われようと、傷つけられようと

どうでもいいやと投げたり、ていねいさを捨ててはいけない。

暮らしも仕事も人に対しても

そして、自分に対しても。

もともとの性格がなせる業、というだけでなく

ていねいな生き方は、築き上げていくものなんだろう、と思う。

だったら、私にもできる・・・、かも。

 


夏の読書にどうぞ?

2010-08-10 01:25:55 | 本・雑誌
読者がいっこうに増えません。


少し前のブログで紹介した
インテルとマガジンハウスのコラボ企画、
「あなたを作家にするプロジェクト」。

ネット上の書斎に作品をアップして
みんなに読んでもらう、っていう。

新しい書き手が登録すると、
自分の作品がどんどん画面の書棚の
下のほうに行ってしまって
ちっとも人の目に触れない、
そういうシステムになっているのですね。


ブログパーツが貼れるしくみはあれど
このブログ、対応していないようで・・・
スムーズに私の作品に飛んでもらうことができない(涙)。

そこで、荒業を。

エイっ!

『オトナセンチメンタル』(kyoca著)

http://www.intel.co.jp/jp/tomorrow/index.htm#/book/read?isbn=5784838768029&chapter=1


私が掲載している作品、
『オトンセンチメンタル』の
表紙や目次をすっ飛ばして
いきなり1篇目の作品に飛びます。
(たぶん…、飛ぶはず)

左右の矢印操作し、続けて読んでみてください。

そして、下にある「お気に入りに登録」を
クリック!!

これで完璧ね。
なにがって?

読者を増やす、ま・ほ・う!


このブログのブックマーク、
「オトナセンチメンタル」からだと
インテルの企画のトップページから入れます。

「詩歌」の書棚の、現在、まんなかヘンにあります。

眠れぬ夜の、読書にどうぞ。

調子の出ない朝にもどうぞ。

暑くて参ってる昼下がりにもどうぞ。


いつでもどうぞ。


オトナのセンチメンタル、あります

2010-07-18 15:40:25 | 本・雑誌
外に出るのもためらうほどの暑さはイヤだけど
いまの時期から晩夏にかけて
精神的にはわりと活性化される気がします。

夏生まれだから?

良くも悪くも心が過敏に、敏感になり
考えたり、感じ取ったりするのにはいい時期。

クーラーを切って
窓を開けて風にあたった瞬間とか好きです。
なにかに触れた気がする。
そのあとまた、クーラー付けちゃうんだけど。


インテルの「あなたを作家にするプロジェクト」
知ってますか?
マガジンハウスとのコラボです。

登録するとネット上に自分の書斎を持って
作品を執筆、発表できますよ。
途中の編集可能で、執筆途中でもOK。
すでにたっくさんの人が、作品公開中。
ジャンルはなんでもOK。
興味のある方、のぞいてみては。


いま、ここで作品を公開中です。

http://www.intel.co.jp/jp/tomorrow/index.htm#/book/bookshelf

作詞ではなく、詩歌です。

「詩歌」の書棚にある


『オトナセンチメンタル』(kyoca著)


ぜひぜひ読んでみてね。

このブログのブックマークのところにも
入っているので、そこからでも。


なかなか読んでもらえないうちに
書棚の下の方に追いやられているので
(新しい作品が発表されるとどんどん下に行く)
助け出してください(涙)。

気に入ってもらえたら、お気に入りをクリック!
すると、人気ランキングに反映されるんですね~。

感想&愛読者、募集中です!


先日、初めてお一人、お気に入りに入れてくださった方が。
どなたかわからないけれど、ありがとう~。
しかし、まずは本を開いてくれる人を
増やさねばという状況で、厳しいの。

作詞やライターの仕事では書くチャンスのなかったテーマ、
表現しづらかったことを書いています。

最近、あまり発信できていなかったので
良い機会と思い、作品を出してみました。
これはまあ
「がんばれ自分、プロジェクト」でもあります。

応援、お頼み申します。



断捨離、しよう

2010-07-15 11:27:38 | 本・雑誌
たぶんこの1年以内に引っ越すことに
なると思うんですね。

今の家に引っ越して、約5年。
家族が増えたから当然だけど
ものが猛スピードで増え続けた。

日ごろから、なんとかしなくちゃと
思いながらもなかなか捨てられない性格。

で、なにげなく手に取った本が
いま、すごく売れている

『断捨離』(やましたひでこ・著 マガジンハウス)

世にあまたある収納・片付け情報でも
劇的になにか変わったわけじゃないし
それほど期待してはいなかったんだけど
この本は、なにか違った。

意識が変わる、とでもいいましょうか。

「もう必要ないのにとっておくものには
使われないまましまい込まれる、うらめしいオーラが」

「片付かないもののために、いつまでもイライラしたり
悩んだりするのは時間がもったいない」

「来客用にいい食器をしまい込むのではなく
自分達がふだんから厳選されたものを使うべき」

「収納というのは、ある程度持ち物が絞れた段階で
やるべきこと。まずはものを減らさないと」

(本を正確にではなく、自分流に噛み砕いた表現もあり)

あ、そうか。そうだよね。うん。


対処しきれない量のものを抱え込むことは
スペース、時間、悩み損ってこと。
たしかに、いくら収納グッズ買っても
それがまた無駄になる、という経験あり。

買うときに、本当にそれが必要か
熟考することが大切、と。

そして、厳選した良いものを持つことで
自分をランクアップさせる、
ということらしい(…でよろしいでしょうか)。


片付けに対するモチベーションが
上がる気がした。

正直、素直に受け入れられない部分も。

常に「お気に入りトップ5」のものを持ち
新しいものを買ったら、入れ替えていくことで
自分がランクアップする、的な内容は
理論としてはとてもよくわかるんだけど
うーん、なんか引っかかってしまう。

ランクアップ、という言葉の問題なのか
なんとなく、「ほら、こんなステキなワタシの
こんなゆとりライフ、見て、見て、」
みたいな、表面的な雑誌のグラビア写真みたいな
イメージを持ってしまって。
これ、もう流行から外れたから、いらないわ、ポイして
新しい、ランクアップした私、みたいな感じがしてしまう。

トップ5はまあ、一応の目安ということだろうし
入れ替えるサイクルも、年単位だろうけど
日々、あっちからこっちから、ものが流れ込んで
いつもいつも仕分けしていられるほど暇でもない。

ランクアップ、というと
ウソでしょ、これ? って思うような
別世界のお部屋で、きれいなワンピース着た
ステキな奥様の写真が浮かんでしまうのね。
この人、日々子どもが持ってくる
幼稚園からのお知らせやら絵やら
折り紙やら手紙やらは
どうしてるわけ? と。


こんなこと言ってるから、片付かないんですのね…。

でもこの本を読んで、少しだけど片付けました。
リビングのテレビ台の引き出し、2つ空いた。

恥ずかしながら、とんでもないものが出てきた。
壊れたCDウォークマン二つ、前に使っていた財布、
定期入れ、今使っている財布が入っていた空き箱、
前の前に使っていた携帯電話の取説。

これを取っておいて、どうしようと思ったのだろう・・・。

あと、雑誌20冊を資源ごみ。
スクラップしていた記事も、袋2つ分処分。
洋服もいけそう。

とはいえ、まだまだ、まだまだまだまだ、
決断しなければならない箇所が多々あり。

まあ、引っ越しまでにのんびりやりましょ。


あれもこれも読みたくて

2010-05-10 18:18:40 | 本・雑誌
ここのところの読書生活は
村上ワールドにひたりつつ
同時進行で、というか寄り道? つまみ食い?
といったら失礼なんだけど
ほかの本にも手を出しながら。

『1Q84』は、なんかまっすぐに読めない。
つまらないからじゃなく、すごく引き込まれるんだけど
章立てが短いので、いったんどこかへ行っても
すぐまた戻ってこられるので
大事に大事に読み進めてます。

村上さんの感性はいろんな場所に響いてきて
自分のなかの使っていなかった部分を
思い出すことができる。
私にとって、村上本はそんな存在。

で、よそ見している本2冊。

たまたまだけど、どちらもほっとできるタイプ。
深呼吸のようなタイミングで読む。


『生協の白石さん』
(白石昌則 東京農工大学の学生のみなさん 講談社)

大学生協の職員、白石さんが
学生たちの要望などに答える「ひとことカード」。
その誠実でユニークな回答が
数年前に話題となり、書籍化。

生協の商品に関係ない要望とか質問とか
無視してもやむを得ないと思われるカードに
ジョークをまじえ、ときに真剣に向き合う。
ご本人は一生懸命答えているんだけど
へんに肩に力はいってないし、説教じみてもいない。
保健室の先生みたい。
担任の先生には聞かないけど
この人なら聞いてみよう、話してみよう、
という存在かな。

本になるなんて思って回答してないし
ウケたい、という計算もない。
白石さんご本人が、自分の回答が話題になっていることを
ネットを見て知り驚愕するくだりが
なんとも微笑ましい。
あとがきの、「これはどっきりではないか」と
いまだに思う、というのも。

大学生協、懐かしいなあ。行きたい!
CDや書籍10%割引とか、うれしかった。
どこの大学にも「ひとことカード」的なものは
あるそうだけど、全然気づかなかった。
あったのかなあ。


そしてもう1冊。

『あたまのなかにある公園。』
(糸井重里 東京糸井重里事務所)

「ほぼ日刊イトイ新聞」で
糸井さんが1年間にわたって書いてきた
つれづれなる思い。
人と出会って、仕事を通して、家族のなかで、
日々糸井さんが考えていることをまとめた本。
エッセイのような、日記のような、メモ書きのような。
(ただし、すごく内容の濃いメモ書き)

ブイヨン(愛犬)とのショットもたくさん。
いいお父さんとお母さんだ。
愛ある家族。

これは最新刊で、すでに3冊出ていました。
装丁や紙質にもこだわりが。
荒井良二さんの装画がピッタリ。

本屋さんではなく、ロフトで出会った本。
まずタイトルで、ぐっときましたねえ。
そう、みんな自分のなかに
公園をもっているんだよ。
通り過ぎてたり、工事中だったりすることもあるけど
たしかにあるんだよ。
ブランコも鉄棒も砂場もすべり台もね。
こいでみたり、ぶらさがってみたり
ベンチでもの思いにふけってみたり
ずっと砂いじりしてみたり。
そんな心と頭の動き、すべてが自分。

メモでもなんでも、書くことは心に効く作業。
私も思ったこと、感じたことを
もっとちゃんとつかまえておこうっと。
今年の手帳は、TVで見た糸井さんに影響されてるし。
(ほぼ日手帳じゃないんだけど…)

あれこれ手を出し、白石さん以外は
まだ読み終わってないです。

今夜もまた、本を枕元に。
そしてまた、寝不足に。
ホント、毎日いつも眠い。