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「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

牧野城跡発掘調査

2016-08-18 00:00:00 | 城郭・城下町

(愛知県豊川市牧野町)
 牧野城は応永年間(1394-1428)讃岐国から移り住んだ田内成富が、地頭を務めた牧野の地の名を苗字とし、城屋敷を構えたのが始まりとされる。故に城近くに構えられた屋敷(館)は讃岐屋敷と呼ぶ。永正二年(1505)成時(古白)のとき新たな本拠地として今橋城(後の吉田城)を築き、牧野城は廃城となった。何度となく訪れているこの牧野城であるが、圃場整備により西側の土塁と一部の城地が滅失することになり、市道予定地部分の発掘調査及び農地での試掘(トレンチ)が開始された。一月中はA区として農地内の調査を実施し、二月からは一旦三河国府跡(白鳥遺跡)の発掘調査を実施するため、牧野城跡の調査は休掘となり、五月頃から市道予定地部分をB区として再開するということであった。また、将来的には城跡の一部を史跡公園として整備する構想があるということである。
 Aトレンチ1993年1月27日
 Bトレンチ
 Cトレンチ
 Dトレンチ
 Eトレンチ
 Bトレンチ1993年3月3日}
 C区堀・土塁1993年5月27日
 C区堀・土塁1993年8月1日

(牧野氏関連記事:讃岐屋敷 瀬木城 牛久保城 吉田城 馬越城 竹本城 赤岩山城 和田城 嵯峨城 市田城 牧野成定廟 財賀寺本堂内陣 吉田神社 堂山の戦い 御堂山全福寺跡)


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