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ブレスレットの不思議

2011-04-28 | 美しきジュエリー

今回の春夏コレクションビシュヌジュエリーのブレスレットについて、
不思議だなぁ、と思ったことがあります。
発売前にマルチカラージェイドブレスレットの石の意味を調べていて思ったのですが、
このブレスレットは、
まさに今の状況をポジティブに生きていくのに必要な石ばかりそろっているなぁ、
ということ。
このブレスレットを企画してサンプルが出来て上がってきたのは震災前ですし、
ビシュヌジュエリーデザイナーのmocaちゃんは、
石の意味を考えたり、スピリチュアルな力を使ってデザインするタイプの人ではなく^^
石のデザインと色彩とのバランスや流行を考えてデザインしているのです。
でも、なんともぴったり!に
今の状況をポジティブに乗り越えるための石ばかりを集めています。

その話をスピリチュアルパワー全開☆の友人Sayaさんにお話したところ、
「何でも、ものを作る人たちというのは、
知らず知らずのうちに、天からのインスピレーションをキャッチしている」
のだということ。
物を作る人、お花を生ける人、お料理を作る人、みんなそう。
いえ、もう「世の中の人全員」がそうなのですよね☆
そして、最近では世の中の人みんなが、
そういうインスピレーションをキャッチしやすくなっているのだと思います。

という訳で、今回ブレスレットの注文が集中しており、
ビシュヌジュエリーでは異例の在庫数再確保をいたしました。
まだ数のご用意ができますので、
気に入られました方はお早めにチェックいただけるとうれしいです☆




ちなみに、毎回ビシュヌが出来上がってくると、
なんとなーく、「これが人気かなぁ?」という予想を立てるのです。
今回は、カラフルなタイプと、シンプルなクォーツだけのタイプの2種類あり、
どちらかというと合わせやすいシンプルクォーツの方が人気かな?
って思っていたのですが、
若干カラフルタイプの方が出ているようです。



こちらはピンクオパール&クリソプレイズピアス


これは、たぶん、このカラフルな色に
ポジティブなパワーを感じてくださっているからかなぁ、って思います。
色って元氣出ますものね!
やはり陰陽のバランスというのはファッションにもあって、
自分で常にバランスを取っているのだと思います。
例えば、陰のエネルギーが強い人は、
無意識のうちに明るい色の洋服でバランスを取ったり、
そして世の中に陰のエネルギーを感じている時も、
やはり無意識のうちに明るい色、カラフルな色を身につけたくなるようです。





少しでも日本の女性が、明るく元氣でポジティブに輝けるようなお手伝いがしたい!
と思い、くらしのたのしみではなるべく明るく元氣な情報発信や
役立つ暮らしのアイテムのご紹介を心がけていきたいと思います☆
そして、私自身、
お客さまからとてつもなくたくさんのポジティブパワーをいただいております☆
いつもありがとうございます!



ビシュヌジュエリーデザイナーmocaちゃんの愛娘anneちゃん。
mocaちゃんのお膝でリラックス。



と思ったら、寝ちゃった!(笑)かわいい☆



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身だしなみの必要品も

2011-04-20 | 思うことの徒然

私の家族や祖父母、曾祖父母たちは皆、東京で暮らしてきました。
便利で快適ないろんな恩恵を受けて暮らしている。。。
それを当たり前のことのように意識することなく生きていました。
そして、ましてやそれが他県の方たちの安全を犠牲にして暮らしていることなんて
恥ずかしながら、震災以前は考えたこともありませんでした。
本当に、私たちはいろんな県の皆さんの「お陰様」で生きているのだ、
と、心から申し訳なく、そしてありがたい気持ちで胸がいっぱいになります。

もう感謝の気持ちしかない。
これからはもっと感謝して、出来れば恩返しをして生きていこう!

と、とある所に出掛ける道すがら、強くそう思いました。
その出掛けた先に福島県出身の方がいらっしゃるのですが、
里帰りすると聞いて、日用品などのお土産をお渡ししようと思ったのです。
そして、お話をしているうちに、
福島県から避難してきている方たちへの差別の話に。。。

「お陰様」と感謝するどころか、差別するなんて、
そんなこと、本当にあるのだろうか?
少なくとも私の周りではそんな話を聞いたことがないです!
と、熱くなってしまったのですが、
残念ながら報道などを見ていると、本当にそういうこともあるみたいですね。。。
「今まで本当にごめんなさい」と謝って、
ひとりひとり抱きしめて歩きたいくらいなのに、
と思ったら、自然と涙が出てきました。

そういう行動は、もしかしたら悪気はなく、単なる無知から起こる場合も多いので、
ちゃんと「知る」ことが大切なのですよね。
こちらのページはとてもわかりやすく、為になります。
よしもとばばなさんのツイッターで知りました。ご参考まで☆
■武田邦彦教授のブログ
http://takedanet.com/2011/04/post_173f.html

ところで、がっかりしていても仕方ないので、
そういう時は行動!
と、福島県双葉町の方たち1400人が非難されている埼玉県加須市の市役所に
必要な救援物資の内容を聞くために電話をしました。
(すでに双葉町町役場が機能しているそうで、
その後、双葉町町役場埼玉支部の方に電話をかけなおしました。
双葉町から非難された方たちは、埼玉県加須市の旧騎西高校内で避難生活を送っており、
町役場も旧騎西高校内に設置されています。)
いま、必要なものは何か尋ねたところ、
「ありがたいです」という言葉とともに、必要なものリストを教えてくれました。

トイレットペーパー、ティッシュ、洗剤
などの日用品の他に、
長期にわたる避難生活になってきた為、身だしなみのグッズも必要としているとのこと。
男性用シェーバーやかみそり、レディースも。
そして、畳の上に布団を敷いているので、
簡単なお掃除グッズも。。。とのことで、コロコロが助かるのだそう。
ちなみに、衣類や絵本などは充分足りているそうです。

ひとまず、あとから知った双葉町のHPの情報も合わせて、
男性用&女性用かみそり、コロコロ、コロコロの替え、洗剤、
歯磨き粉などを買占めない程度に(笑)買いに行ってきました。
身だしなみ。。。と聞いて私が必要かな、と勝手に思った
爪切り、毛抜きなども入れてみました。

「身だしなみ、ということは、お化粧品などはどうですか?」
と聞いたところ、
「隣の女性職員に聞いたところ、
『めちゃくちゃ欲しいです』って言ってます(笑)」
と笑っておっしゃったので、うれしくなって、
じゃあ、お化粧品の他に、
Maha Suryaローズローションも10本くらい入れちゃおう、と思いました。(笑)
そうですよねぇ。。。女性ならスキンケアしたりパックしたり、
それだけで幸せな気分になれますからね。
その数分間がどれだけ心のリラックスになるかわかりませんね。
なので、アロマオイルとかも実は喜ばれるのではないかなぁ、なんて思いました。


今回は個人的な寄付なので、多くは送れなかったのですが。。。
これから長い避難生活が予想されるので
(数日前の発表では6~9か月くらいは帰宅困難とのこと。。。)
被災地への支援と合わせて、関東に避難されている方たちへの支援も
継続して行っていきたいなぁ、と思います。

◆救援物資についてご協力いただける方は、
双葉町のHPをご覧いただけるとうれしいです。
町長さんのメッセージも胸が熱くなります → 町民の皆様へ



チューリップがのびのびと咲く季節ですね♪
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そうだ、そうでした♪

2011-04-15 | 思うことの徒然

今朝、起き抜けにいきなりバシャールの言葉が頭の中に浮かびました。

「全面的な破壊を経験する人もいれば、
部分的な破壊を経験する人もいます。
ほんの少しの破壊を経験する人もいれば、
まったく破壊を経験しない人もいるでしょう。
そのような異なったパラレル・リアリティが存在しているのです」
「バシャール スドウゲンキ」須藤元気著 VOICE」より)

それで、
「そうだ、そうだった☆」と、うれしくなってしまって、
がばっと起き上がりました。(笑)

そうだった。パラレル・リアリティは無数にある。
そのどのリアリティで生きるのかは、自分で選択することができるのでした♪
そうしたら、もう断然私は、
平和で安全で愛にあふれてる現実世界に生きたい!
そして、それは、ちょうどテレビのチャンネルを変えるくらい簡単に、
自分で「選択」するだけでいいのですよね♪

世の中いろんなことがあるので、
無意識のうちに、あやうく不安と恐れの方の現実に同調してしまいがちですが、
それはまさしく、その世界をご丁寧に自ら選んでる、ということ。
そのチャンネルをまさに今切り替えて、
新しい「自分の生きたい現実」のチャンネルに合わせる必要があるのですね。

ちょうど、2010年から2015年の5年間が、
パラレルワールドのシフトにおいて重要な時期だそう。
ぜひこの重要な時期の早い段階から、
「自分の乗りたい列車」に乗っておくことが大切だそうです。
悪や闇や不安や恐れも全て幻想。
もしそのような現実に生きたくなければ、
ポジティブなリアリティ行きの列車に今から乗っておく必要があるのです☆
(ご興味のある方はバシャールの本をお読みくださいませ。
初めての方は、本田健さんの「未来はえらべる! 」がオススメです♪)


ところで、話は変わりますが。。。
私の義姉(remiちゃん)がjelly jam kidsというボーカル&ダンススクールを開いているのですが、
この度、スクールの子供たちと歌った被災地への応援歌をyoutubeにて配信しています。
小学生から高校生までの子供たちの、力強く、まっすぐで澄んだ歌声が心に響きます。
私は、早速元気をもらいました☆
とっても良い曲ですので、ぜひ聴いていただけるとうれしいです♪

ちなみに、remiちゃんは、かつてR&Bのユニットでデビューし、
ドラマの主題歌やCM曲を歌っていた実力派シンガー(&ダンサー)☆
今はアーティストの作曲などを提供している傍ら、
子供向けのボーカル&ダンススクールを開いています。
今回の曲もremiちゃんがスクールの子供たちとレコーディングして作ったもの。
素晴らしい企画だなぁ、と思います♪


◆東日本大震災 被災地へ子供たちが歌う応援の歌◆
「僕らの止まり木」by jelly jam kids





ちなみに、先ほどのチャンネルを切り替える話の続きですが、
チャンネルを切り替えても、嫌な現実、嫌な事件、嫌な人たちなどがまだたくさんいて、
世の中が変わってないように見えますよね。。。
でも、その時の自分の対応によって、これからが決まるそう。
それらの現実や人たちに対して、同じような反応をすれば、
そのままそれらがある現実世界にとどまることになるのだそう。
これらのことにポジティブな形で対応し、
世の中がどのような状態でも、
自分の生きたい世界には影響が及ばないことを理解すれば、
少しづつ、そういう嫌な現実や嫌な人たちが存在しないリアリティにシフト(移動)して、
そのうち彼らが見えなくなるそうです。
3次元に生きている私にはちょっと実感わきませんが。。。
でも楽しみに信じてみようと思うのです☆


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賛成のエネルギー

2011-04-07 | 思うことの徒然

どなたかのツイートで田中優さんの講演会が代官山であることを知りました。
知ったのは当日。しかも代官山(近い!)。
これは行くしかない!行きたい!と、仕事帰りに行ってきました。

結果的には、本当に行って良かったです。。。
かなりシビアな内容でもありましたが、
講演を終えて感じたのは、希望しかありませんでした。
そして、「この内容を伝えなきゃ!」
という思いがわきあがってきてどうしようもなかったので、
ここで簡単に今すぐ必要なことだけご紹介させていただきたいと思います。
簡単に、と書いたのは、
ぜひぜひぜひ、実際の講演を聞いていただきたいから。
講演内容は以下のUstで見ることが出来ます。
2時間くらいの内容ですが、
この2時間がこれから続く(続かせなきゃ!)私たちや子供たちの未来を変えると思って
どうぞ2時間を惜しまないでご覧いただけるとうれしいです♪

2011年4月5日
「今、放射能と原子力発電に向かい合い語り合う
電気と僕たちの“新しい未来”」
◆"今、放射能と原子力発電に向かい合い語り合う 電気と僕たちの“新しい未来”
http://www.earth-garden.jp/community/9796/
←ここから講演をご覧いただけます!



田中優さんの言葉でとても印象に残ったのは、

「今回のことはとても悲惨な出来事だったけれど、
これをターニングポイントとして日本を大きく変えてことができる。
逆に言うと、これをターニングポイントに出来なければ、バカですよ。」

というお言葉。
そして、講演を通して、本当に変えることが出来るんだ!
という勇気と希望がわきあがりました。
しつこいですが(笑)ぜひ、講演の動画をご覧いただけるとうれしいです☆


そして以下は、私が講演会を聞いて、
妊婦さんや子供たちの為に取り急ぎ必要な情報だなぁ、
と思ったことだけ箇条書きにします。


◆気をつけるのはやはり内部被曝
水や食べ物に気をつけている方も多いですが、
圧倒的に摂取している体積が多いのは、空気です。
なので、特に小さなお子様は学校で嫌がろうが、
マスクをつけさせるようにした方が良いそうです。(妊婦さんも)


◆放射能は距離よりも濃度
福島原発から何十キロということを気にするよりも、
風向きを気にすることが必要だそうです。
風向きによっては近くても放射能が薄く、
逆に遠くのように思えても、風向きによって濃くなるのだそう。

ちなみに、日本では最近公開されたようですが、
ドイツでは事故以後から風向きのシミュレーションを更新していました。
(日本ではこういう情報が隠されちゃうのですね。。。)
ぜひ日常生活のご参考まで。
これをみると、今日4月7日は全国的にマスク着用がよさそうですね。
→「放射能と風向き」
http://www.spiegel.de/wissenschaft/technik/0,1518,752242,00.html

このサイトはドイツ語なので、見方をご紹介。
☆「Animation: Windprognose」
という文字の下に日本列島のカラフルな絵が見えます。
その絵をクリックしてください。
すると、雲の動きから予測される風向きが表示されます。
アニメーションの右横に日付が書いてあります。
ドイツの日付表示は日にちが前に表示されています。

これはドイツ在住の方が、
日本国内ではなく海外からだからこそ、届けられる情報がひょっとしたらあるのでは、
とブログに書いてくださっているものです。
とても為になるブログです♪
→ 「ベルリンよりgruess Dich!!」


◆ミネラルウォーターがなかった時
1リットルのお水に、こなごなに砕いてガーゼに包んだ炭1gを入れて
一晩置いておくと良いそう。
活性炭入りの浄水器は水の流れる一瞬の浄水ですが、
そうでなくて、一晩置いてしっかり吸収させるのが大事だそうです。
この炭は使い切り。一回使ったら捨てましょう。





ところで、田中優さんの講演でおっしゃっていたのは、
もちろんどこにおいても、あってはならないことだけれども、
これが福島の原発であったのが、不幸中の幸いだった。
もしこれが島根や玄海の原発が吹き飛んだら、もっと深刻なことになる。
偏西風が吹く日本では、風が東へと流れるので、
山陽四国を通って、大阪・京都、そして名古屋、
さらに東京、東北の南にまで、放射能が流れていく、
つまり日本全域が放射能にさらされることになったはず、とのこと。

日本には、日本国中まんべんなく原子力発電所があります
そしてこの地震国に日本に近々地震がくる確率は100%
(だって、この30年間の間に日本に震度5以上の地震が起きた回数は3954回!なのだそう。
ちなみにフランス、イギリス、ドイツは0回)
どこで地震が起こってもおかしくないのです。
ちなみに、東海地震の想定震源地は、浜岡原発所の真下、だそうです。
そう考えると、
「今すぐじゃなくちゃ!」と強く思うのです。


でも、今思うのは、
もう、「反対」のエネルギーを使うのは止めたいな、ということです。
反対するエネルギーは、同じエネルギーが反発して返ってきますよね。
これは物理的にそうなのですよね。
だから、反対のエネルギーを出すよりも、
「賛成」のエネルギーをこれからは出していきたいな、と思います。
つまり、
「原子力発電に反対することに“賛成”」すること。
「クリーンエネルギーを選んでいくことに“賛成”」すること。
(ちなみに、原子力以外のエネルギーの可能性についても、
田中優さんの講演をお聴きいただけるとうれしいです。)


そして、身近なところで今すぐ私に出来ることは何かなぁ、
と考えたら、
それは、個人的には4月10日にの地方知事選にて、
「原子力発電に反対している」候補者の方に賛成(投票)すること
かと思いました。
先ほどの東海地震のこともそうですが、
「今」早急な選択、行動が重要なのではないかと思っています。


ちなみにトップの写真は青山墓地の桜です。
うちの実家のお墓が青山墓地にあるので、
毎年お墓参りがてら、お花見をさせていただいています。
ご先祖様に感謝です☆

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クニエダヤスエさんを偲んで

2011-04-05 | 思うことの徒然

クニエダヤスエさんを初めてお見かけしたのは、5年くらい前のこと。
代官山の雑貨ショップを回っていた時のことでした。
とあるショップにて、ひときわオーラを放つご婦人がいらっしゃいました。
グレーがかった長い白髪をひとつに束ね、
ぴったりとした黒皮のパンツにロングのダッフルコート。
ダッフルコートの裏地は上品な赤のタータンチェックがちらりと見えて、
本当にお洒落!
日本人でこんなにスタイリッシュな老婦人はみたことがない、
と思わせるくらいのセンスの良さと、圧倒的なオーラ、存在感!
一目見て、
「あ、クニエダヤスエさんだ」
とわかりました。
テーブルコーディネーターという職業を初めて日本に紹介された方。
日本テーブルコーディネーター理事長でいらっしゃるクニエダヤスエさんです。

私はクニエダさんの数ある著作をほとんど持っていて、
クニエダさんがテーブルコーディネートした雑誌の切り抜きを
きれいにスクラップしているくらいの、大ファンでした。

なので、これは神様が私にくれたチャンスかもしれない、と思い、
思い切って声を掛けさせていただいたのです。
すると、とっても気さくに
「あ、そうそう、私、○月○日にNHKに出るの。よろしかったらご覧になって」
と、その告知の紙をくださいました。
そして、
「あなたのお名前とご住所を教えていただけたら、
何か講座があったときにお知らせするわよ」
とおっしゃってくださったのです。
本当に気さくで、やさしいお言葉でした。


その後、本当にクニエダさん直筆のお手紙をいただいた時は、
とても驚きました。
お忙しくご活躍のクニエダさんからのお手紙!
便箋は、昔雑誌でご紹介されていたのを見たことのある、
クニエダさんのオリジナルデザイン便せん!
そして、そのお手紙をきっかけで、
テーブルコーディネート講座に通わせていただくことになりました。


それからいろいろと有り難いご縁があり、
ある日、クニエダさんとお食事をご一緒させていただいたことがありました。
代官山のとあるビストロにてお食事をした後、
「よかったら、家にいらっしゃらない?家の中のもの、全部みせてあげるわよ」
と、何とも夢のようなお言葉!!
これは、私が雑貨スタイリストをしているということを思われてのこと。
私のお仕事に参考になれば、というお心遣いから誘ってくださったのでした。





お家の中は、雑誌や本でよく見る、あの、素敵な空間そのまま。
「あ、これが雑誌のあの写真に載っていたバスルームだ」とか、
「これがいつも撮影で使われている造花たちの部屋なんだ」とか、
まるで夢のよう!
バカラのグラスの洗練された飾り方、
壁に無造作に張り付けたポストカードや手紙たちの洒落た感じ、
パリのアパルトマンのようなバスルーム、そこにかけられた小粋なバスローブ。
もちろん、クニエダさんと言えば、食器たち!
古伊万里のとても素敵な噐は、希少なデザインのものも多く、
(それらは、クニエダさんプロデュースで「写し」として復刻し、
商品化されたりしています。)
拝見させていただくことだけでも畏れ多いこと。
いちいち見るもの全てに感動して歩き回りました。

そして、クニエダさん、
隅から隅までお家の中を案内してくださり、そして、
「今日はね、わたくしのお家を全部あなたに見せてあげるつもりなの。」
と、おっしゃって、
「どの戸棚をあけてもいいのよ。引出しの中まで見ていいわよ。
今日はそのつもりでお呼びしたのだから。」
と、本当にひとつひとつ引き出しをあけることを促してくださいました。

それは、タオルやリネンの棚から、薬が入っている戸棚など、
プライベートな引き出しまでもすべて!
そして、その薬や日常品さえもが、お洒落な入れ物に分けられており、
何気ない暮らしにも美しさを取り入れられている姿勢に、
心底感動したものでした。


あれから4年。
そんな憧れのクニエダさんが、先月お亡くなりになったと聞きました。
しばらくは何だか実感がなく、ぼーっとした頭でその知らせを聞きましたが、
クニエダさんとの出会い、あの時の幸せな時間を思い出しているうちに、
だんだんとさみしさがこみ上げてきます。

今思い返してみると、
あの憧れのクニエダさんと過ごした夜は、
私にとって今でも夢のような出来事でした。
その証拠に、クニエダ先生と
私の手土産のマドレーヌをいただきながらお話をお伺いしたあの光景を思い出すと、
ふんわりと霞がかったような幸福感がよみがえってきます。

そして、あの時、引き出しの中まで見せて、
私にお勉強をさせてくださったこと、
本当に有難く、ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。
私はかけがえのない贈り物をあの時いただいたのだ、と
今さらながら感激しています。

今は、心よりクニエダさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
どうぞ天国でご家族のみなさんと幸せでいらっしゃいますように。


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