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flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

八名 賀茂

2008-03-11 00:00:54 | 街道・宿場町

(愛知県豊橋市賀茂町)
 豊川(とよがわ)と間川(あいだがわ)に挟まれた沖積低地及び照山南麓に広がる賀茂平と呼ばれる洪積台地からなる集落である。
 縄文時代晩期からの人々の営みがみられ、弥生時代中頃になると、間川に面する台地南端に遺跡が現れる。大化の改新後になると、八名郡の中心地域となり、検出される遺跡や遺物等からこの地に郡衙が存在したことと考えることが妥当であろう。また平安時代末期頃は、この地域が小野田庄と呼ばれていたと考えられ、現在の賀茂神社境内に神宮寺が建立されたであろうことも分かっている。
 鎌倉時代になると、鎌倉街道の迂回路及び脇往還が通り、その後、吉田から北設楽別所に至る川添道や、豊川から周智郡秋葉神社に至る豊川、秋葉道が通っていた。
 また、牧野氏の照山城跡や山本勘助の屋敷跡等、武士たちの足跡も存在する。
   

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