春の雨け散らす先の五輪かな
はるのあめけちらすさきのごりんかな
いよいよ 大相撲 春場所が 始まりました
無観客になるとのこと 難波の体育館の前は 幟も揚がってない静けさだそうです
どうなるかと思って 中継が 始まった頃 TVを点けて見ました
かつては 考えられなかった光景です
力士の名前の幟や 相撲太鼓くらいは 許しても良いのじゃないかと思うのですが
一方 プロ野球オープン戦も
今日の甲子園の 阪神 ｖｓ 巨人戦も
無観客試合でした
応援団の歓声も聞こえず 寂しいのだけれど
バットに当たった球の音や 選手たちが交わす声が、昔々、校庭で練習する野球部員のそれを
思い出させて 懐かしい音でした
名古屋ウィメンズマラソンでの雨の中の力走
あの悪条件の中で 日本人選手の一山さんが 優勝するって
感動でした
あそこまで 頑張ったんですもの 東京オリンピックは、必ず開催して
彼女を走らせてあげて欲しいと心の底から 思いました
一山さんは 走っている時のお顔と 優勝会見の時のお顔が 全然別人みたい、
幼いお顔で驚きました
東京オリンピックって受難のオリンピックですね
１９４０年にも開催の予定だったのに、戦争が影を落として
開催権を返上したとのことです
私は 詳しいことは 知りませんが、去年の大河ドラマで描かれていたとか
１９６4年のオリンピック 私は中学生でした
それまで いろんな方の力が あって 開催にこぎつけられたのでしょうが
わたしには いきなり１０月１０日 開会式のTV中継を観たって印象
島の片隅の中学生には そんなものでした
東洋の魔女 日紡貝塚の優勝決定戦
チャスラフスカさんの演技
など想い出に残っています
その本番を凌駕して一番記憶に残っているのは
市川昆監督の映画「東京オリンピック」
あれを鑑賞した後の深いため息が 全てでした
人間ってすごいなぁ
それから 同じ中学の一人が やり投げで 認められ 私たちは
てっきり彼女なら オリンピックへ行けるものと思っていました
それでも、実現しませんでした
ですから オリンピックに出場できると云うことは記録だけでない
何か大きな力によって実現されるものと思います
オーバーに言えば ２０２０ 東京オリンピックに焦点を合わせて生きて来た選手たちの
為にも 東京オリンピックの無事の開催を 静かに祈るばかりです
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