
今年から国産稲わらの回収を始めた。
久しぶりに気象条件に振り回される回収シーズンを経験した。
年間必要量の20%程度であるが、その回収に満足している。
晴天日が続けば問題はないが、目前に雨の予測があれば、気持ちが焦る。
仕舞いには、秋雨に打たれ、それでも多少無理して回収する。
幸いにも、新築牛舎が建ったばかりで、まだ半分は空いていて助かった。
日当たりの良い牛舎のフロアーに並べて、真新しい換気扇を回転させることによって、思いの外、良好に乾燥した。
乾ききったものは、当初の保存用の場所に移動する。
初年度の回収が漸く終わった。
写真の稲わらは、縦横の大きさが1mのもので、耕種農家がベールして大型トラックで5台ほど送り届けたものである。
最初の3台は、乾燥度が悪く、雨天日には発酵熱を出して黴びた。
しかし、写真のようにパレットに載せて並べていたら、黴びも飛び、うまく乾いている。
これなら、1年後には安心して給与できそうである。
リタイヤしたある獣医師によれば、最近は、牛糞を厩肥のまま散撒することは無くなったから、肝テツの心配はないと言う。
考えてみれば、牛を飼う農家も近在には見あたらず、堆肥は、数回発酵させて完熟させたものを、利用して貰っている。
このところのわらの回収で廻る水田沿いの側溝では、ヒメモノアラガイが列を成していた。
それを見ると、なかなか安心して肝テツの心配を払拭できない。
時期のくるを見て給与を開始せざるを得ないと思う。
それにしても、稲わらを回収するのには、かなりの労力の負担が伴うが、わらの保管場所に苦慮する。
輸入わらであれば、1月分ずつ導入すればいい。
一括回収となれば、その分を短期に回収するために、これまでの約10倍のスペースが必要となる。
新たなわら小屋の算段が待ち受けている。
(^o^;)/
稲ワラの収穫は牧草と違って稲作農家さんとの連携プレーになるのでしょうか?
お疲れ様でした。
隣の牧場での牧草の収穫(たまに駆り出されてました。)を見て何度か思った事があります。
常に天候との闘い・重機類の燃料代や修理代・何よりもその間牛の観察がおろそかになる事等を考えると、
本当に経営上プラスなのかとの疑問です。
大きなお世話ですが…。
f^_^;
うちはハセガケして人がまるったのを集めてますよ。。。でも利点は脱穀するまで濡らさず干してあるんでかなり乾いてます。
当方の水田はヌカル田んぼが多いのでベーラーがささって脱出できなくなってしまうんです^^;
また中山間で広大な水田は皆無ですorz
藁の保管は大体牛舎が二階建てで一冬そこで熟成というかカンテツの予防ですね。
来春から牛たちの食卓に上ります
piyoさんのおっしゃるとおり経営にプラスになるかははっきり言って分かりませんね
でも無いとあったじゃ藁でもあるほうが無いよりは助かります。牛の観察は・・・藁運びに行ってる間に勝手に牛舎から出て山を駆け回ったり、水道壊されてたりいい思い出は無いですw
稲わら回収は農家と連係プレーかとのことですが、それが違うのです。
農家は、農作業を受託する組合に委託して米作りをしています。
わらの回収は、その受託組合と連携して回収しています。
農家は、全ての工程を受託組合まかせの状態です。
こちらとしては、その方が効率よく回収できます。
肥育用の稲の回収は、損得ぬきで、大事なことだと考えています。
加熱したわらは、品質がかなり悪いため、国産品の加熱しないわらを与えることは、牛にとって大事なことと判断して回収を決断しました。
本格的な回収は、来期からになります。