salt&pepper days 

ともすれば、子どもとの時間に埋もれそうな日々。でもやりたいことは他にもいっぱい。刺激を求めて悪あがき中。

伝わりますように

2008-12-28 23:55:31 | 作詞
先日、知り合いに頼まれて書いた詞、
歌入れとミックスが終わり、手元にCDが来ました。

以前、ここでも少し触れましたが
作曲の方が、ある映画を見て衝撃を受けたことが
この作品が生まれるきっかけとなりました。

『闇の子供達』という
タイの人身売買や臓器売買をテーマにした映画。
詞を書く前に、私も見に行ってきました。
(ちょっと前なので、現在は一部の映画館でしかやっていないのですが)

人身売買も臓器売買も、話としては知っているけれど
フィクションとはいえ、映像で見せられると…。

この話は、臓器を買う側の立場も描かれています。
自分の大切な人が、臓器移植しか助かる見込みがなかったら?
売買自体はあってはならないことだけど、
じゃあ、手段を選ばない人間を非難できるか。

自分が売られること、臓器を奪われること、
それを知らずに売春宿にやってきた子供たちの心。
体の傷とともに、心がどんどんすりへっていく様子。

貧困や紛争の犠牲になる人々の話は
いろいろな映画になっていて
見るたびに衝撃を受けては、何もできない自分もいて。

クリスマスやお正月など
本来、楽しいことがたくさんある時期、
ふいに届いたCDを聞きながら、考えてしまいます。

唐突ですが
詞を書くことは、ある意味ではエゴなんですよ。
と、思う。

シンガーソングライターではないので
想いをストレートにぶつける書き方はしないし
主義主張、なんて立派なものではないけれど
それでも、どんな詞を書くにしても
どこかに自分自身が出てしまう。
おこがましくて、恥じ入ることもあります。
けれど、そんな「勝手な使命感」がエネルギーになることも。

「自分の名前を売りたいとかよりも
この現実を知らせなくては、という思いで曲を作った」

今回の詞は、映画を見て心揺さぶられた
作曲家の方の、そんな熱い思いに応えたい気持ちと
映画を通して「現実を知ること」の大切さが
伝わればいいな、という思いの作品。

この作品がどんなふうに出て行くのか
ちょっと不確定要素が多く、未定なのですが
どんな形であれ、必要な人のところに
届けばいいなと願っています。

思いを書き連ねるだけでなく
伝えるべきことを伝えられる、芯のある作品に
来年も関われたら、と思っています。


サンタさんになろう

2008-12-24 23:12:35 | 出来事
「意地悪する子のところに、サンタさんは来ないよ」

ママの言葉で心がしんとした。

今夜はクリスマスイブ。

サンタさんは今、お空のどのあたりにいるのかな。

僕のこと、見てるだろうか。

「ごめんなさい」

あとちょっとで言えそうだったのに。

妹の頭をぶちました。

ママにあっかんべえをしました。

おもちゃを出しっぱなしにしました。

うまく字が書けないからペンを投げました。

ごめんなさい。ごめんなさい。

プレゼントはほしいけれど

意地悪な子はもらえないって、ママが言った。

だったら僕はもらえない。

ごめんなさいって言える子にしてください。

そしたら来年はプレゼントもらえるかな。

ふとんをかぶったら涙もあったかくなった。



 悲しいさみしい思いをしている子はどこかな。

 涙で胸がいっぱいの子が、いなくなりますように。

 みんなのところに行くよ。

 悲しい悔しい涙の子のところにも行くよ。

 僕にだってミステイクはあって

 誰かを悲しませたり 傷つけたりしてしまうんだ。

 そのかわりって言っちゃなんだけど

 世界を笑顔をいっぱいにできたらいいなって思うんだ。

 大切な人が笑ってくれたら

 君だってうれしいでしょ。

 

目が覚めた。

パパとママがおはようと言った。

みんな笑ってる。

サンタさんは僕のところにもやってきた。

今日はクリスマス。

僕もサンタクロースみたいになろう。

娘の恋路を邪魔する気はないのですが

2008-12-16 00:58:20 | 出来事
風邪ひいたりしているうちに、12月半ば。

まだサンタの準備もできてないのに。

ひよこったら、プレゼントのリクエストが日替わりで
サンタ(私と夫)、困っちゃう。

さて、12月の課題は「大掃除」と「年賀状」。

毎年のことなのに、なかなか手をつけないのも
両者共通ですね。あ、うちだけですか。
しかもプリンター壊れたし。
こちらは週末に新調いたしましたが
肝心の年賀ハガキ買ってないことに、今気づいた。

そして、大掃除といえば、こんなことが。

ひよこの保育参観のとき、Yくんのママから
「このあいだは、どんぐりをありがとうございました」と。

ん? どんぐり?

あっ、そういえばひよこが
「どんぐり、Yくんにあげるから、入れる袋ちょうだい」
と言っていたっけ。あれ、本当にあげたのね。
ちなみにYくんは、ひよこのBFです(笑)。

さらにYくんのママが
「あのどんぐり、鶴のお礼ですよね」と。

へ? 鶴??

おお、そういえば!
数日前に、ひよこの交わした会話を思い出した。

「これ、Yくんがくれた。Yくんが折ったんだって」
折り紙の鶴を私に見せるひよこ。

「え? Yくんが折ったの? Yくん、鶴折れるかなー」
(4歳で鶴はムリだろー。ひよこの話はどこかトンチンカンだしと思う私)

「でも自分で折ったって言ってたよ」

「そうなの? すごいねー」(半信半疑)

そのときは、あまり深く考えなかったけど
あの鶴、本当にYくんにもらったのか!
Yくんのママに確かめてみた。

「Yくん、自分で鶴折ったの?」
「そう。ひよこちゃんにあげるって言って、一生懸命、覚えて」

その話を聞き、感激しながら青ざめる私。

なぜならなぜなら。

鶴をね、捨てちゃったのよ~~~。

2、3日して、ちょっとぐしゃっとしてきちゃって
さらにひよこが広げたりしたから
原型を留めてないし、もういいか、と…。

きゃあああああああああ。

そんなことはYくんのママには言えない。
幸い、ひよこは気づいてない。
もう、鶴とYくんが結びつくような話はするまい。

そんなわけで、たまに思い切って捨てると
ろくなことない、というエピソード。

Yくんとひよこは相変わらずラブラブなようで
Yくんのママによると
「ひよこちゃんのことが好きで好きで
幼稚園バスに乗るとき、二人でアイコンタクトして
Yなんて、私に手を振ることも忘れるくらい」
だって(笑)。
アイコンタクトで、何を伝え合ってるんだ。

しかしですね、Yくんはお引っ越しで
2学期で退園なのです。
さて、年少さんの恋の行方はいかに!?