(愛知県蒲郡市相楽町荒井 市指定史跡 1999年5月3日)
神亀年間(724-729)行基によって開基されたという。その後衰退したが、鎌倉時代、三河守安達盛長によって再興されている。往時は周囲に養圓寺、勢徳寺、多福院、直諦院、感心寺、般若院、慈雲院、護持院、松本院、千手院、中之院、普門院の十二の末寺が存在したという。文明二年(1470)隣接する萩原芳信が前年に築いた丹野城に牧野氏が攻め入り落城、この全福寺も廃絶した。現在は愛知県の野外活動施設・相楽山荘周辺に堂宇跡の礎石が残されている。
寺跡から御津方面を望む
東礎石遺構北東から
西礎石遺構東から
西礎石遺構南から
寺跡から蒲郡方面を望む
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