高齢者は何歳からか？

国民の4人に1人以上が65歳以上という高齢化社会。
〇歳以上を高齢者とするか定義が難しい。
現在の高齢者は10～20年前と比較して、かなり若いことは
確かである。特に65歳～74歳の前期高齢者においては、まだ、
心身とも健康が保たれていると言われている。
そこで高齢者の定義を見直し、65歳から74歳を高齢者から外し
74歳まで働くようにする政府の案が出ているようである。
「若い、まだまだ現役。」と言われるのは嬉しいが、これが
社会保障の大幅な開始年齢引き上げになると喜んではいられない。
おそらく、「75歳からが高齢者である」と世論を誘導し年金受給
開始年齢引き上げを狙っているのだろう。同時に医療、介護、福祉
などのサービスも引き上げられるに違いない。
高齢者の定義から外されそうなシニア世代（65歳～74歳）は、
これから、どう人生設計を組み直すか改めて問われる。