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「自衛権問題 強盗の例えは変」 佐藤 征治郎

2013年09月02日 | 憲法を生活に生かそう
 9月2日の朝日新聞の「声」欄から。

自衛権問題 強盗の例えは変

 県議 佐藤 征治郎 (埼玉県 74)

 内閣法制新長官の小松一郎氏が集団的自衛権について
「隣家に強盗が入って殺されそうだが、パトカーがすぐに来ないかもしれないので隣人を守る」と例示したというインタビュー(8月27日朝刊)を読み、
私は、かつて非武装中立が議論されたときの「鍵かけ論」を思いだいました。
当時、自衛隊を容認する人たちは「どこの家でも強盗に入られないために鍵をかけるではないか」と反対する人たちを非難した。
その論法と酷似している。
 百歩譲って小松氏の理屈が正しいとしても、普通、強盗とは、なんら関わりのない家を予告もなしに突然襲うものである。
宣戦布告が国際規範とされている戦争を強盗に例えるのはそもそも適切ではない。
突発的といわれる武力衝突にしても、事前に兆候があり、事由がある。
そうした戦争や武力衝突を防ぐために外交があるはずだ。
 ましてや日本には憲法9条という何にも勝る「武器」がある。
外交努力の方向も示さず、
憲法解釈を変えて改正に進もうとするのは諸外国を挑発しているとしか思えない。
法制局長官ならば、幼稚な理屈を考えるより、
現行解釈を現内閣に引き継がせる理由を考えるべきである。






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