昨日、福岡国際マラソンを観戦しました。
25km付近で応援していましたが、さすがトップ集団の
選手のスピードは速いですね。
一般参加選手の中には、沿道からの声援に手を振り
笑顔で応えるランナーもいて余裕があります。
順位の結果はケニア出身のダビリ選手がマラソン初出場で
優勝。日本勢のトップは市民ランナーの川内優輝選手で
2時間9分57秒で3位となりました。
川内選手の走りは立派です。25km付近では9位ぐらいで
したが、この後追い上げて3位ですから。
粘り強く、限界ぎりぎりまで走りきる、精神的な強さは本当に
見事です。一方で実業団選手はどうしたんでしょう。恵まれた
環境と練習時間は確保されているのに、思うような結果が出て
いないようです。
ここ数年、日本マラソン界は低迷していますよね。30年ぐらい
前(瀬古、宗兄弟、中山選手)よりも、記録も伸びていません。
私はマラソン低迷の原因の一つは駅伝に偏りすぎだと考えます。
企業が駅伝に重点をおいていますので、企業に所属する実業団
選手は、否応無しに駅伝競走に力を注ぎ、企業の期待に応え
ようとします。選手は懸命に頑張っていますが、マラソンと駅伝の
両立は難しいのではないでしょうか?
これからは川内選手のようにマラソンに特化した選手を育成する
ことが必要ではないでしょうか。