震災がれき処理は被災地の復興を進める上でとても重要です。
しかし、がれきの受け入れをめぐっては、各自治体で慎重説が
根強いようです。このような中で、東京都は東北地方自治体
以外で初めてがれきを受け入れました。
これに続き、佐賀県武雄市もがれきの受け入れを表明したところ
1000件を超える意見、批判が殺到し、多くの抗議は県外からだ
そうです。しかも脅迫を伴うもの、危害を及ぼすような予告もあり、
武雄市の樋渡市長は、いったん受け入れを見合わせることにした
とのことです。
住民には放射能への不安を背景に、瓦礫=放射能であるとの「拒絶反応」
が強いようです。
元はと言えば、原発事故後に政府の情報に対する信頼性が揺らいでいる
からではないでしょうか。行政は詳細なデータを開示しながら受け入れる
処理方法の安心、安全性を具体的に証明し、住民への理解を求めていく
べきです。いずれにしろ、私達にできることは被災地の痛みを分かち合い、
支えようという気持ちを形にしていく必要があると思います。