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「押し付け憲法だ」「占領憲法だ」。だから、憲法を改正しなければならないという意見がある。しかし、このことについて、2000年5月2日、参議院憲法調査会は、GHQの職員だったベアテ・シロタ・ゴードンさんとリチャード・A・プールさんに参考人として来ていただき発言してもらった。
その時、ベアテさんは次のように発言している。
「・・・この憲法が日本の国民に押しつけられたというのは正しくありません。日本の進歩的な男性と少数の眼ざめた女性たちは、もう19世紀から国民の権利を望んでいました。そして、女性は特別に参政権のために運動をしていました。この憲法は、国民の押さえつけられていた意思をあらわしたので、国民に喜ばれました」「押し付け」というのであれば、誰にとっての押し付けだったのか。押し付けと思った人と歓迎した人がいたのである。戦前の日本の支配層の人たちの一部にとっては、「押し付け」であったかもしれないが、戦争でひどい目にあった多くの日本人にとっては、大歓迎だったのである。
(2013年4月16日 社民党党首 福島みずほ)<26>