私には22歳のお友達がいます。
彼は、私の大切な友人の息子さん。
年は私よりずっとずっと若いのですが、一緒に話をしていると
同年代、もしくは年上の方と話をしているよう。
人の話をよく聞き、思慮深くて、知識が豊富で
芯が通っていて、そして不思議な人。
アメリカンインディアンの言い伝えの「虹の戦士」を思い出してしまいます。
その彼には、原発事故の随分と前から(つまり彼が10代の頃から)
原発のことについて、いろいろと教えてもらっていました。
そのリスクや代替えとなる自然エネルギーのこと、
複雑に絡むいろいろなこと。
そして彼は、「何かに反対する」「戦う」とは逆のエネルギー、
つまり、ガンジーと同じハンガーストライキによって、
原発反対の意思表示をしていました。
(それは少なからず、世の中の大人たちの心を動かしていました)
そして、彼のお母さんである友人のnaomiさんからも
大切なことを教わりました。
それは、食べ物のこと。
食べ方、食事療法、という以前の、もっと根本的なこと、
作物自体のことです。
F1種という言葉もnaomiさんから教えてもらいました。
F1種とは、在来種と違って、交配によって作られた種のこと。
収穫量が多くなるようにだったり、害虫に強くなるようにだったり、
収穫の利益の為に改良された種のことです。
でもF1種は一代限りの種なのです。
二代目が出来ることはほとんどない種。
つまり、世代を超えて生命の受け渡しをすることができない種です。
生命の受け渡しが出来ない種だなんて、
それは自然の摂理に沿っているのでしょうか?
また、そんな種から出来た食べ物を食べた私たちの生命力、
生命を受け渡す力に影響はないのでしょうか?
驚くことに、私たちの食卓に並ぶほとんどの作物が
このF1種なのです。。。
また、遺伝子組み換え作物(GMO)の問題もあります。
私は十数年前にライターをしていた時に
(その頃は食べ物、健康のことに全く無頓着でしたが、
それゆえに体調を崩したのですが。。。)
遺伝子組み換え作物の取材をした方からいろいろとお話を聞き、
「遺伝子組み換え作物だけは選ぶまい」
と単純に思って、それだけは気をつけてきました。
そして、数年前、
naomiさんやその他環境や農業に関わっているライターの友人たちと出会って、
再び遺伝子組み換えの恐ろしさを知りました。
遺伝子組み換え作物を世に出しているモンサントという会社があります。
農家に「効率が上がって、儲かるよ!」と言って遺伝子組み替えのタネと、
その作物以外の雑草や生き物はすべて殺してしまう農薬をセットで売りつけるのです。
全ての植物を枯らしてしまう農薬ですが、
その農薬に耐性のある遺伝子組み換え作物だけは枯れないのです。
確かに農家の方にとってはこんなに楽なことはないのかもしれませんね。
でも、問題なのは、遺伝子組み換え作物は、
実は安全性が疑わしいものであること。
それなのに、世の中をそれらで埋め尽くそうとしているということ。
世界中の種苗会社を買収して、タネを支配し、
このままでは遺伝子組み換え作物しか出来ない世の中になってしまうということ。。。
そして、怖いなぁ、と思ったのが、
在来作物にこだわって作物を作っていても、
遺伝子組み換え作物に汚染されることがあるということです。
先祖から在来のトウモロコシを受け継ぎ守っているメキシコの農家一帯のトウモロコシに
遺伝子組み換えの作物が混じっているのだそうです。
トウモロコシのように受粉によって実を結ぶ植物の場合、
だれかがどこかで遺伝子組み換えのトウモロコシを買って、
それを食べた種が一粒でも落ちたとしたら、
遺伝子組み換え作物が出来る可能性があるのです。
わざと落とす、ということは考えたくないですが、
そういうことも出来るわけですね。。。
本当に考えたくない話ですが。。。
今、渋谷では「モンサントの不自然な食べもの」という映画が上映されています。
私も主人と観に行って来ました。
そして、涙が出ました。。。
ドキュメンタリー映画なので、
憤りを感じることはあっても泣くような映画ではないのですが、
なんだか涙が出てきました。
悔しさと悲しさといろいろな感情、
そして、そうはいっても、在来の種を守ろうとしている人たちが
必ず世界中にいる、ということに対する力強さと感動もありました。
この映画には多くの芸能人、有名人も足を運んでいるようです。
中には大物政治家の方もいらっしゃいました。
彼がどのような思いで来られたのかは不明ですが、
パフォーマンスとしてではないことを願います。
ぜひぜひぜひ多くの方に観ていただきたい映画です!
残念ながら、上映している劇場は限られています。
でも、お近くの地域で上映してないという場合は、
ぜひ、自主上映なども考えていただきたいなぁ、と思うのです。
近隣の映画館に上映してください、と頼んだり、
または、ミニシアターの設備があるところで
同志の方を募って自主上映されたり。。。
ホームページに
「勉強会、授業などのクローズドな上映会はご相談ください」
とあるので、
もしかしたら、勉強会などに貸出をしてくれるのかもしれません。
ぜひ多くの方に関心を持っていただきたいと思います☆
■「モンサントの不自然な食べもの」自主上映のご案内
私は震災以来、食べ物に関して、
放射能のことばかりが気にされていたことに、ずっと違和感がありました。
放射能よりも生命に影響をあたえるかもしれない作物を
私たちは知らずに食べているかもしれないのですから。
せめて映画のホームページにある動画だけでも観ていただければ幸いです☆
彼は、私の大切な友人の息子さん。
年は私よりずっとずっと若いのですが、一緒に話をしていると
同年代、もしくは年上の方と話をしているよう。
人の話をよく聞き、思慮深くて、知識が豊富で
芯が通っていて、そして不思議な人。
アメリカンインディアンの言い伝えの「虹の戦士」を思い出してしまいます。
その彼には、原発事故の随分と前から(つまり彼が10代の頃から)
原発のことについて、いろいろと教えてもらっていました。
そのリスクや代替えとなる自然エネルギーのこと、
複雑に絡むいろいろなこと。
そして彼は、「何かに反対する」「戦う」とは逆のエネルギー、
つまり、ガンジーと同じハンガーストライキによって、
原発反対の意思表示をしていました。
(それは少なからず、世の中の大人たちの心を動かしていました)
そして、彼のお母さんである友人のnaomiさんからも
大切なことを教わりました。
それは、食べ物のこと。
食べ方、食事療法、という以前の、もっと根本的なこと、
作物自体のことです。
F1種という言葉もnaomiさんから教えてもらいました。
F1種とは、在来種と違って、交配によって作られた種のこと。
収穫量が多くなるようにだったり、害虫に強くなるようにだったり、
収穫の利益の為に改良された種のことです。
でもF1種は一代限りの種なのです。
二代目が出来ることはほとんどない種。
つまり、世代を超えて生命の受け渡しをすることができない種です。
生命の受け渡しが出来ない種だなんて、
それは自然の摂理に沿っているのでしょうか?
また、そんな種から出来た食べ物を食べた私たちの生命力、
生命を受け渡す力に影響はないのでしょうか?
驚くことに、私たちの食卓に並ぶほとんどの作物が
このF1種なのです。。。
また、遺伝子組み換え作物(GMO)の問題もあります。
私は十数年前にライターをしていた時に
(その頃は食べ物、健康のことに全く無頓着でしたが、
それゆえに体調を崩したのですが。。。)
遺伝子組み換え作物の取材をした方からいろいろとお話を聞き、
「遺伝子組み換え作物だけは選ぶまい」
と単純に思って、それだけは気をつけてきました。
そして、数年前、
naomiさんやその他環境や農業に関わっているライターの友人たちと出会って、
再び遺伝子組み換えの恐ろしさを知りました。
遺伝子組み換え作物を世に出しているモンサントという会社があります。
農家に「効率が上がって、儲かるよ!」と言って遺伝子組み替えのタネと、
その作物以外の雑草や生き物はすべて殺してしまう農薬をセットで売りつけるのです。
全ての植物を枯らしてしまう農薬ですが、
その農薬に耐性のある遺伝子組み換え作物だけは枯れないのです。
確かに農家の方にとってはこんなに楽なことはないのかもしれませんね。
でも、問題なのは、遺伝子組み換え作物は、
実は安全性が疑わしいものであること。
それなのに、世の中をそれらで埋め尽くそうとしているということ。
世界中の種苗会社を買収して、タネを支配し、
このままでは遺伝子組み換え作物しか出来ない世の中になってしまうということ。。。
そして、怖いなぁ、と思ったのが、
在来作物にこだわって作物を作っていても、
遺伝子組み換え作物に汚染されることがあるということです。
先祖から在来のトウモロコシを受け継ぎ守っているメキシコの農家一帯のトウモロコシに
遺伝子組み換えの作物が混じっているのだそうです。
トウモロコシのように受粉によって実を結ぶ植物の場合、
だれかがどこかで遺伝子組み換えのトウモロコシを買って、
それを食べた種が一粒でも落ちたとしたら、
遺伝子組み換え作物が出来る可能性があるのです。
わざと落とす、ということは考えたくないですが、
そういうことも出来るわけですね。。。
本当に考えたくない話ですが。。。
今、渋谷では「モンサントの不自然な食べもの」という映画が上映されています。
私も主人と観に行って来ました。
そして、涙が出ました。。。
ドキュメンタリー映画なので、
憤りを感じることはあっても泣くような映画ではないのですが、
なんだか涙が出てきました。
悔しさと悲しさといろいろな感情、
そして、そうはいっても、在来の種を守ろうとしている人たちが
必ず世界中にいる、ということに対する力強さと感動もありました。
この映画には多くの芸能人、有名人も足を運んでいるようです。
中には大物政治家の方もいらっしゃいました。
彼がどのような思いで来られたのかは不明ですが、
パフォーマンスとしてではないことを願います。
ぜひぜひぜひ多くの方に観ていただきたい映画です!
残念ながら、上映している劇場は限られています。
でも、お近くの地域で上映してないという場合は、
ぜひ、自主上映なども考えていただきたいなぁ、と思うのです。
近隣の映画館に上映してください、と頼んだり、
または、ミニシアターの設備があるところで
同志の方を募って自主上映されたり。。。
ホームページに
「勉強会、授業などのクローズドな上映会はご相談ください」
とあるので、
もしかしたら、勉強会などに貸出をしてくれるのかもしれません。
ぜひ多くの方に関心を持っていただきたいと思います☆
■「モンサントの不自然な食べもの」自主上映のご案内
私は震災以来、食べ物に関して、
放射能のことばかりが気にされていたことに、ずっと違和感がありました。
放射能よりも生命に影響をあたえるかもしれない作物を
私たちは知らずに食べているかもしれないのですから。
せめて映画のホームページにある動画だけでも観ていただければ幸いです☆