和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

奮迅7/小説「新 ・人間革命」

2013年05月11日 09時19分54秒 | 今日の俳句
      小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2013年 (平成25年)5月11日(土)より転載】
http://www.seikyoonline.jp/index.html

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奮迅7(5/11)

 式次第は、支部長の抱負へと移った。

 「初代方南支部長の任命を受けました高杉光則です!」

 彼は、支部名である「方南」という地域の由来から説き起こしたあと、声を振り絞るようにして訴えた。

 「この方南の地に、いかなる三障四魔が競い起ころうが、私がいる限り、必ずやその障魔を打ち払ってまいります。
そして、妙法の光り輝く寂光土に転換してまいりますので、どうか皆さんは、安心して学会活動に励んでください!」

 すかさず山本伸一は、自分の太ももの辺りを手でポンと叩き、「そうだ! それが支部長だ! 頑張れ!」と言った。

 支部長は、伸一の方を向いて、会釈すると、話を続けた。

 「私たちの支部には、弁護士、国際的な銀行員、プロゴルファー、そして、クリーニング屋さん、豆腐屋さん、ラーメン屋さんなどがおり、まさに多士済々であります」

 ここでまた、「すごいぞ!」という伸一の声がかかった。
支部長は、「はい!」と答え、さらに、原稿を読み進めていった。

 「現在、わが支部は約五百世帯の大家族ですが、私は、全家庭の皆さんと対話してきたなかで、次のモットーを掲げて進んでまいりたいと思います。

 それは、『団結』『折伏』『人材』の三モットーであります。
各部が互いに、よく理解し合い、特色をいかんなく発揮し、弘教拡大のために団結力を発揮し、杉並の、いや全国の広宣流布の先駆となってまいります。
また、力ある人材の育成、輩出に、全力をあげて取り組んでまいります。

 さあ、方南支部の皆さん! 『日本一仲の良い方南創価家族』を合言葉に、歓喜の大前進をしてまいろうではありませんか!」

 伸一は、その言葉通りに、仲良く前進してほしかった。
仲の良い組織には、団結があり、励ましがある。笑いがあり、希望がある。
そして、勝利がある。


※ 小説「新・人間革命」
  【語句の解説】
◎三障四魔
 三障四魔とは、信心修行を阻み、成仏を妨げる三種の障り、(煩悩障、業障、報障)と、四種の魔(煩悩魔、陰魔、死魔、天子魔)のことをいう。



河鹿(かしか)/今日の俳句 第1280号

2013年05月11日 05時49分36秒 | 今日の俳句
    ◇河鹿(かしか)/今日の俳句◇

    ◇※第1280号※◇


 2013年(平成25年)5月11日(土)


       ■


    ※今日の記念日※


※5月11日
■ 鵜飼開き
 長良川鵜飼(ながらがわうかい)とは、岐阜県岐阜市の長良川で毎年5月11日から10月15日まで行われる鵜飼である。
中秋の名月と増水時を除く毎夜行われる。中秋の名月に行われないのは、満月の月明かりにより篝火に鮎が集まりにくいためといわれるが、他の満月の際には催されるので、これは伝統的な公休と言える。
 1300年ほど前から行われており起源は漁としての鵜飼だが、現在は古典漁法を今に伝える観光としての鵜飼である。
そのうち宮内庁の御料場で行われる8回の鵜飼は「御料鵜飼」と呼ばれ、獲れた鮎は皇居へ献上されるのみならず、明治神宮や伊勢神宮へも奉納される。
 長良川における鵜飼は日本で唯一皇室御用の鵜飼であり、長良川の鵜匠は職名を宮内庁式部職鵜匠といい、長良川の鵜飼用具一式122点は国の重要有形民俗文化財、長良川鵜飼漁法は岐阜県指定無形民俗文化財である。
 また、この鵜飼が行われる長良川中流域は1985年「名水百選」に、また岐阜市の長良橋から上流約1kmまでの水浴場が1998年環境省認定「日本の水浴場55選」に、2001年「日本の水浴場88選」に全国で唯一河川の水浴場で選定されるなどする清流である。

【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】
http://www.nnh.to/

■ ※朔太郎忌
 大正・昭和期の詩人、萩原朔太郎[はぎわらさくたろう]の1942年の忌日。
 大正-昭和時代前期の詩人。
 明治19年11月1日生まれ。父は医師。
 大正2年北原白秋主宰の「朱欒(ザンボア)」に詩を発表し,同誌を通じて室生犀星(むろう-さいせい)と生涯の親交をむすぶ。
 第1詩集「月に吠える」,第2詩集「青猫」で口語自由詩を完成させた。昭和17年5月11日死去。57歳。群馬県出身。
 前橋中学卒。作品はほかに詩集「純情小曲集」,アフォリズム集「新しき欲情」など。
【格言など】どんな真面目な仕事も,遊戯に熱している時ほどには人を真面目にし得ない(「新しき欲情」)

【「デジタル版・日本人名大辞典」より転載】


       ■


   ■※今日の俳句※■


 昼河鹿ささやくほどの声流し
      今本まり

 鳴きやんでまなこ寂しき河鹿かな
      日野草城

 昼ながら過ぎに月ある河鹿かな
      芝不器男  


【季語の解説】
※ 河鹿→河鹿蛙・河鹿笛・夕河鹿・河鹿宿。
 山深い渓流でしかも水のきれいな流れに棲む蛙である。
 近ごろは自然環境の破壊が急速に進み、なかなかその姿が見られなくなった。
 雌は体長八センチ近くあるが、雄はその半分くらいしかない。
 体の色は灰色と茶色のまじったような色で、腹部は白に近い。
 細く永い脚につづく指の先には吸盤がつき、急流の岩や石に張りつきやすくなっている。
 雄は「ヒョロヒョロ、ヒュルル、ヒヒヒ・・・・・」とその小さな体からは想像できないような澄んだ美しく響きわたる声をあげて鳴く。河鹿笛である。
 その声は銀の笛でも吹いているように、水音をかき消すほど高い声で鳴きつづける。
 夕方や涼しい時間に一匹が鳴き出すとそれに誘われて一斉に鳴き出す。
 河鹿の名前は、鳴き声が鹿と同じように、みごとなためにつけられたものである。
 夏が過ぎ、川の水が冷えてくると鳴かなくなる。
 蝿や蜘蛛を与え自分で飼育してその声を楽しむ人々もいる。

【「現代俳句歳時記(夏)/角川春樹編」(角川春樹事務所)より転載】

■※芝不器男(しば-ふきお)※■
 (1903-1930) 大正-昭和時代前期の俳人。
 明治36年4月18日生まれ。「天の川」「ホトトギス」などに投句。万葉語を駆使した叙情句で昭和初期の俳壇に新風をふきこむ。
 昭和3年結婚して太宰(だざい)姓となる。昭和5年2月24日死去。28歳。没後,「芝不器男句集」が刊行された。愛媛県出身。東北帝大中退。
 【格言など】あなたなる夜雨の葛のあなたかな(「芝不器男句集」)

【「デジタル版・日本人名大辞典」より転載】


       ■


※わが友に贈る/寸鉄※
【「聖教新聞」2013年(平成25年)5月11日(土)より転載】
http://www.seikyoonline.jp/


     ※わが友に贈る※


  「さいわい(福)は心より

  いでて我をかざる」

  報恩感謝の人に

  行き詰まりはない。

  誠実一路の路を歩め!

 
      ◇※5月11日※◇



       ■



    ◇※寸 鉄※◇ 


会長(SGI)ほど共生の心を体現した人物はいないー博士(インド)。人類を結ぶ励ましの王者

       ◇

滋賀婦人部の日。湖国に光る常勝の誓い。友情の花園を朗らかな語らいで

       ◇

学会は苦しむ人々を救うためにある。-恩師。この原点胸に立正安国の路を

       ◇

女性が憧れる女性ー上位は気配り、行動力と。地域で輝く創価の女性は模範

       ◇

風疹患者、既に昨年1年の倍以上と。予防接種が効果。手洗い・嗽の励行を


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 「和井弘希の文芸政談」に掲載した俳句集
 http://u-736632kazui.hatenadiary.com/

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5月10日(金)のつぶやき

2013年05月11日 01時32分39秒 | 広島カープ

     小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2013年 (平成25年)5月10日(金)より転載】
seikyoonline.jp/index.html



奮迅6/小説「新 ・人間革命」

2013年05月10日 07時01分52秒 | 今日の俳句
     小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2013年 (平成25年)5月10日(金)より転載】
http://www.seikyoonline.jp/index.html

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奮迅6(5/10)
 「支部証」授与のあと、副会長の山道尚弥は、「この方南支部結成大会の模様は、『聖教新聞』にも大きく報道されるのではないかと思いますので、全国の同志のために、どんな支部なのか、説明しておきたい」と前置きして、同支部の概要を語り始めた。

 参加者は、その言葉に、広布第二章の先駆けの支部であるとの、誇りを〓み締めた。

 山道は、方南支部の場所、土地柄、環境、支部の幹部などを紹介していった。

 次いで、支部歌の発表となった。歌うのは「方南桜花合唱団」である。この日が初登場となる、女子部、壮年部、男子部、学生部によって構成された混声合唱団であった。
   

  歓喜の風に 身も軽く

  悩める友の 道開き……
   

 支部歌には、一人ひとりの友と同苦し、励まし、地域に功徳の花を咲かせようとする、“方南家族”の気概が満ちあふれていた。
また、明るい笑顔が広がる座談会の光景も、生き生きと歌われていた。

 熱唱は、支部結成の皆の喜びを増幅させていった。だが、合唱は二分足らずで終わってしまった。二番までしかないからだ。

 山本伸一は、“みんな忙しいなか、支部歌作りにも挑戦したが、三番まで歌詞を書き上げる時間がなかったのであろう”と思った。

 教学試験の勉強や支部結成大会の結集、さまざまな準備もある。そのなかで支部歌作りに励んだ人たちの苦心が、伸一には手に取るようにわかった。
先駆の誇りに燃え、困難をはね返しての挑戦であったにちがいない。

 彼は、合唱が終わるや、立ち上がって拍手を送りながら言った。

 「すばらしい! 簡潔で、すっきりしていていいね。短いから覚えやすいし、歌いやすい。まさに、新時代の先駆の歌です!」

 人の苦労がわかる。人の努力がわかる――それこそが、リーダーとしての、最第一の要件といえよう。


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 「和井弘希の文芸政談」に掲載した俳句集
 http://www.mag2.com/m/M0095690.html


雨蛙/今日の俳句 第1279号

2013年05月10日 06時13分12秒 | 今日の俳句
    ◇雨蛙/今日の俳句◇

    ◇※第1279号※◇


 2013年(平成25年)5月10日(金)


       ■


    ※今日の記念日※


※5月10日
■ 日本気象協会創立記念日
 1950年5月10日、日本気象協会(JWA)が「気象協会」として創設された。
気象協会は1966(昭和41)年に関西気象協会・西日本気象協会と合併し、現在の名称になった。
気象情報の伝達・配布、気象調査、気象知識の普及等を行っている。



【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】
http://www.nnh.to/


       ■


   ■※今日の俳句※■


 恐る々々芭蕉に乗って雨蛙
      夏目漱石

 雨呼んで身の軽くなり雨蛙
      加藤瑠璃子

 とまる木の色となりたる雨蛙
      鈴木豊子   


【季語の解説】
※ 雨蛙→枝蛙・青蛙・夏蛙。
 アマガエル科の青い小さな蛙で、梅どき雨気が漂って今にも降り出しそうになってきたとき、柿や桑などの低い木の枝でよく通る声で鳴き、、まるで鳥の声を思わせる。
 体長は四センチほどで、別名、枝蛙の名もあり、色は淡緑色で、若葉の茂みなどにいると保護色となり、仲々見わけにくい。
 時には褐色に帯びた色に変ずることもある。     →蛙(春)。

【「新版・俳句歳時記/第四版/監修・桂信子ほか」(雄山閣)より転載】

■※夏目漱石 (なつめ・そうせき)※■
 生年: 慶応3年1月5 日 (1867.2.9) 没年: 大正5年12月5日。
近代日本の代表的国民作家。
江戸牛込馬場下横町(東京都新宿区喜久井町)に名主夏目小兵衛直克と後妻千枝の末子として生まれた。
名は金之助。生後すぐ里子に,のちに塩原昌之助のもとに養子に出された。
そうした余計者扱いされた幼時体験が心的外傷として残り作品に影を落としている。
金之助は江戸の町人文化に親しんで育ち,漢籍も学び,新時代の子として英語も勉強し,一高,帝大英文科時代以後正岡子規と親しく俳句もよくした。
明治28(1895)年松山中学に赴任時の体験は『坊つちやん』(1906)に活発な筆致で面白おかしく描かれている。
熊本の五高で4年間(1896~1900)英語を教え,33年秋文部省留学生として渡英,36年1月帰国。
前任者の小泉八雲をおしのける形で4月から東京帝大英文科で日本人として初めて講師となり,「文学論」「文学評論」,シェイクスピアなどを講じた。
38年1月『ホトトギス』に掲載した「吾輩は猫である」は軽妙洒脱で評判となり,以後「倫敦塔」「幻影の盾」「草枕」など溢れんばかりの文才を示した。
社会や人間の不正を糾弾する青くさい作品も書いたが,40年教職を辞し朝日新聞社に入社,同年の「虞美人草」,翌41年の「夢十夜」「三四郎」で文壇にゆるぎない地位を確立し,早稲田の自然主義作家の嫉妬を買った。
森鴎外の「青年」は漱石の出現に技癢を覚えた文壇の先輩が,三四郎と同じく地方から上京した青年の体験を種々描こうと試みた作だが,「三四郎」の美禰子,広田先生,与次郎といった作中人物の個性の面白さにはおよばない。
鴎外・漱石が日本人のみか魯迅などにも尊敬されたのは,2人が作家であるとともに20世紀初頭の世界でも稀にみる東西両洋の知性と感性を備えた知識人だったからである。
朝日新聞の文芸欄を主宰した漱石はまた「現代日本の開化」「私の個人主義」などの講演で自己本位を主張した。
これは漱石の英文学研究の過程で生まれた立場であろう。
漱石は初期の文章が日本では人気が高いが,欧米では翻訳に恵まれた中期以後の心理小説がむしろ注目されている。
1年ほぼ1作の割合で書かれた「それから」「門」「彼岸過迄」「行人」「こゝろ」「道草」「明暗」中の自他のエゴの分析は,単純な倫理的批評では把握しきれぬものを持っている。
漱石はまた漢詩をよくし,「永日小品」「硝子戸の中」などのなつかしい随筆も残した。
師弟関係には恵まれ,小宮豊隆,森田草平,寺田寅彦,鈴木三重吉,安倍能成,高浜虚子などの漱石山脈は日本のリベラリズムを維持する上で力があった。
漱石が知友門弟に書いた手紙や葉書も貴重で,こうした濃密な人間関係は北米にはない貴重ななにかであろう。
美術にも眼があり,西洋世紀末芸術の感化を深く浴びた。
漱石については上記の弟子筋の文章のほか,妻夏目鏡子『漱石の思ひ出』が興味深い。
他にも江藤淳『漱石とその時代』,同編『朝日小事典 夏目漱石』,三好行雄ほか編『講座夏目漱石』全5巻,尹相仁『世紀末と漱石』ほか玉石混淆のおびただしい研究書がある。
(平川祐弘) 

【朝日日本歴史人物事典の解説】


       ■


※わが友に贈る/寸鉄※
【「聖教新聞」2013年(平成25年)5月10日(金)より転載】
http://www.seikyoonline.jp/


     ※わが友に贈る※


  地区部長・婦人部長の

  人知れぬ奮闘ありて

  広布の勢いは加速!

  どうか健康第一で

  賢明な指揮を頼む!

 
      ◇※5月10日※◇



       ■



    ◇※寸 鉄※◇ 


「創価」とは価値創造。ゆえに「昨日より今日」と勇敢に前へ。挑戦の心で

       ◇

鉄桶の埼玉が拡大月間を驀進。団結の底力示す時は今!常勝の歴史を綴れ

       ◇

創価班・牙城会白蓮G(グループ)が大活躍!青春の尊き労苦に感謝。冥の照覧は絶対

       ◇

「仏の如く互に敬うべし」御書。共に喜び、讃えあう所は発展。幹部(リーダー)から率先

       ◇

貧困と格差広がる今こそ庶民に根差す公明が必要ー教授。立党精神を貫け



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 「和井弘希の文芸政談」に掲載した俳句集
 http://u-736632kazui.hatenadiary.com/

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5月9日(木)のつぶやき

2013年05月10日 01時33分10秒 | 広島カープ

      小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2013年 (平成25年)5月9日(木)より転載】
seikyoonline.jp/index.html


総連落札の代金納付へ 最福寺「ゼネコンから融資合意」(産経新聞) - goo ニュース news.goo.ne.jp/article/sankei…



勇将5/小説「新 ・人間革命」

2013年05月09日 07時19分00秒 | 今日の俳句
      小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2013年 (平成25年)5月9日(木)より転載】
http://www.seikyoonline.jp/index.html

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奮迅5(5/9)
 方南支部結成大会の参加者は、午後五時半前から、続々と会場の杉並文化会館に集って来た。早くも六時には、会場の大広間は人で埋まった。どの人も頬を紅潮させ、瞳を輝かせ、晴れやかな表情であった。

 六時三十分、司会者が元気な声で、式次第、注意事項を発表した。

 その直後、「こんばんは!」という声がして、山本伸一が姿を現した。「ワァー」という歓声とともに、大拍手が湧き起こった。

 「ただ今より、方南支部結成大会を開会いたします!」

 司会の青年が、叫ぶように宣言した。

 伸一の導師で勤行が始まった。

 彼は、懸命に祈った。

 ――方南支部の全同志が功徳と福運に包まれゆくように。地域が繁栄し、大きく発展していくように。そして、全国の各支部が晴れやかな大前進を開始していけるように……。

 勤行が終わると、女子部の代表が、深い感謝の思いを込めて、伸一に花束を贈呈した。

 「ありがとう! 皆様の真心を受け止めました。おめでとう!」

 杉並長の三枝木健次が、祝福のあいさつに立った。感激のためか、声が上ずっていた。

 「山本先生をお迎えし、全国に先駆けて開かれた、希望輝く支部の結成大会、まことにおめでとうございます!

 ここに方南総ブロックは、方南支部として新出発いたしました。この歴史的な意義ある結成大会に集い合えた私どもは、満々たる決意と草創の息吹をもって、全国の模範となる支部を築いてまいろうではありませんか!」

 続いて、副会長の山道尚弥から、方南支部の「支部証」が、支部長に手渡された。大拍手が轟いた。

 伸一は、語りかけた。

 「頼んだよ。“自分は、地域の人びとの幸福責任者だ! 日本一の支部をつくろう!”と、深く心に誓うことが大事なんです」

 ――「誓いとは、前進への秘訣である」(注)とは、マハトマ・ガンジーの珠玉の言葉だ。

◎ 小説『新・人間革命』の引用文献
 (注) 「マガンラル・ガンジーへの書簡」
 (『マハトマ・ガンジー全集 97巻』所収) インド政府出版局(英語)

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 「和井弘希の文芸政談」に掲載した俳句集
 http://www.mag2.com/m/M0095690.html

亀の子/今日の俳句 第1278号

2013年05月09日 06時36分55秒 | 今日の俳句
    ◇亀の子/今日の俳句◇

    ◇※第1278号※◇


 2013年(平成25年)5月9日(木)


       ■


    ※今日の記念日※


※5月9日
■ アイスクリームの日
 東京アイスクリーム協会(現在の日本アイスクリーム協会)が1965年より実施。
1964年5月9日、アイスクリームのシーズンインとなる連休明けの時期であるこの日に、東京アイスクリーム協会が記念事業を行い、諸施設へアイスクリームをプレゼントした。以降、この日を「アイスクリームの日」として、各種のイべントを実施している。
なお、アイスクリームの日の由来として、1869(明治2)年に町田房蔵が横浜の馬車道通りに開いた「氷水屋」で、日本初のアイスクリーム「あいすくりん」を製造・販売した日であるという説が一般に流布しているが、これは旧暦6月(新暦7月)のことで5月9日ではない。

■ 黒板の日
 全国黒板工業連盟が2000年7月に制定し、2001年から実施。
五(こ)九(く)で「こくばん」(黒板)の語呂合せと、明治初頭にアメリカから黒板が初めて輸入されたのがこの時期と言われていることから。


【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】
http://www.nnh.to/


       ■


   ■※今日の俳句※■


 銭亀売る必ず白き器にて
      斉藤夏風

 子亀買ひいづれの方の子へやらん
      井沢正江

 銭亀を間に夫婦喧嘩かな
      吉田健一      


【季語の解説】
※ 亀の子→銭亀。
 石亀の子で、銭に似ていることから銭亀ともいわれる。
 五、六月ごろに水辺の砂の中に産卵し、五、六十日くらいで孵化する。
 夜店などで売られて子供からは人気があり、水盤や池に飼って鑑賞される。

【「新版・俳句歳時記/第四版/監修・桂信子ほか」(雄山閣)より転載】

■※吉田健一 ( よしだけんいち)※■
 (1912‐77年)(大正1‐昭和52年) 英文学者,批評家,エッセイスト,小説家。
 父は後の首相吉田茂で,その長男として生まれた。20歳でケンブリッジ大学を退学するころまで父の任地に従ってフランス,イギリスなどで生活することが多く,この経験が文筆活動の背景にある。
 ボードレールやラフォルグ等フランス文学への親炙とシェークスピアから現代までのイギリス文学への傾倒をみごとに両立させ,一貫してヨーロッパへの夢に生き続けた。
 文学とは結局言葉の使い方だという認識を基盤に,洗練された言葉の追究は文明の成熟にかかわるという観点から,独特な文学論,文明論を数多く発表した。

【「デジタル版・日本人名大辞典」より転載】
http://kotobank.jp/dictionary/nihonjinmei/

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※わが友に贈る/寸鉄※
【「聖教新聞」2013年(平成25年)5月9日(木)より転載】
http://www.seikyoonline.jp/


     ※わが友に贈る※


 「未来の果」は

 「現在の因」にあり。

 一日の目標を明確に!

 勝利への祈りも強く

 はつらつと前進を!

 
      ◇※5月9日※◇



       ■



    ◇※寸 鉄※◇ 


相手と共通項を見出す会長(SGI)の対話姿勢に共感ー教授(アメリカ)。時代の閉塞破る鍵

       ◇

音楽隊の日。仕事・学業・活動・演奏で己を磨け!同志と勝利の大行進曲を

       ◇

学会こそ日本の柱であり魂だー恩師。堂々と語れ。さあ立正安国の大理想へ

       ◇

「うろたえていて幸せをつかめるものか」作家(セルバンテス)。幹部(リーダー)は強気で苦難に挑め

       ◇

健康はリズム正しき生活から!睡眠、食事、運動を賢く。朝夕の祈り根本に


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 「和井弘希の文芸政談」に掲載した俳句集
 http://u-736632kazui.hatenadiary.com/

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5月8日(水)のつぶやき

2013年05月09日 01時34分49秒 | 広島カープ

奮迅4 /小説「新 ・人間革命」

2013年05月08日 07時49分42秒 | 今日の俳句
      小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2013年 (平成25年)5月8日(水)より転載】

http://www.seikyoonline.jp/index.html

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奮迅4(5/8)
 一月二十三日、杉並文化会館で本部幹部会の再聴が終わったあと、方南支部結成大会の大成功へ向け、各部の大ブロック長が集って、打ち合わせが行われた。
この席で、支部歌を作って、発表することも決まった。

 結成大会は四日後である。有志が、まず作詞に取りかかり、額を合わせて考えた。

 「歌詞には、『方南支部』という名前を入れよう」「座談会の情景も入れたい」など、いろいろと意見が出たが、歌詞となる言葉は、なかなかうまく紡ぎ出せなかった。

 歌詞は、翌日までに完成させなければならない。あれこれ知恵を絞ったが、結局、二番までしかできなかった。

 「時間がない。二番までの歌にしよう」ということになった。“大英断”である。

 次の日の夜、音楽大学を卒業した女子部員が、一晩がかりで作曲し、二十五日の夜から合唱の練習に入った。

 各大ブロックでは、支部結成大会への参加を呼びかける激励も、任用試験受験者の勉強も盛んに続けられていた。
さらに、結成大会の大成功を祈念して、唱題の渦が地域に巻き起こっていったのである。
    

 一月二十七日、山本伸一は、午後四時半に杉並文化会館に到着した。
直ちに、支部の代表に贈ろうと、和紙に「友光桜」「友桜」「光桜」などと揮毫していった。

 方南の幹部たちは、早くから文化会館に待機していた。
伸一が到着すると、皆、夢を見ているような気がし、自分の頬をつねってみようとさえ思った。

 “次は、どこまで結集できるかだ!”

 彼らは、心で題目を唱えながら、合唱団などのリハーサルの様子を見て回った。 皆、全力を出し切ったという実感があった。しかし、“安心して気を緩めてはならない”と、自分に言い聞かせていた。

 安心は油断を生み、油断から失敗が生ずるからだ。断固、勝利しようという一念が強ければ強いほど、人は慎重になるものだ。


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 「和井弘希の文芸政談」に掲載した俳句集
 http://u-736632kazui.hatenadiary.com/


蝙蝠/今日の俳句 第1277号

2013年05月08日 06時54分40秒 | 今日の俳句
    ◇蝙蝠/今日の俳句◇

    ◇※第1277号※◇


 2013年(平成25年)5月8日(水)


       ■


    ※今日の記念日※


※5月8日
■ 世界赤十字デー
 1948年にストックホルムで開催された第20回赤十字社連盟理事会で決定。
 赤十字の創設者、アンリ・デュナンの1828年の誕生日。

■ 松の日
 日本の松を守る会が1989年に制定。
 1981年5月8日、初めて同会の全国大会が開催された。
 日本の代表的な樹木の松をいつまでも大切に保護して行くことを目的としている。

■ ゴーヤーの日
 JA沖縄経済連と沖縄県が1997年に制定。
 五(ご)八(や)で「ゴーヤー」の語呂合せと、5月からゴーヤー(苦瓜)の出荷が増えることから。

■ 童画の日
 長野県岡谷市が制定。
 1925年のこの日、東京銀座・資生堂ギャラリーで「武井武雄童画展覧会」が開催された。


【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】
http://www.nnh.to/


       ■


   ■※今日の俳句※■


 蝙蝠や蔵のあひだの隅田川
      増田龍雨

 かはほりやさらしじゆばんのはだざはり
      日野草城

 かはほりや寺領一万坪の闇
      櫛井芳子      


【季語の解説】
※ 蝙蝠→かわほり・蚊喰鳥。
 鼠に似た哺乳類ではあるが、指の間にはねのような膜があって飛ぶことができる。
 昼間は洞窟や屋根裏などの暗い所に、奇妙な格好でぶら下がって眠っているが、夕暮れから夜にかけて出没し昆虫を捕食する。
 西洋では魔女の化身として嫌われているが、中国では「蝠」が「福」に通じるとして喜ばれる。
 種類は多いが一般的によくみかけるのは家蝙蝠という種類である。


【「新版・俳句歳時記/第四版/監修・桂信子ほか」(雄山閣)より転載】


       ■


※今週のことば/わが友に贈る/寸鉄※
【「聖教新聞」2013年(平成25年)5月8日(水)より転載】
http://www.seikyoonline.jp/


     ※わが友に贈る※


 真の納得と決意は

 一対一の語らいから。

 リーダーは自ら

 友のもとへ足を運べ!

 徹して一人を大切に!

 
      ◇※5月8日※◇


       ■

     ※今週のことば※


 「仏種は

 縁に従って起る」

 会うことが広宣流布だ。

 さあ足取りも軽く

 友のもとへ!
 
      ◇※5月6日※◇


       ■



    ◇※寸 鉄※◇ 


皆の可能性を讃え励ます会長(SGI)に振舞の極致を見たー博士(バングラデシュ)。人間の世紀開け

       ◇

東京・町田「婦人部の日」特区に光る広布の太陽。幸福のスクラムを拡大!

       ◇

全員の心が一つになればなんだって可能だー文豪(インドネシア)。合言葉は団結!いざ前進

       ◇

悪に対する無抵抗は悪を推し進める道だー教育者(アメリカ)。青年は傍観せず正義叫べ

       ◇

睡眠不足は心の健康害すと調査。生活習慣見直しを。朗々たる祈りで出発


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 「和井弘希の文芸政談」に掲載した俳句集
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5月7日(火)のつぶやき

2013年05月08日 01時34分26秒 | 広島カープ

首相 いつ公邸入居? 就任4カ月、続く“通勤”(産経新聞) - goo ニュース news.goo.ne.jp/article/sankei…


はてなブログに投稿しました今日の俳句(季題)名句・秀句 2013年(平成25年) - 浩洋舎ブログ htn.to/FGCFNB



首相の公邸入居は、急ぐ必要は無い!

2013年05月07日 04時53分39秒 | ニュース
首相 いつ公邸入居? 就任4カ月、続く“通勤”(産経新聞) - goo ニュース

安倍首相には、なるべく永く首相を務めてもらいたい。そのためには、心の切り替えの準備も必要である。
公邸入りは、急ぐ必要はないと、私は思う。

夏野/今日の俳句 第1276号

2013年05月07日 04時10分16秒 | 今日の俳句
    ◇夏野/今日の俳句◇

    ◇※第1276号※◇


 2013年(平成25年)5月7日(火)


       ■


    ※今日の記念日※


※5月7日
■ コナモンの日
 日本コナモン協会が2003年に制定。五(こ)七(な)で「こな」の語呂合せ。
たこ焼き・お好み焼き・うどん等、粉を使った食品「コナモン」の魅力をPRする日。

■ 粉の日
 五(こ)七(な)で「こな」の語呂合せ。小麦粉等、食料としての粉の有用な利用方法等をアピールする日。

■ 博士の日
 1888年5月7日、植物学者の伊藤圭介・数学者の菊池大麓・物理学者の山川健次郎らに25人に日本初の博士号が授与された。
ただし、論文の提出による博士号ではなく教育への貢献を評価されたもので、名誉博士的なものだった。
論文による本格的な博士が生まれたのは、それから3年後のことである。
また、当時は博士の上に大博士の学位があったが、該当者がなく1898年に廃止された。

【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】
http://www.nnh.to/

■ 健吉忌
 評論家・山本健吉の1988(昭和63)年の忌日。
 (1907-1988) 昭和時代の文芸評論家。
 明治40年4月26日生まれ。石橋忍月の子。折口信夫(しのぶ)に師事。改造社で「俳句研究」を編集。昭和14年「批評」を創刊。
「古典と現代文学」などで個性と伝統の問題にせまる独自の批評を確立した。芸術院会員。日本文芸家協会理事長。
58年文化勲章。昭和63年5月7日死去。81歳。長崎県出身。慶大卒。本名は石橋貞吉。著作に「芭蕉」「最新俳句歳時記」など。
【格言など】こぶし咲く昨日の今日となりしかな(辞世)

【「デジタル版 日本人名大辞典」より転載】
http://kotobank.jp/word/

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   ■※今日の俳句※■


 馬運車を見送る夏野風生るる
      相沢有理子

 青野ゆく流れも吾れも無帽にて
      鈴木鷹夫

  枕木は鳥の木琴大夏野
      石井紀美子      


【季語の解説】
※ 夏野→夏野腹・青野。
 一面に夏草が茂った、例えばひろびろとした牧草地や緑肥、刈り敷きなどにする草刈場や萱原がそれである。
 強い日差しに青々とした夏草が輝き、むんむんとするばかりの草いきれである。
 最近では、かつて開拓された山畑などが放置されたり、休耕を強いられた山田などが夏草に満ちて、小さな青野をなしている。
 「青き野に降りて機翼をなほすすむ」、「青野ゆき覆面の馬瞬ける」などの句集を『炎昼』に発表して、「青野」を季語として定着させたのは山口誓子である。
 誓子はまた、「夏野」を「青牧」、「青草原」、「青高原」とも詠んでいる。応用して使ってよい。

【「新版・俳句歳時記/第四版/監修・桂信子ほか」(雄山閣)より転載】


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 「和井弘希の文芸政談」に掲載した俳句集
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5月6日(月)のつぶやき

2013年05月07日 01時36分34秒 | 広島カープ

参院選、自公が擁立先行…民主、維新など遅れる(読売新聞) - goo ニュース news.goo.ne.jp/article/yomiur…