☕コーヒーブレイク

時が過ぎていく。
ときには、その日の風まかせ。
ほっとひと息しませんか。

番外編 恐妻行状記⑦絵手紙

2013-01-12 07:18:58 | 日記
恐妻は絵手紙教室(月に3回)に通って八ヶ月になる。
よく続いているものだ。

絵を描くことが苦手で、人前では絶対描くことを
嫌っていた恐妻が、教室に行くことを知った時は、
まさに、驚愕動転したものであった。

最初のころは、教室から帰って来ては
「皆んなとても上手、わたしが一番ヘタで恥かしい」
と、陽気な恐妻には珍しく、いつも35秒程落ち込んで
は、絵手紙の第一人者の小池邦夫氏の「ヘタでいい
ヘタがいい」の言葉を反芻しては自分自身を慰めて
いた。

描いた絵は、ピーマンがダンゴ青虫に、赤いトウガラシ
の実が怪鳥の赤い爪に、枯れ葉がナマコに見えた。
確かに恐妻らしい個性的でインパクトな絵であった。

しかし、最近は、先生、同じ生徒さんから上達ぶりを
ほめられることもこともあるようで、間違った自信を
つけている。

小生の目の前に、菊の御紋を掲げるように
「見てよ どう いいでしょう!」と聞くから、
仕方なく「いいね スバラシイ絵だ?」と誉めまくる。

イマイチだね、なんて本音でも言えば、どういう
仕返しがくるか判らないから………‥

「能ある鷹は爪を隠すと言うでしょう。アタシも
少し爪を出したというところネ。」と図々しい言葉が
飛び出すこの頃である。