flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

郡上八幡

2007-12-06 00:00:41 | 街道・宿場町

(岐阜県郡上市八幡町)
 長良川の上流、吉田川と合流する場所に開けたまち、郡上八幡。
奥美濃の小京都とも言われ、郡上おどりで有名だが、中山道加納(岐阜市)から越前国大野郡石徹白(いしとろ)村(旧福井県/昭和33年より岐阜県白鳥町/現郡上市)に至る郡上街道の通るまちでもある。
   
 私は今まで、高山や油坂峠を経て永平寺へ向かう際に通り抜けてはいたが、降り立ったのは初めてであった。この日は長良川鉄道梅山駅から乗車し、郡上八幡駅を下りると、国鉄越美南線時代の面持ちを残す駅舎や跨線橋がみられ、閑散とした駅前を歩いた。
       
 駅から下桝形町の裏通りを歩き、新町通りに出る。この辺りから観光客とみられる人々が大勢現れ始めた。「やなか水のこみち」や橋本町、左京町の町並み、そして吉田川宮ケ瀬橋を渡り、大岩の上に建つ白龍神社、城山の麓を刳り貫いて祀られた神農薬師、子どもたちが飛び込む吉田川新橋を渡って、今は観光案内処となっている旧八幡町庁舎、その裏手にある「いがわ小径」、八幡城三の丸跡の安養寺前の柳町、二の丸跡(新本丸跡)付近に建つ岸剣神社、秋葉三尺坊悟竹院、釈迦三尊像の善光寺、そして郡上八幡城の城山に上がった。
   
 八幡のまちを見下ろした後は、郡上八幡博覧館、職人町鍛冶屋町の町並み、本町の宗祇水、小駄良川そして吉田川で一休みし、立町、日吉町、いどばたこみち、大坂町、今町、栄町を経て、郡上八幡駅へ戻った。
 

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コメント (4)
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