黒古一夫BLOG

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いよいよ発刊されます――中国レポート『葦の隋より中国を覗く―「反日感情」見ると聞くとは大違い』

2014-10-28 04:33:55 | 仕事
 いよいよ、僕の2年間の「中国体験」が、『葦の隋より中国を覗く―「反日感情」見ると聞くとは大違い』という形でまとめられ、来月中旬に発刊されます。
 初めは、『中国体感・大観』というタイトルにしようかと思っていたのですが、このタイトルは気に入っていたのだが、原稿を下書きしている時に、ふとこのタイトルは小田実が20年以上前に使っていたことを思い出し、また僕の中国体験記は「武漢」という1都市で大学教師をした見聞に過ぎないことも考え、「解放」に中国の少数民族について書いたときに使ったこの表題にしました。
 この本については、ゲラ校正で忙しかった途伝えたことがありましたが、先週末に「再校」が出て、その修正を土日で行い、昨日「表紙のラフ」もできてきたので、「予告」の意味も含めて、この欄で紹介する次第です。詳しいことは刊行されたらまた書こうと思っていますが、今回はとりあえず「目次」だけをお知らせしたいと思います。

 >『葦の隋より中国を覗く―「反日感情」見ると聞くとは大違い」
<目次>
 序  「見る」と「聞く」とは大違い
 第1章「反日感情」と中国の大学
  1.煽られた領土問題
  2.「反日ドラマ」と中国のテレビ
  3.中国の大学――「受験競争」と「エリート主義」
  4.義務づけられた「軍事訓練」
  5.「先進国」中国と留学生・国際交流
  6.「少数民族」問題
 第2章 葦の隋から見た中国――武鑑での生活から
  1.儒教の国
  2.高度経済成長とその影
  3.市民・大学生の生活
  4.学生たちの「恋愛・結婚」事情
  5.武漢・我が生活
 第3章 現代中国学生事情
  1.「村上春樹」熱
  2.留学と就職のむずかしい状況
  3.大学院事情・番外編――拙宅での合宿
  4.日中関係を反映した「日本語」の普及
  5.もう一つの「日中友好」
  6.日本文学研究の実情
  7.本を読まない・読めない学生
  8.書店・出版社・コピペ文化
 第4章 中国あちこち見聞記
  1.黄鶴楼・江灘・東湖・湖北省博物館
  2.帰元禅寺・宝通禅寺
  3.青島から曲阜への旅
  4.南京への旅
  5.上海への短い旅
 その後――あとがきとして

 以上ですが、版元(アーツアンドクラフツ社)のご厚意により、「僕のブログで見た」という人には">、「定価1620円→1400円(送料無料)」font>で購入できることになりました。興味のある方、是非手にとって読んでいただきたいと思います。たぶん、他に類書のない本だと思います。ご注文は、葉書でも、電話・FAXで可能です 
 <アーツアンドクラフツ社>
 住所:東京都千代田区神田神保町2-2-12 サンエスビル3F
 電話:03-6272-5207
 FAX:03-6272-5208

よろしく願い致します。




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