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flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

壬生川

2007-06-11 00:00:42 | 街道・宿場町

 旧西条市から旧東予市の中心地、壬生川(にゅうがわ)に立ち寄る。
今回の宿泊地に向かうバスに乗り換えるためである。
この地へは東予市当時の1991年7月17日に、市内多賀地区を訪れている。
駅で乗務員に切符を渡す。かつての市中心駅は時間帯無人駅となっていた。駅前も、先回と比べると寂れた様子…合併による影響もあるかもしれない。
待ち時間+α、旧今治街道(小松街道)沿いの町並みを歩いた。現在の町の往還は、高縄半島の海岸を通る国道196号線であり、町の海寄りを通っている。
 湧水のある、大曲川に架かる三津屋橋は、その街道のための橋。
橋の袂、厳島神社側には「こんぴら道 天保十四卯八月」の道標が立つ。また、この辺りは1998年映画「がんばっていきまっしょい」のロケ地になったようである。
厳島神社に入ると、そこには「史跡 旧三津屋港跡」の碑が建つ。時代を経る度に、陸と海での物流が次第に沖へ離れていったことがわかる。
 国道に出ると、道路に面して国指定有形文化財となっている越智邸がある。そしてその近くの堀川には、かつて「繁栄橋」という木橋が架かっていたという。明暦二年(1656)松山藩松平定行は、壬生川港の開港の際、今後の繁栄を願って架けられたものといわれている。橋の袂には常夜燈があったが、現在はすぐ近くの鷺森神社へ移されている。
 城跡でもある鷺森神社へと向かう。
   

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