和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

若芽5 小説「新・人間革命」   

2013年10月25日 11時17分58秒 | 新・人間革命


      小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2013年 (平成25年)10月25日(金)より転載】


o☆:*:.♪o☆:*:.♪o☆:*:.♪

若芽5(10/24)
 山本伸一は、さらにメッセージのなかで、「大いに良い本を読もう」と呼びかけた。

 彼は、小学生の時、貧しくて本が買えなかったため、学校や近所の図書館で、「ロビンソン漂流記」や「宝島」などの本を夢中になって読んだ思い出を記し、児童たちにも世界の名作に親しむよう望んだ。

 哲学者デカルトは綴った。

 「あらゆる良書を読むことはいわばその著者たる過去の世紀の最も円満な人人と交るにほかならず」(注)

 少年時代から良書に触れることは、何ものにも勝る心の滋養となる。

 次いで伸一は、学校生活の決まりや交通ルールなど、社会生活のルールを守るとともに、「いってきます」「ただいま」「おはようございます」「さようなら」など、はっきりとした言葉遣いで、すがすがしいあいさつができるようになってほしいと要望した。

 人生の土台となる、良い習慣を身につけることに、初等教育の大きな意義がある。

 結びに、彼は、こう呼びかけた。

 「皆さん方が、こうして元気に入学式を迎えることができたのも、両親のおかげです。お父さん、お母さんを大切にしてください。兄弟を大切にしてください。

 それと同じように、友だちやほかの人たち、特に、恵まれない、かわいそうな人たちを、大切にしていってください。みんなに対する思いやりを忘れない、大きな、広い心をもった少年であってください。

 皆さんがよく学び、よく遊び、立派な小学生に成長してくださるよう、心からお願いし、私のメッセージとさせていただきます」

 講堂に、児童たちの決意の拍手が、そして、保護者たちの感動の拍手が鳴り響いた。

 最後に、創価学園理事長の青田進が登壇した。彼は、“第一期性である一人ひとりが、立派な児童に育つことが、良き伝統をつくっていくことになると語り、二十一世紀をめざして、伸び伸びと成長していくように期待を寄せ、祝福した。

■小説『新・人間革命』の引用文献
 注 デカルト著『方法序説』落合太郎訳、岩波書店



o☆:*:.♪o☆:*:.♪o☆:*:.♪



《御書とともに・二》(14)   

2013年10月25日 08時40分30秒 | 御書


    《御書とともに・二》

       (14)


【「聖教新聞」2013年(平成25年10月25日(金)より転載


・'☆。.:*:...:*★:・'゜:*:・'゜*;・'゜★゜':*:.。


   名誉会長が指針を贈る


・'☆。.:*:...:*★:・'゜:*:・'゜*;・'゜★゜':*:.。


   現実に勝つための信仰


・'☆。.:*:...:*★:・'゜:*:・'゜*;・'゜★゜':*:.。


【御書】
 智者とは世間の法より外に仏法を行(おこなわ)ず、世間の冶世の法を能(よ)く能く心へて候を智者とは申すなり
(滅劫御書、1466頁)

【通解】
 智者とは世間の法以外において仏法を行ずることはない。世間の冶世の法を十分に心得ているのを智者とはいうのである。

【同志への指針】
 「仏法即社会」であり「信心即生活」である。現実を離れて仏法はない。
 真実の智者とは、社会の真っただ中で戦い、社会で勝つ人である。
 妙法は、一人一人の人生を開く「根本の軌道」だ。いかなる試練も、題目を唱え智慧を出していけば、絶対に打開できる。
必ず勝利の大輪が咲くのだ。

・'☆。.:*:...:*★:・'゜:*:・'゜*;・'゜★゜':*:.。 

,

柳散る/今日の俳句 第1390号

2013年10月25日 06時46分31秒 | 今日の俳句


◇柳散る/今日の俳句◇
       ◇※第1390号※◇
      

 2013年(平成25年)10月25日(金)


☆彡------☆★☆*------☆


■ 10月25日。
○ 世界パスタデー
 1995(平成7)年のこの日、イタリアで世界パスタ会議が開催された。
 EUやイタリアパスタ製造業者連合会などが合同でパスタの販売促進キャンペーンを行っている。

○ 民間航空記念日
 1951(昭和26)年のこの日、戦後最初の国内民間航空会社として設立された日本航空が、一番機の「ど星号」で東京~大阪~福岡間の運航を開始した。

○ 産業観光の日
 名古屋商工会議所文化委員会が制定。
 2001(平成13)年のこの日、名古屋で産業観光サミットが開催された。

○ リクエストの日
 1936年のこの日、ベルリンのドイツ放送で、ラジオのリクエスト番組が始った。
 生演奏番組の放送中にリスナーから、希望する曲目を演奏して欲しいと電話があったのがきっかけで始められたもので、その後リクエスト番組は大ヒットした。

○ 島原の乱の日
 1637(寛永14)年のこの日、過酷な年貢の取立てやキリシタン弾圧に耐えかねた島原の領民が代官・林兵左衛門を殺害し、島原の乱が勃発した。


【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】


☆彡------☆★☆*------☆


   ■※今日の俳句※■


  大阪はこのへん柳散るところ
         後藤夜半


  折りかへすマラソンに散る柳かな
         阿波野青畝
  

  柳散る水の十字路漕ぎ曲り
         野見山朱鳥


【季語の解説】
※ 柳散る→散る柳・柳黄ばむ。
 「昔恋しい銀座の柳,,,,,,」と、流行語にも歌われた柳が散るのは、秋風が吹きはじめるころで、初秋である。
 細い葉がしだいに黄ばんでいき、あるかなきかの風にほろほろこぼれるように散る風情は、まさしく、しみじみ秋を感じさせずにはおかない。
 銀杏のように一時に散り尽くさず、秋の終わりから初冬にかけて散り尽くすのであるが、ここに柳の散り方の特色が見出せよう。
 ことわざの「蒲柳の質」は「顧悦、簡文と同年にして、髪つとに白し。簡文曰、卿(けい)何を以て先づ白きやと。
 対(こた)へて曰く、蒲柳の姿は秋を望んで落ち、松柏の質は霜を凌いで猶は茂る、と」という原文に拠るが、「蒲柳」すなわち川柳が松や柏に比べて弱くしなやかであるところから、か弱い体質、体が弱いことの意味をあらわすようになった。
 ちなみの「枝垂柳(糸柳)」の葉は、十二月ごろまで残っている。

【「現代俳句歳時記(秋)角川春樹編・角川春樹事務所」より転載】


☆彡------☆★☆*------☆


※わが友に贈る/寸鉄※
【「聖教新聞」2013年(平成25年)10月25日(金)より転載】


     ※わが友に贈る※

  任用試験に挑む友を

  全力で応援しよう!

  共に語り、学び

  行動する中でこそ

  不退の人材は育つ!

      ◇※10月25日※◇


☆彡------☆★☆*------☆



    ◇※名字の言※◇


宇宙飛行士の若田光一さんが11月7日にロシアの宇宙船ソユーズに搭乗し、宇宙に飛び立つことになった



4度目の今回は、国際宇宙ステーション(ISS)で約半年の長期滞在となり、後半の2カ月間は日本人初の船長を務める。
ロシア人飛行士が、来年2月のソチ五輪の聖火トーチを携えて宇宙遊泳する計画もあるという



「宇宙では、どんな夢を見ましたか」。池田名誉会長が、2人の元宇宙飛行士に同じ質問をした。
アメリカのジェラルド・カー博士とロシアのセレブロフ博士。答えは同じだった。“決まって地球にいる夢を見た”。
宇宙に行った人間は、地球が掛け替えのない故郷であることを悟る



「メタ認知」とか「メタ思考」という言葉がある。自身の置かれた状況を客観的に把握し、一つ上の次元から思考することをいう。
宇宙へ飛び出ることで、人間は、文字通り、この地球を一つの星として捉える視点を得たのだ。
宇宙を軍事開発の新たな“戦場”にするのでなく、戦争を克服し、調和の世界を築く思索の広場に――名誉会長の主張は、ここに貫かれている



地球の上空400キロの軌道を進むISSは、肉眼でも見ることができる。宇宙を見上げ、平和の地球、安穏のわが地域への思いを新たにしたい。
      (朋)


☆彡------☆★☆*------☆


◆浩ko・ 編集後記◆

 今日も有難う御座います。 和井弘希です。

 衆参両院の、予算委員会が始まり、注目をして聞いていました。
 民主党の前原元国交相の質問を聞いていて、腹が立つというよりも、こんな人がよく「民主党代表や各大臣を務めていたな?」というのが、大多数の国民の偽らざる気持ちではないでしょうか。私も、そう思います。
 質問内容も、“ばらばら”で、とにかく大声を張り上げ、戦闘的で、自分たち民主党政権の失敗の反省の色も、謝罪も一切無い“日本をこうする”というピジョンもない。ないどころか、重箱の隅をつついたような質問で、反対に各閣僚から“逆ねじ”をくらい、失笑を買っていました。まことに情けない限りですね。
 こんな政党が3年半年も政権を牛耳り、国益を損ねていたのかと思うと、だんだん腹が立ってきました。
 それを取り戻すのには、血の滲むような努力と、時間と、体力を必要とします。「アベノミクス」も阿部首相の言っているように、「今だ、道半ば」。安倍内閣には、世界の日本を取り戻すべく頑張って下さい。応援しています!


10月24日(木)のつぶやき

2013年10月25日 01時35分06秒 | 新・人間革命

ブログを更新しました。 『若芽4 小説「新・人間革命」   』 amba.to/H2SL55


ブログを更新しました。 『 韓国の歴史問題捏造や李明博氏の竹島上陸について』 amba.to/1dkjR5x


 韓国の歴史問題捏造や李明博氏の竹島上陸について blog.goo.ne.jp/kouki6220wai/e…


国の歴史問題捏造や李明博氏の竹島上陸について blog.livedoor.jp/kouki11012wai/…


阪急阪神ホテルズ食材偽装:「商売する資格ない」 大阪の料理人ら厳しい声 mainichi.jp/area/news/2013…



 韓国の歴史問題捏造や李明博氏の竹島上陸について

2013年10月24日 08時27分46秒 | ニュース


 韓国の歴史問題捏造や李明博氏の竹島上陸について、親韓派であった私が、余りにも理不尽な韓国のやり方におかしいと思い、色々と調べているうちに、すべて嘘で、ただ日本から金を脅し取るのが目的と分かり愕然としました。
 しかも、日本が憲法上、手出しが出来ないことを見越しての事です。これ以上、汚いやり方はありません。
 韓国と竹島の問題を作家の井沢元彦氏が詳しく解説していますので、少し長くなりますが転載します。皆さん、これ以上韓国に、罪を起こさせないためにも、購読をお願いします。

 * * *
 朝鮮王朝つまり李朝500年とは何だったかといえば、中国への朝貢国として隷属しそのコピーでなければいけなかった時代である。こうした時代、民族独自のものは徹底的に弾圧された。

 ところが近代国家になるとコピーであることよりもオリジナルなものが求められることになった。そのため韓国が走ったのがかつては中国のコピー国家であったという前歴を隠し、「あらゆるものは韓国起源である」つまり外国から嘲笑混じりに「ウリジナル」と揶揄される主張の道である。これも歴史捏造には変わりない。

 そこに韓国の国内事情が拍車をかけた。現在の韓国大統領は初の女性大統領の朴槿惠氏だが、その前任者李明博大統領から前任者を4、5代遡ってみると、すべて本人か近い親族が汚職に関する罪で逮捕されている。盧武鉉大統領に至っては逮捕直前に自殺している。また李明博前大統領の実兄も収賄罪で逮捕されている。

 なぜこんなことが何代にもわたって続くかといえば、韓国は未だに儒教社会であり国よりも一族を重んじる慣習があるからだが、こうした事に対する不満をそらすために使われるのが「悪役」日本である。

 李明博前大統領が典型的で、就任当初は日韓関係について未来志向と言っていたのに、自分の足元が危うくなると竹島に上陸したり天皇への謝罪を要求するなど、強硬な行動に出た。こんな強硬な行動が、支持率回復の特効薬になってしまっているのだ。だから歴史改竄はやめられないということにもなる。

 また現在も行なわれていることだが、中国も韓国も、日本が戦後膨大な援助をして鉄道や空港などのインフラ整備に努めたこと、技術援助をしたことなどを国民に知らせていない。

 特に韓国については近年は日韓通貨スワップ協定締結によって韓国の経済的破綻を何回か救っているのだが、韓国のマスコミはこれを正当に評価せず、その結果韓国人は当然感謝もしていない。これも事実の歪曲であると言えよう。こうして事実の歪曲は歴史の歪曲となって積み重なっていくことになる。


 ※SAPIO2013年8月号






若芽4 小説「新・人間革命」  

2013年10月24日 07時27分47秒 | 新・人間革命

      小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2013年 (平成25年)10月24日(木)より転載】


o☆:*:.♪o☆:*:.♪o☆:*:.♪

若芽4(10/24)

   入学式のメッセージで山本伸一は、児童と保護者らに、心からの祝福を述べたあと、『イソップ物語』の「塩を運ぶロバ」の話を紹介した。

 ――塩を背に積んで運んでいたロバが、川を渡る途中で、滑って転んでしまう。塩は水に溶け、背の荷物が軽くなった。喜んだロバは、今度は、綿を運んでいる時に、また身軽になろうと、わざと川で転ぶ。すると、綿に水が染み込んで重くなり、溺れてしまう。

 この話から伸一は、怠けて、楽をしようとすれば、最後には自分が損をしてしまうことを述べ、こう訴えた。

 「皆さん方もこれから、苦しいこと、辛いこと、重荷に思えるようなことがあるかもしれません。先生に叱られたり、勉強が思うように進まなくて悲しくなる時もあります。友だちとケンカして、悔しくて悔しくてしょうがない時も、きっとあるでしょう。

 しかし、それらのことは、全部、皆さんが大きな人間に成長していくための荷物といえましょう。

 冬の次には必ず春がくるように、悲しいことのあとには、必ず楽しいこと、嬉しいことがやってきます。竹は、どんなに大雪がつもっても、決して折れない。じっとしんぼうして、希望の春を待ちます。

 だからといって、なんでも一人でがまんしていなさいというのではありません。両親と話し合うのもよい。先生や仲のよい友だちに相談するのもよいでしょう。

 皆さんは、これから伸びゆく若竹です。心を大きく開いて、体をきたえ、心をきたえ、竹のようにしなやかで、ねばり強い“がんばり”を身につけていっていただきたい」児童たちの目は、キラキラと輝いていた。

 伸一は、まず子どもたちに、困難に挑むという、人としての最も大切な生き方を教えておきたかったのである。

 困難を避ける生き方が身についてしまえば、最終的に、子ども自身が不幸になってしまうからだ。


■小説『新・人間革命』の引用文献
 注 セネカ著『道徳書簡集』茂手木元蔵訳、東海大学出版会


o☆:*:.♪o☆:*:.♪o☆:*:.♪



黄落(こうらく)/今日の俳句 第1389号

2013年10月24日 06時48分14秒 | 今日の俳句

◇黄落(こうらく)/今日の俳句◇
       ◇※第1389号※◇
      

 2013年(平成25年)10月24日(水)


☆彡------☆★☆*------☆


■ 10月24日。
○ ツーバイフォー住宅の日
 日本ツーバイフォー建築協会が制定。ツーバイフォー工法が断面2×4インチの規格材を使用することから。

○ 文鳥の日
 10月が手乗り文鳥の雛が出廻る時期であることと、「て(10)に(2)し(4)あわせ」(手に幸せ)の語呂合せから。

【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】


☆彡------☆★☆*------☆


   ■※今日の俳句※■


  黄落の道いくまがりみちのくは
         桂信子


  鵜のくぐる水の底まで黄落期
         きくちつねこ
  

  黄落や笛吹き和せるほとけたち
         上野さち子


【季語の解説】
※ 黄落(こうらく)→黄落期。
 秋になって楢や、櫟(くぬぎ)などの木の葉が黄色にもみじして落ちることをいう。また地に落ちている葉を指していうこともある。銀杏や鈴懸の木(プラタナス)の葉が黄ばんで落ちるのは美しい。

【「現代俳句歳時記(秋)角川春樹編・角川春樹事務所」より転載】


☆彡------☆★☆*------☆


※わが友に贈る/寸鉄※
【「聖教新聞」2013年(平成25年)10月24日(木)より転載】


     ※わが友に贈る※

  報告への対応

  友への励ましは

  時を逃さずに!

  反応の速さに

  誠意と責任感が表れる。!


      ◇※10月24日※◇


☆彡------☆★☆*------☆



    ◇※名字の言※◇


児童発達支援センター・しいのみ学園(福岡市)創設者の〓地三郎氏は、明治生まれの107歳。99歳から毎年のように世界中で講演。101歳から始めたロシア語をはじめ、六つの外国語に親しむバイタリティーに脱帽する



その氏が、死を考えるほど打ちのめされたことがある。長男に続き、次男にも障がいがあると分かった時だ。葛藤は同学園の創設につながる。障がい児のための教育制度が不十分だった昭和20年代のことだ



「苦しさを踏みつけて、その上で踊っている」――当時をこう振り返った。氏は、子どもを抱いて死を考えるほどの苦しみを「踏みつけて」生きる、「愚痴をいわない」と誓った。前を見ようとすれば、この世は喜びに満ちている、と(『106歳のスキップ』亜紀書房)



そういう氏だからこそ、池田名誉会長の足跡を「すべての人間の心の内に潜む活力を奮い起こさせる、類まれな指導者」とたたえてやまない



シイの実は、とるに足らないものとして踏まれるけれど、水と太陽で殻を破り、見あげるような大木になる――それが「しいのみ学園」の由来という。苦しんでいる人、虐げられている人の味方となり、その人々が蘇生しゆく姿を喜びとし、宝物とする。創価の心も同じである。
       (行)


☆彡------☆★☆*------☆


◆浩ko・ 編集後記◆

 今日も有難う御座います。 和井弘希です。

 韓国の歴史問題捏造や李明博氏の竹島上陸について、親韓派であった私が、余りにも理不尽な韓国のやり方におかしいと思い、色々と調べているうちに、すべて嘘で、ただ日本から金を脅し取るのが目的と分かり愕然としました。
 しかも、日本が憲法上、手出しが出来ないことを見越しての事です。これ以上、汚いやり方はありません。
 韓国と竹島の問題を作家の井沢元彦氏が詳しく解説していますので、少し長くなりますが転載します。皆さん、これ以上韓国に、罪を起こさせないためにも、購読をお願いします。

 * * *
 朝鮮王朝つまり李朝500年とは何だったかといえば、中国への朝貢国として隷属しそのコピーでなければいけなかった時代である。こうした時代、民族独自のものは徹底的に弾圧された。

 ところが近代国家になるとコピーであることよりもオリジナルなものが求められることになった。そのため韓国が走ったのがかつては中国のコピー国家であったという前歴を隠し、「あらゆるものは韓国起源である」つまり外国から嘲笑混じりに「ウリジナル」と揶揄される主張の道である。これも歴史捏造には変わりない。

 そこに韓国の国内事情が拍車をかけた。現在の韓国大統領は初の女性大統領の朴槿惠氏だが、その前任者李明博大統領から前任者を4、5代遡ってみると、すべて本人か近い親族が汚職に関する罪で逮捕されている。盧武鉉大統領に至っては逮捕直前に自殺している。また李明博前大統領の実兄も収賄罪で逮捕されている。

 なぜこんなことが何代にもわたって続くかといえば、韓国は未だに儒教社会であり国よりも一族を重んじる慣習があるからだが、こうした事に対する不満をそらすために使われるのが「悪役」日本である。

 李明博前大統領が典型的で、就任当初は日韓関係について未来志向と言っていたのに、自分の足元が危うくなると竹島に上陸したり天皇への謝罪を要求するなど、強硬な行動に出た。こんな強硬な行動が、支持率回復の特効薬になってしまっているのだ。だから歴史改竄はやめられないということにもなる。

 また現在も行なわれていることだが、中国も韓国も、日本が戦後膨大な援助をして鉄道や空港などのインフラ整備に努めたこと、技術援助をしたことなどを国民に知らせていない。

 特に韓国については近年は日韓通貨スワップ協定締結によって韓国の経済的破綻を何回か救っているのだが、韓国のマスコミはこれを正当に評価せず、その結果韓国人は当然感謝もしていない。これも事実の歪曲であると言えよう。こうして事実の歪曲は歴史の歪曲となって積み重なていくことになる。


 ※SAPIO2013年8月号





10月23日(水)のつぶやき

2013年10月24日 01時34分56秒 | 今日の俳句

若芽3(10/23)小説「新・人間革命」

2013年10月23日 11時07分48秒 | 今日の俳句

      小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2013年 (平成25年)10月23日(水)より転載】


o☆:*:.♪o☆:*:.♪o☆:*:.♪

若芽3(10/23)

  入学式は、「ちかいのことば」の発表となった。三年生の代表が壇上に上り、演台を前にして立つ校長に向かった。

 場内は静まり返った。会場中の目が、心配そうに児童に注がれた。

 「待ちに待ったぼくたちの入学式……」

 元気な声が響いた。物おじすることなく、堂々としていた。

 「今日からは創価小学校の子。学園のおにいさんやおねえさんに負けないよう、ぼくたちはがんばります。

 まっ白いできたての校舎、すばらしい教室、ランチルーム、みんな、早くおいでとぼくたちを呼んでいるようです。

 こんなりっぱな学校にかよえるのもお父さん、お母さんのおかげです。お父さん、お母さん、ありがとうございます」

 保護者席で、目を潤ませる父母もいた。

 幼いながらも、親への感謝を語る児童代表の言葉には、心の気高さが感じられた。

 「恩を知る心以上に高貴なものはない」(注)とは、哲人セネカの言葉である。

 「ちかいのことば」は続いた。

 「そして、だれよりも喜んでくださっている山本先生、本当にありがとうございました。

 先生は、ぼくたちの未来のために、根っこになろうとおっしゃいました。

 先生! ぼくたちは必ず未来の使者として、二十一世紀に思いっきりがんばります。

 そのためにも、今日からは小学校のモットー、明るい子、思いやりのある子、ねばり強い子になることをちかいます」

 講堂に大きな拍手が起こり、いつまでも鳴り止まなかった。

 ここで学園の理事の一人が、創立者・山本伸一のメッセージを読み上げた。

 このメッセージは、印刷して新入生全員に配られており、漢字には、振り仮名が振ってあった。

 児童たちは、その声を聴きながら、印刷されたメッセージを、一文字一文字、目で追っていった。


■小説『新・人間革命』の引用文献
 注 セネカ著『道徳書簡集』茂手木元蔵訳、東海大学出版会


o☆:*:.♪o☆:*:.♪o☆:*:.♪



紅葉/今日の俳句 第1388号

2013年10月23日 06時43分26秒 | 今日の俳句

◇紅葉/今日の俳句◇
       ◇※第1388号※◇
      

 2013年(平成25年)10月23日(水)


☆彡------☆★☆*------☆


■ 10月23日。
○ 国際吃音啓発の日(International Stuttering Awareness Day)
 国際吃音者連盟・国際流暢性学会などが1998年に制定。
 吃音(どもり)についての理解啓発を求める日。

○ 平安遷都の日,時代祭
 794(延暦13)年のこの日、桓武天皇が長岡京から山背国葛野郡宇太村の新京に移った。「平安京」と命名されたのは、その年の11月8日だった。
 平安遷都1100年を記念して1895(明治28)年に創建された平安神宮の例祭・時代祭はこの日に開催される。

○ パラシュートの日
 1797年のこの日、フランスのパリ公園でアンドレ=ジャック・ガルヌランが高度8000フィート(約2400m)の気球から直径7mの布製の傘のようなものと一緒に飛び降りた、これが世界初のパラシュートによる人間の降下となった。着陸時に衝撃があったものの、無傷であった。


【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】


☆彡------☆★☆*------☆


   ■※今日の俳句※■


  青空の押し移りゐる紅葉かな
         松藤夏山


  夕紅葉水脈(みを)しんしんと尽くるなし
         栗生純夫
  

  白魚に紅葉交りてゐたりけり
         沢木欣一


【季語の解説】
※ 紅葉→紅葉(こうよう)・夕紅葉・もみづる・色葉・村紅葉・谷紅葉・紅葉山・紅葉川。
 晩秋、霜が降るようになると、落葉樹の葉が葉緑素を失ったり、花青素が変質したりして、紅・黄とりどりに彩られる。
 ふつう、紅葉といえばみごとな色を呈する楓を指すが、その他の木にもいう。山紅葉などという場合がそれで、種々の木の紅葉を一括している。
 黄葉もまた「もみじ」と訓(よ)む。総じて新緑のきれいな土地は紅葉も美しい。紅葉した葉が日に照り輝くのを照葉という。
 鮮やかな紅葉を見せるのは、昼と夜の温度差の激しい山間部や北国で、最低気温が八度を割ると紅葉が始まり、五、六度で全盛を迎えるといわれる。
 また葉が黄色に変わる櫟(くぬぎ)や銀杏などは黄葉の字を当てる。草の中で葉が美しく変色するのを草紅葉という。

【「現代俳句歳時記(秋)角川春樹編・角川春樹事務所」より転載】


☆彡------☆★☆*------☆


※わが友に贈る/寸鉄※
【「聖教新聞」2013年(平成25年)10月23日(水)より転載】


     ※わが友に贈る※

  「御みやづかい(仕官)を

  法華経とをぼしめせ」

  わが使命の職場こそ

  人間練磨の道場なり。

  誠実と努力で勝て!


      ◇※10月23日※◇


☆彡------☆★☆*------☆



    ◇※名字の言※◇


 きょうは、二十四節気の「霜降」。初霜が降りはじめるころ。この時期は、昼夜の気温差や天候の変化が激しい。体調管理には十分に気をつけたい



中国の古典「易経」に「霜を履んで堅氷至る」と。霜を踏んで歩く季節の後には、硬い氷の張る冬が来る。同様に、物事には必ず“前兆”があり、それが現れたら用心を怠るなという戒めだ



冬が近づくと、本紙を配達する「無冠の友」は、いつにも増して用心を重ねる。早朝の配達時は路面の状態や視界が悪くなり、体も硬くなるなど、悪条件が増すからだ。普段は危ないと感じない場所で滑ったり、転んだりする危険性も出てくる



“事故の前兆”を感じたら、直ちに注意点を洗い出し、具体的な対策を講じたい。定期的に開く“ヒヤリハット配達員会”などの機会にヒヤリ、ハッとした体験を共有し、知恵を出し合うことが無事故につながる



日蓮大聖人は繰り返し「用心」を教えられた。「かまへて・かまへて御用心候べし」(御書1133頁)、「心にふかき・えうじん(用心)あるべし」(同1176頁)等と。“自分は大丈夫”という慢心を戒め、対処を怠るまい。今週も台風の列島接近が懸念される。配達員の方々の絶対無事故を祈りつつ、万全の備えをとりたい。
       (潔)



☆彡------☆★☆*------☆


◆浩ko・ 編集後記◆

 今日も有難う御座います。 和井弘希です。
 
 今日の一句「夕紅葉」の作者、栗生純夫先生に一度、私が、高校1年の時、お手紙を差し上げたことがある。
 それは、兄(俳人・故和井白風)の購読していた、総合俳誌「俳句」誌に掲載されていた作品に感動したからに他ならないと思うが、今は、手紙の内容も忘れてしまった。
 しかし、先生の発行されていた「科野(しなの)」編集部より先生が、急逝された旨のお手紙を戴いたことを覚えている。
 当時、私は「若さか?」いろんな有名俳人に手紙を差し上げていた。またご丁寧に、そのほとんどが返信してくださり、中には自分の近著を寄贈して下さる先生もいた。今考えると赤面の至りである。
 栗生純夫先生は、明治37年4月20日生に生まれ。臼田亜浪(うすだ-あろう)に師事。小林一茶を研究の第一人者であった。大正15年「一茶新考」。
 昭和21年「科野(しなの)」を創刊した。昭和36年1月17日死去。56歳。本名は神林新治。




10月22日(火)のつぶやき

2013年10月23日 01時34分38秒 | 今日の俳句

若芽2(10/22)小説「新・人間革命」

2013年10月22日 07時00分31秒 | 今日の俳句


      小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2013年 (平成25年)10月22日(火)より転載】


o☆:*:.♪o☆:*:.♪o☆:*:.♪

若芽1(10/22)

  東京創価小学校は、創価中学・高校に隣接して建てられていた。春の陽光に照らされた、鉄筋コンクリート造り三階建ての白亜の校舎が、武蔵野の緑の中に、ひときわ輝きを放って見えた。

 校舎三階のバルコニーには、「にゅうがくおめでとう さあ、きぼうのしゅっぱつ!」と書かれた、三十メートルほどの横幕が掲げられていた。

 創価小学校の入学式は、午前十一時から、創価学園の講堂で挙行された。

 児童たちが、幾分、緊張した顔で壇上を見つめるなか、開式が宣言された。

 初めに校長の新木高志が、一年生百二十五人、二年生八十二人、三年生八十四人の入学許可を告げたあと、「明るい子」「思いやりのある子」「ねばり強い子」という低学年のモットーを紹介した。

 このモットーは、創立者の山本伸一が、設立の準備にあたってきた教職員に請われ、決めたものであった。彼は、人間教育を行ううえで重視すべきは、精神の育成であると考え、心、生き方という内面に焦点を当てたモットーにしたのである。

 「明るい子」、すなわち明朗快活な子どもとは、自分を卑下したりすることなく、広く大きな、素直な心で、何事にも前向きに取り組んでいける子どもである。

 「思いやりのある子」とは、他者を大切にする心をもつ子どもである。いかに学業成績が優秀であっても、自分のことしか考えぬ人間になってしまえば、本人も、周囲の人も不幸である。思いやりの心を育んでいくことは、人格をつくるうえで、最も大切な要件となる。

 「ねばり強い子」をめざすのは、忍耐なくしては、物事の成就も、人間としての大成もないからだ。子どもが人生を勝利していくために、身につけておかねばならない必須の力といってよい。

 伸一は、未来に伸びゆく子どもたちの、健全な精神の土台をつくることこそが、児童教育の最大の眼目であると確信していたのだ。


o☆:*:.♪o☆:*:.♪o☆:*:.♪



栗/今日の俳句 第1387号

2013年10月22日 06時42分35秒 | 今日の俳句

◇栗/今日の俳句◇
       ◇※第1387号※◇
      

 2013年(平成25年)10月22日(火)


☆彡------☆★☆*------☆


■ 10月22日。
○ 国際吃音啓発の日(International Stuttering Awareness Day)
 国際吃音者連盟・国際流暢性学会などが1998年に制定。
 吃音(どもり)についての理解啓発を求める日。

○ 平安遷都の日,時代祭
 794(延暦13)年のこの日、桓武天皇が長岡京から山背国葛野郡宇太村の新京に移った。「平安京」と命名されたのは、その年の11月8日だった。
 平安遷都1100年を記念して1895(明治28)年に創建された平安神宮の例祭・時代祭はこの日に開催される。

○ パラシュートの日
 1797年のこの日、フランスのパリ公園でアンドレ=ジャック・ガルヌランが高度8000フィート(約2400m)の気球から直径7mの布製の傘のようなものと一緒に飛び降りた、これが世界初のパラシュートによる人間の降下となった。着陸時に衝撃があったものの、無傷であった。


【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】


☆彡------☆★☆*------☆


   ■※今日の俳句※■


  栗の毬(いが)籠の中へも日がはひる
        細見綾子


  栗をむくいまが晩年かも知れぬ
        細川加賀


  栗売の声が夜となる飛騨盆地
        成瀬櫻桃子


【季語の解説】
※ 栗→山栗・柴栗・毬栗(いがぐり)・落栗・虚栗(みなしくり)・丹波栗。
 栗は、古代から日本人の周囲にあって、とくに馴染みの深い木の一つである。
 おもに関東以西の山野に自生する。ブナ科の落葉高木で、過当な湿気があり、しかも水はけのよい土地が成育には最適で、高さ数メートル以上におよぶ大木もある。
 畑などに栽培用に植えられたものは、適当な高さに育てられる。初夏のごろ、独特の強い香りのある花が咲く。
 俗に「桃栗三年、柿八年」といわれるように、植えられてから三、四年すれば実を結ぶ。野生のものは、柴栗、またはささ栗といって実が小粒だが、栽培種は実が大きく、味もすぐれている。
 兵庫県の丹波地方でとれる丹波栗は、とくに有名。
 茹でて食べたり、栗飯にして炊き込んだり、炉端などで焼いて食べる味は、また格別のものである。

【「現代俳句歳時記(秋)角川春樹編・角川春樹事務所」より転載】


☆彡------☆★☆*------☆


※わが友に贈る/寸鉄※
【「聖教新聞」2013年(平成25年)10月22日(火)より転載】


     ※わが友に贈る※

  家庭と地域で奮闘する

  ヤング・ミセスに

  心からの感謝と賞讃を!

  どうか健康第一で。

  幸福の大道を共に!


      ◇※10月22日※◇



      ※今週のことば※

  配達は即「広布」なり。

  配達は即「福徳」なり。

  無冠の友に心から感謝を。

  健康・無事故を祈ります。

  我らは聖教を力に前進!


       ◇※10月21日※◇


☆彡------☆★☆*------☆



    ◇※名字の言※◇


宮城・石巻市の万石浦で、アサリ漁復活への取り組みが始まった



イカダ式の育成装置の中で、1ミリほどの稚貝約100万個を管理。一昨年の震災で海の環境が変化したことから、稚貝を大切に育てる方針が取られ、環境に適応できる大きさまで育てられた後、放流される。
一つ一つの稚貝を強く、大きく育てようとする挑戦が、復興の希望へとつながる



自然豊かな海と美しい水田が広がる石巻地域は、江戸時代、仙台藩を“伊達百万石”とうたわれる雄藩へ押し上げた。著しい発展をみたのは17世紀末。1611年に発生した「慶長三陸地震」からの本格的な復興を目指す中、氾濫を繰り返す北上川が整備された後のことである



被災地を豊かな実りの地に――石巻には不屈の歴史がある。その陰に“本気の一人”がいた。治水の名手と伝わる川村孫兵衛。20代で伊達政宗の家臣となった彼は、後に、あえて荒れ地に飛び込んで河川を改修し、美田に一変させた。
その地域は後年、それまでの40倍の石高に発展する



学会では今月、石巻未来部の太平洋少年少女合唱団が、震災から2年半を経て活動を再開した。若い命には未来を切り開く無限の力が宿っている。宝の一人一人を大切に育てながら、自身も成長していきたい。
      (朱)



☆彡------☆★☆*------☆


◆浩ko・ 編集後記◆

 今日も有難う御座います。 和井弘希です。

細川加賀の作品には、「色彩感覚」や「光と影」の感覚に秀でた句が多いのですが、「栗をむく」の句は、視覚における鋭敏さが見て取れないでしょうか。全体的には、加賀作品には、重層的な感覚を内包する作品散見されますが、自ずから、身体意識の深い感応を覚えます。
 加賀(かが)さんは、大正13年(1924)、東京に生まれ、「鶴」の同人であった石野兌を知り、昭和18年(1943)「鶴」に俳句入門しました。昭和29年(1954)、「鶴」同人になり。昭和48年(1973)、第1句集『傷痕』を上梓しました。
 昭和59年(1984)、「初蝶」主宰となりましたが、平成元年(1989)に歿しました。
 


10月21日(月)のつぶやき

2013年10月22日 01時34分47秒 | 今日の俳句

若芽1(10/21)小説「新・人間革命」     

2013年10月21日 07時14分23秒 | 今日の俳句


      小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2013年 (平成25年)10月21日(月)より転載】


o☆:*:.♪o☆:*:.♪o☆:*:.♪

若芽1(10/21)


 若芽たちよ!

 未来を見すえ、無限の大空へ、

 真っすぐに伸びゆく若芽たちよ!

 そのみずみずしい生命には、

 希望が満ちあふれ、正義の心が鼓動し、

 向学の息吹が脈打つ。
   


 創価の魂のバトンを受け継ぐ、

 尊き宝の君たちよ!

 ぼくの開いた平和の道、友情の道を、

 さらに大きく広げ、

 この地上から、貧困を、飢餓を、

 差別を、戦争を、あらゆる悲惨を、

 必ずや根絶してくれたまえ。
  


 そのために、

 強くあれ! 勇敢であれ! 聡明であれ!

 自分を鍛え、挑戦し、貪欲に学ぶのだ。
  


 君たちの成長を、

 胸を躍らせながら、

 ぼくは待っている。世界が待っている。
  


 鳥たちは、歓びの歌を歌い、

 花々は、風を友に、幸せのワルツを踊る。

 王子、王女の、未来への旅立ちだ!
  

 一九七八年(昭和五十三年)四月九日、東京は、午前中から気温が上がり、六月上旬を思わせる陽気であった。
天候不順で遅れていた桜も、暖かな日差しを浴びて、一斉に満開になった。
 東京・小平市にある西武国分寺線の鷹の台駅前は、午前九時ごろから、真新しい制服に身を包んだ小学生と親などで賑わっていた。
男子は濃紺の詰め襟に半ズボン、女子はセーラー服に赤いスカーフ姿である。皆、服が少しだぶついているのは、成長を見越しての配慮であろう。
子どもたちの、どの目にも希望が光り、どの顔にも笑みがこぼれていた。
 この日、東京創価小学校の第一回入学式が、晴れやかに行われたのである。


o☆:*:.♪o☆:*:.♪o☆:*:.♪