さよなら三角また来てへなちょこ

食い意地先行の放浪ブログ。たまにはHIVの事。

「かもめ食堂」へ行ってきました

2006年03月14日 21時06分32秒 | いろいろ
「『かもめ食堂』…それは、フィンランドのヘルシンキにありました。」

地下鉄の中吊り広告に書かれた
そのキャッチコピーたった一つにつられて、
今日は、映画を見てきました。
いつも欲ばかりを追いかけているように見えると思いますが、
…はい、そうなんですけれど、めずらしく、今日のメインは映画です。

シネスイッチ銀座で上映されているこの映画、
ヘルシンキでおにぎりをメインに食堂を開いた主人公たちの日常を、
コミカルに描いた作品です。

フィンランドのヘルシンキという場所、
そして異国の地で一人で食堂を開く女性、
そして日本からやってそれぞれの理由でやって来た女性たち。

すべてのシチュエーションはとてもありえない状況ですが、
描かれているのは、誰もが年月を経れば人は変わっていくし、
誰もが悲しみを持つし、そういった日常の心の様子みたいなものが、
3人の女性と現地の方とのやり取りを通して、繊細に表現されていました。

3人の女性は、小林聡美、もたいまさこ、片桐はいり。
あのドラマを髣髴とさせる、この3人のキャスティングも見逃せないし、
それ以上に、たぶんね、俺、僻地好きなんですよ。
北海道なら納沙布岬好きで目的もなく2回も行ってるし、
沖縄なら絶対、波照間島は行くつもりだし、
去年行ったタイ、ミャンマー、ラオスの国境地帯なんかも、たぶん、
僻地大好きだからなんでしょう。
日本から見た時のヘルシンキという町の響きが、
地の果ての一歩手前のような感覚に思えたのも、惹かれたんでしょうね。

どうして一人で食堂なんか開業できるの?とか、
何が原因でフィンランドなんかにやってきたの?とか、
昔ならば、そんなことが頭に引っかかり、
こういう映画見ても、全然理解できなかったと思うのですが、
そういうところでないところで、
まったく共感できる、癒される映画でした。

全編にわたってヘルシンキロケが行われたこの映画、
映画館を出て、書店に行って「地球の歩き方」を探すこと、
間違いナシです。
邦画も見るよ!という方、ぜひ、ご覧になってみてください。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
今日、予告編みたよ! (玉野)
2006-03-14 21:24:34
ちょっときになった。

っていうか、その女優のそろえ方どうよ?っていう(^^;。

その時点で微笑ましいです。
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Unknown (kumazzzo)
2006-03-14 22:44:01
>玉野さん



本当に、微笑ましいですよ。

キャッチコピーとキャストで、

ぐぐっとハート捕まれました。



殆ど映画を見ない人間だから、評論するような

言葉や価値観を持っていませんが、

でも、すごく俺自身にとって、

居心地のよい映画でしたよ。
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