朝日新聞1月24日 男のひととき 記事
『コロナ禍による不安な毎日が続くなか、心が豊かになれたらと、
「猫派」の私は動物好きの母を誘い、保護猫のいる施設を訪ねた。
ケージには茶トラ、白黒、キジトラ、白サバなど様々な色や柄の
生後1カ月余りの子猫たち。
私たちを見ると「もらって!」と言うように懸命に鳴き叫んだ。
自分たちの将来がわかるのだろうかと、心が痛んだ。
母は目やにがいっぱい出て、鳴きもせず、寂しそうに下を向いて
いる白サバのオスを指名した。係の方は「身体が弱く、目が悪い
のですよ」と言ったが、母は、「この子がいい」と珍しく言い張った。
譲り受け、さっそく動物病院に連れて行くと、獣医さんは「この猫
は美形ですね」。「お母さん、見る目があるね」と私が言うと、母は
「短い一生になりそうで、かわいそうだったから・・・」とつぶやいた。
猫の名前は、私の息子が考え、「ソラ」に決定した。白サバのサバは
漢字で魚へんに「青」。白と混ぜると空色になるからだ。
我が家に来て約3か月。かわいい所作に家族の笑いが絶えず、私は
一緒に寝るときの寝息に癒される。
まだ、たくさんいる保護猫に早く里親が見つかることを願ってやまない。』
「ソラ」は心根の優しいお母さんの家族に仲間入りして幸せでしたね。
もし出会えなかったら短い一生で終わったかも知れないですね。
この記事を読み、約半世紀前になりますが私の実家に来た子猫を思い出
しました。布団にもぐりこんできて、私の腕枕で寝ていた三毛猫の「みー」。
可愛いかったなあ。
『コロナ禍による不安な毎日が続くなか、心が豊かになれたらと、
「猫派」の私は動物好きの母を誘い、保護猫のいる施設を訪ねた。
ケージには茶トラ、白黒、キジトラ、白サバなど様々な色や柄の
生後1カ月余りの子猫たち。
私たちを見ると「もらって!」と言うように懸命に鳴き叫んだ。
自分たちの将来がわかるのだろうかと、心が痛んだ。
母は目やにがいっぱい出て、鳴きもせず、寂しそうに下を向いて
いる白サバのオスを指名した。係の方は「身体が弱く、目が悪い
のですよ」と言ったが、母は、「この子がいい」と珍しく言い張った。
譲り受け、さっそく動物病院に連れて行くと、獣医さんは「この猫
は美形ですね」。「お母さん、見る目があるね」と私が言うと、母は
「短い一生になりそうで、かわいそうだったから・・・」とつぶやいた。
猫の名前は、私の息子が考え、「ソラ」に決定した。白サバのサバは
漢字で魚へんに「青」。白と混ぜると空色になるからだ。
我が家に来て約3か月。かわいい所作に家族の笑いが絶えず、私は
一緒に寝るときの寝息に癒される。
まだ、たくさんいる保護猫に早く里親が見つかることを願ってやまない。』
「ソラ」は心根の優しいお母さんの家族に仲間入りして幸せでしたね。
もし出会えなかったら短い一生で終わったかも知れないですね。
この記事を読み、約半世紀前になりますが私の実家に来た子猫を思い出
しました。布団にもぐりこんできて、私の腕枕で寝ていた三毛猫の「みー」。
可愛いかったなあ。