マスコミの矛盾と菅首相は東京五輪開催について

　妻が怒っている。「マスコミ（テレビ）は、コロナで自粛を呼びかけていながら
有名人の聖火リレーなどを盛んに報道し、人々が密になるようなことをしとるとよ」
また、「会食と旅行は感染のリスクが高いから控えるべきと識者のコメントを放送
しながら、一方でグルメ、旅行番組ばかりじゃなかね。ホントおかしかね」
私も同感だ。


　新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中、あと二か月ちょっとで開催予定の
東京五輪は多くの国民が開催に反対しているが、果たして実施されるのか？
菅首相は記者会見で東京オリンピック開催の「メリットとデメリットは何か」との質問に、
いつもと同じ回答を繰り出した。
「オリンピック・パラリンピックは、世界最大の平和の祭典であり、国民の皆さんに勇気と
希望を与えるものであるというふうに認識している。感染が拡大する中で、国民の皆さんの
間で、東京大会について様々なご意見があることは承知していますが、選手や大会関係者の
感染対策をしっかり講じ、安心して参加をすることができるようにするとともに、国民の皆
さんの命と健康を守る。これが開催をするにあたっての基本的な政府の考えであります」と
これまでも何度も繰り返してきた“定番”の答えだった。

　菅さんはコロナ感染拡大という大変な時期に首相に就任されてご苦労されていることだと
思うが、今の日本国の状況を担うリーダーとしては心もとない。