村木嵐 著書の「まいまいつぶろ」は、良い本でした。
「本屋が選ぶ時代小説大賞」と「日本歴史時代作家協会賞作品賞」を
受賞したのも頷けます。
主人公は長福丸(後の徳川家重)とその小姓で兵庫(後の大岡忠光)。
長福丸(家重)は指が動かず、呂律(ろれつ)が回らず、歩いた跡には尿を引きずった
跡が残るため、まいまいつぶろ(カタツムリ)と呼ばれ、廃嫡寸前にまで追い込まれます。
しかし、暗愚と疎まれていた徳川家重であるが、小姓の兵庫には真実の家重は優しさと
深謀遠慮の君主ということが分かっており一生懸命尽くしていきます。
家重と何の後ろ盾もない小姓兵庫が悩み苦しみながら、やがて徳川家重が第9代将軍と
なるまでの物語です。
ページをめくるごとに胸に迫るものがありました。
最後に、将軍徳川家重が兵庫(大岡忠光)にかけた言葉に涙をこらえきれませんでした。
”もう一度生まれても、私はこの身体でよい。
そなたに会えるのならば”
「本屋が選ぶ時代小説大賞」と「日本歴史時代作家協会賞作品賞」を
受賞したのも頷けます。
主人公は長福丸(後の徳川家重)とその小姓で兵庫(後の大岡忠光)。
長福丸(家重)は指が動かず、呂律(ろれつ)が回らず、歩いた跡には尿を引きずった
跡が残るため、まいまいつぶろ(カタツムリ)と呼ばれ、廃嫡寸前にまで追い込まれます。
しかし、暗愚と疎まれていた徳川家重であるが、小姓の兵庫には真実の家重は優しさと
深謀遠慮の君主ということが分かっており一生懸命尽くしていきます。
家重と何の後ろ盾もない小姓兵庫が悩み苦しみながら、やがて徳川家重が第9代将軍と
なるまでの物語です。
ページをめくるごとに胸に迫るものがありました。
最後に、将軍徳川家重が兵庫(大岡忠光)にかけた言葉に涙をこらえきれませんでした。
”もう一度生まれても、私はこの身体でよい。
そなたに会えるのならば”