salt&pepper days 

ともすれば、子どもとの時間に埋もれそうな日々。でもやりたいことは他にもいっぱい。刺激を求めて悪あがき中。

毒吐いてやる~、2010

2010-12-31 11:10:49 | 出来事

Kちんと、中目黒散策。

年末、おやすみに入るお店も多く

カフェ難民になり、散策というより放浪?

行き着いた当たりカフェについては、また後日。

だって、だって、その前に。

今日で今年もおしまいなので、毒出しを!!!

 

2010年は、人生の決断、というと大げさだけど

家を買うとか作詞の事務所のこととか

大きな決断が多い年で、それにともなって

衝突やトラブル、きつい思いもいっぱいでしたねー。

言わなくていいこと言って、傷つけたり傷ついたり。

身近な人にも、他人にも、

一生、忘れられないんじゃないか、というくらい嫌なことも言われた。

自分も言ってしまったと思う。

毒を吐いたつもりが、自分に毒がまわる。

それでも吐いてしまうのが、自分の弱さなんでしょう、と思う。

吐いても吐いても、まだ毒を出し切れないのも。

 

いいじゃん、毒まで食らってやろうじゃん。

そうやって進んでいくのもまた、人生。

なんてねー。

 

何を言われても、やめられないことや、変えられないことがある。

変われない自分を責めて、ダメになるくらいなら

変えなくていい、と思った2010年。

 

来年も、作詞もやるし、ライターもやるし、絵本も小説も挑んでいく。

それを、ぶれているととられても仕方がないと開き直る。

「作詞も絵本も小説もルポも、全部表現方法が違うのに

どれもやりたいなんて、おかしい」と激しく責められた。

作詞で求められる内容やテーマと、

私が小説や絵本で書きたい内容が違うから、

表現方法、媒体を変えざるを得ない、と言っても理解されない。

出版に関わり続けてきた私に

「自分はあなたと同じか、それ以上に出版について知っている」

というけれど、その理由が「作家の知り合いがたくさんいる」とか

「発行部数1万5000部の雑誌でコラムを書いていた」

ということを根拠に堂々と言われても・・・。

ああ、そうですよね~(笑)、という感じになってしまう。

 

「力があれば、どこかで結果を残せているはずだけど、

あなたの実績を、私はうかがっておりません」、と言われた。

事実だから仕方なく、何もいえないけれど、悔しくて本当に腹立たしい。

人の状況、人格無視して、どんな仕事をしてきたか

知りもしないでずいぶんな物言いでは。

 

結局、結果がすべての世界。

結果出さないと、何を言っても負け惜しみと笑われる世界。

ほかのこと犠牲にして、作っている人がたくさんいる世界。

そういう場所で、生きていこうとしていること。

本当にそれをのぞんでいるのか、と自問自答。

 

そうしないと出来ないというのも

貧しく、悲しい世界だなと思ってしまうから

向いていないのかもね。

 

それならそれで、自分のやり方でやっていこう。

先人のやり方が、すべてではないでしょ。

これまで実績ある人たちに敬意を払いながら

同じようにやるのではなくて

自分には自分の環境があり、そのなかでベストを尽くす。

 

来年は、今年のこの変化の影響が

続いていくんだろうなと思う。

年が明ければ、引っ越しもあるし、作品を見てもらう準備も。

やることがたくさん。

 

他人になに言われても

やろうと思えるもの、手放せないものがはっきりしたから

覚悟もしなければならない。

 

これからも、仕事でもプライベートでも

いろんなこと言う人に会うでしょう。

毒もまわるでしょう。

それでも、他人に振り回されない、強さを。

強情ではなく、しなやかな強さを。

 

毒が全部、悪いわけじゃない。

そんなことにも気づいた、年の瀬ギリギリ。

そんなふうに思えたのも、昨日のKちんとの語らいのおかげ。

 

毒吐いて、毒まわって、それを力に変えられるか。

毒から花を咲かせても、いいでしょう?

 


特別なものもの

2010-12-30 01:20:30 | 出来事
神奈川県民ホールであったコンサートに行く前、
元町の喜久家に寄る。

良い意味でいつも飾り気のない店内、
でも混み合ってる。
クリスマス、年末年始と、
ここのお菓子はたくさんのおうちのテーブル、
そして帰省のお土産として
いろんな人の元へ行くのでしょう。


家で子守留守番の夫に
ラムボール購入。

でかっ。

1個で食べ応え十分。

ラム酒たっぷり、しっとり。
マロングラッセのような食感。
酔いますね。
クセになる。

お酒飲めない私は、途中で不安になるくらい。
でも平気。
1個は食べきれる。

心が満たされるデザートって、ちょっと特別。
ケーキなら、どれでも良いわけではないのです。


音楽もね。

さすが、ラムボール。

さすが、ASKAさん。


言葉は刃、そして愛情

2010-12-23 01:42:47 | 出来事
ずいぶん更新が滞ってしまいました。

ここ3ヶ月ほど、仕事で打ちのめされ
心身ともに落ちてたり
家でもバタバタすることがあり
何度か更新しようとしたんだけど
思いっきりひとりよがりな内容になってしまったので
そういうのはすべてボツ。

やっとふつうに書けるかなあ。

と思ったら、もう年末じゃん。


ここ数ヶ月のこと、
言葉で仕事してるくせに
その言葉で、ずいぶん失敗してしまった。


そこから得た教訓を、今年のまとめとして。


作詞の仕事でお世話になっていた事務所との
専属契約をやめて
新しい環境で書くぞ、と思っていた際、
これからどうするか、迷っていたときに
アドバイスいただいていた作家さんとトラブル。

ずいぶん怒らせてしまったようで
これでもか、というほど全否定されて
ここ最近ないくらい、落ちました。

そして教訓。

「世の中には乗っていい挑発と、乗ってはいけない挑発がある」


私の言葉が足りないと
「作詞をする人が、ちゃんと伝えられないのはおかしい」といわれ
あれこれ誤解を解こうと説明すればするほどこじれ
「あなたは業界で確固たる地位のある人間(本人談)に
ものを言っているんだよ」
と、口を封じられる。
そんなだから、ダメなんだと
あれやこれや、前のことまで持ち出して
ヒステリックに人格全否定。
愛のムチ、だと思っていたら
マジな攻撃だった、と
もっと早く気づけ、自分。

私の距離の取り方もまずかったし
相手の言うことを素直に受け入れない
失礼な態度があったのは認めます。
その点は、謝りました。


あれこれ言われても、食らえついていくくらいの
打たれ強さが仕事する上で必要だと
常日頃思っていたけれど
冷静になれば、相手の言葉にカッとなって
他人に理解してもらう必要ないことまで
説明してわかってもらおうとしてしまった。

相手はべつに、挑発するつもりではなかっただろうけれど
私が勝手に乗っかってしまった。


乗っていい挑発も、あると思うんです。

その程度言われてつぶれるくらいじゃ
ダメだよね、っていう本気度を試される類のもの。

でも今回は、そこを見極められなかった。

ずいぶん落ちて、自分を責めて
でも卑屈になるほど、自分は間違ったことを
言っていない、とも思ったり
(こういうのが、相手にしてみればカンに触るんですね)
もう詞を書くのも離れたい、くらい思ったけれど
最終的に浮上するきっかけは、詞を書いたこと。

専属契約は結ばないと伝えたけれど
前の事務所がコンペに声をかけてくれた。
3曲中、1曲採用。
世の中に広く流れる曲ではないけれど
音源を聞いて、「この曲に詞を書きたい」と思った。

職業に貴賎なし、というように
真剣に作っている作品にも、貴賎はないと
今回の一連の騒動(?)で思った。
メジャーな作品をある程度書いていないと
プロとは認めないと、散々いわれたけれど
そうなんだろうか。
メジャーかどうかという点は
作品の優劣に関係ない、そんな単純じゃないと
いまの音楽業界を見て思う。

しょせんその程度のレベル、
その程度の気持ちでやってる、と思われても
それは他人の思うこと。
私はどんなマイナーな作品のコンペでも
手は抜いてこなかった。

誰かの言葉にイラついて、あおられて
浮き足立ってしまう、というのは
もうやめたい。

そして、いろいろ言われたからといって
相手のことを悪く言うのもやめたい。

嫌っても、何かいいことあるとは思えない。
とらわれ続けて、苦しいだけ。

言葉で仕事をしてきたし
これからもしていくつもりだからこそ。

編集者一年生のときに、大先輩から言われたこと。

「言葉は人を傷つける刃にもなる」


そして、人生の大先輩から言われたこと。

「言葉は、愛情だよ」


・・・まだまだ未熟です。