黒古一夫BLOG

文学と徒然なる日常を綴ったBLOG

ジャガイモの種植え

2009-03-22 10:38:13 | 仕事
 当地の「農事暦」によると、ジャガイモの種植えに最適な時期は「お彼岸頃」となっているので、暦に従って毎年この時期に種植えをしているのだが、今年は僕がジャガイモ作りに熱心であるということを聞き及んだ友人から、「できたら送って欲しい」と言われていたので、70坪弱のささやか家庭菜園に17キロもの種を植える羽目になってしまった。
 それに先立つ2週間前、前年の秋に近くの市民公園から拾ってきた落ち葉(落ち葉の詰まったゴミ袋に水を入れて放置したもの)を15袋ぐらい畑に蒔き、それに牛糞、豚糞、鶏糞を加え、ホンダのコマメちゃんで鍬込んでおいたのだが、種を蒔く前にもう一度耕し、その上でサクを切り、そこに植え込む作業、不断あまり行わない中腰の姿勢を長時間するので、結構疲れる(実は、作業中はそれほど苦痛は感じないのだが、作業が終わった段階で、股、腰の筋肉痛が始まり、今これを書いている1日後、2日後にその痛みはピークを迎える)。
 今年は、近所のお百姓さんのアドバイスを受け、今まで作っていた「男爵」(5キロ)「メークイン」(6キロ)に加え、今まで作ったことのない比較的新しい品種の「キタアカリ」(6キロ)を作ることにしたのだが、幸いお彼岸でお墓参りに帰郷していた二女が手伝ってくれたので(二女も今朝起きたときから、腕が痛い、足が痛いと筋肉痛を訴えていた)、家人と僕の二人でやるよりは相当時間的には効率よくできた。
 収穫は6月頃になるのだが、今から楽しみであるが、これから暖かくなってからの草取り、土寄せ作業のことなどを考えると、スーパーや八百屋で買う方が見映えも良く値段(経費)も安いのかも知れないが、一応完全な形での「無農薬・有機農法」栽培で作るので(と言いつつ、鍬入れた牛糞や豚糞などの大元で農薬やその他の薬品が使われていたら、そこまでは探索できないので、「一応」という言い方しかできないのが、残念である。100%「無農薬・有機栽培」で野菜ができたら本当に嬉しい)、できたものも「おいしい」はずだ、と思って作っているのだが、幸い、お世辞かも知れないが、おいしいから「わけて欲しい」「送って欲しい」という人が増えているので、何だか張り切ってしまうのである。
 それにしても、20日のお彼岸(中日)に僕の実家と家人の実家の二軒分のお墓参りをしてきたのだが、その途次目についたのは、荒れた梅林であり、枯れた雑草に覆われた休耕田があったりして、農村が確実に疲弊してきていることを実感した。この間ずっと「ノー政」と言われる「農政」に振り回されてきた農民たち、全国的には元気な人もいるようだが、北関東(群馬)の様子を「外」から見る限り、農村は疲弊しているのではないかという実感を強めるばかりであった。こんな現状では、「食糧自給率40パーセント」を改善することはできないのではないかと思った。繰り返すことになるが、僕らはもう一度「食」の原点に立ち戻り、輸入した食料の悪口(例えば、中国産の餃子や野菜などについて)を言う前に、自分たちの食のことを真剣に考えなければ行けないのではないか、と思う。
 閑話休題。
 これからは、「晴耕雨読」的に、狭い家庭菜園の中で、いろいろな野菜類を作るのが楽しみである。4月始めの里芋の種植え、そしてその後のビタミン菜など諸々の野菜が続く。今年はきちんとニンジンを作って欲しい、と言われているので、頑張らねば。

 写真は我が家のじゃがいも畑です。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いつも拝見しております (橋本)
2009-03-24 18:17:13
>輸入した食料の悪口(例えば、中国産の餃子や野菜などについて)を言う前に


ごく簡単にまとめた内容のようですが、以下の記事がお勧めです。

「中国食品はこれほど安全」

http://srkanemaru.at.webry.info/theme/7d4341299d.html
返信する
Unknown (Unknown)
2009-03-26 19:08:47
最近の小沢一郎と民主党をどう思いますか?
返信する

コメントを投稿