和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

奮迅7/小説「新 ・人間革命」

2013年05月11日 09時19分54秒 | 今日の俳句
      小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2013年 (平成25年)5月11日(土)より転載】
http://www.seikyoonline.jp/index.html

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奮迅7(5/11)

 式次第は、支部長の抱負へと移った。

 「初代方南支部長の任命を受けました高杉光則です!」

 彼は、支部名である「方南」という地域の由来から説き起こしたあと、声を振り絞るようにして訴えた。

 「この方南の地に、いかなる三障四魔が競い起ころうが、私がいる限り、必ずやその障魔を打ち払ってまいります。
そして、妙法の光り輝く寂光土に転換してまいりますので、どうか皆さんは、安心して学会活動に励んでください!」

 すかさず山本伸一は、自分の太ももの辺りを手でポンと叩き、「そうだ! それが支部長だ! 頑張れ!」と言った。

 支部長は、伸一の方を向いて、会釈すると、話を続けた。

 「私たちの支部には、弁護士、国際的な銀行員、プロゴルファー、そして、クリーニング屋さん、豆腐屋さん、ラーメン屋さんなどがおり、まさに多士済々であります」

 ここでまた、「すごいぞ!」という伸一の声がかかった。
支部長は、「はい!」と答え、さらに、原稿を読み進めていった。

 「現在、わが支部は約五百世帯の大家族ですが、私は、全家庭の皆さんと対話してきたなかで、次のモットーを掲げて進んでまいりたいと思います。

 それは、『団結』『折伏』『人材』の三モットーであります。
各部が互いに、よく理解し合い、特色をいかんなく発揮し、弘教拡大のために団結力を発揮し、杉並の、いや全国の広宣流布の先駆となってまいります。
また、力ある人材の育成、輩出に、全力をあげて取り組んでまいります。

 さあ、方南支部の皆さん! 『日本一仲の良い方南創価家族』を合言葉に、歓喜の大前進をしてまいろうではありませんか!」

 伸一は、その言葉通りに、仲良く前進してほしかった。
仲の良い組織には、団結があり、励ましがある。笑いがあり、希望がある。
そして、勝利がある。


※ 小説「新・人間革命」
  【語句の解説】
◎三障四魔
 三障四魔とは、信心修行を阻み、成仏を妨げる三種の障り、(煩悩障、業障、報障)と、四種の魔(煩悩魔、陰魔、死魔、天子魔)のことをいう。



河鹿(かしか)/今日の俳句 第1280号

2013年05月11日 05時49分36秒 | 今日の俳句
    ◇河鹿(かしか)/今日の俳句◇

    ◇※第1280号※◇


 2013年(平成25年)5月11日(土)


       ■


    ※今日の記念日※


※5月11日
■ 鵜飼開き
 長良川鵜飼(ながらがわうかい)とは、岐阜県岐阜市の長良川で毎年5月11日から10月15日まで行われる鵜飼である。
中秋の名月と増水時を除く毎夜行われる。中秋の名月に行われないのは、満月の月明かりにより篝火に鮎が集まりにくいためといわれるが、他の満月の際には催されるので、これは伝統的な公休と言える。
 1300年ほど前から行われており起源は漁としての鵜飼だが、現在は古典漁法を今に伝える観光としての鵜飼である。
そのうち宮内庁の御料場で行われる8回の鵜飼は「御料鵜飼」と呼ばれ、獲れた鮎は皇居へ献上されるのみならず、明治神宮や伊勢神宮へも奉納される。
 長良川における鵜飼は日本で唯一皇室御用の鵜飼であり、長良川の鵜匠は職名を宮内庁式部職鵜匠といい、長良川の鵜飼用具一式122点は国の重要有形民俗文化財、長良川鵜飼漁法は岐阜県指定無形民俗文化財である。
 また、この鵜飼が行われる長良川中流域は1985年「名水百選」に、また岐阜市の長良橋から上流約1kmまでの水浴場が1998年環境省認定「日本の水浴場55選」に、2001年「日本の水浴場88選」に全国で唯一河川の水浴場で選定されるなどする清流である。

【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】
http://www.nnh.to/

■ ※朔太郎忌
 大正・昭和期の詩人、萩原朔太郎[はぎわらさくたろう]の1942年の忌日。
 大正-昭和時代前期の詩人。
 明治19年11月1日生まれ。父は医師。
 大正2年北原白秋主宰の「朱欒(ザンボア)」に詩を発表し,同誌を通じて室生犀星(むろう-さいせい)と生涯の親交をむすぶ。
 第1詩集「月に吠える」,第2詩集「青猫」で口語自由詩を完成させた。昭和17年5月11日死去。57歳。群馬県出身。
 前橋中学卒。作品はほかに詩集「純情小曲集」,アフォリズム集「新しき欲情」など。
【格言など】どんな真面目な仕事も,遊戯に熱している時ほどには人を真面目にし得ない(「新しき欲情」)

【「デジタル版・日本人名大辞典」より転載】


       ■


   ■※今日の俳句※■


 昼河鹿ささやくほどの声流し
      今本まり

 鳴きやんでまなこ寂しき河鹿かな
      日野草城

 昼ながら過ぎに月ある河鹿かな
      芝不器男  


【季語の解説】
※ 河鹿→河鹿蛙・河鹿笛・夕河鹿・河鹿宿。
 山深い渓流でしかも水のきれいな流れに棲む蛙である。
 近ごろは自然環境の破壊が急速に進み、なかなかその姿が見られなくなった。
 雌は体長八センチ近くあるが、雄はその半分くらいしかない。
 体の色は灰色と茶色のまじったような色で、腹部は白に近い。
 細く永い脚につづく指の先には吸盤がつき、急流の岩や石に張りつきやすくなっている。
 雄は「ヒョロヒョロ、ヒュルル、ヒヒヒ・・・・・」とその小さな体からは想像できないような澄んだ美しく響きわたる声をあげて鳴く。河鹿笛である。
 その声は銀の笛でも吹いているように、水音をかき消すほど高い声で鳴きつづける。
 夕方や涼しい時間に一匹が鳴き出すとそれに誘われて一斉に鳴き出す。
 河鹿の名前は、鳴き声が鹿と同じように、みごとなためにつけられたものである。
 夏が過ぎ、川の水が冷えてくると鳴かなくなる。
 蝿や蜘蛛を与え自分で飼育してその声を楽しむ人々もいる。

【「現代俳句歳時記(夏)/角川春樹編」(角川春樹事務所)より転載】

■※芝不器男(しば-ふきお)※■
 (1903-1930) 大正-昭和時代前期の俳人。
 明治36年4月18日生まれ。「天の川」「ホトトギス」などに投句。万葉語を駆使した叙情句で昭和初期の俳壇に新風をふきこむ。
 昭和3年結婚して太宰(だざい)姓となる。昭和5年2月24日死去。28歳。没後,「芝不器男句集」が刊行された。愛媛県出身。東北帝大中退。
 【格言など】あなたなる夜雨の葛のあなたかな(「芝不器男句集」)

【「デジタル版・日本人名大辞典」より転載】


       ■


※わが友に贈る/寸鉄※
【「聖教新聞」2013年(平成25年)5月11日(土)より転載】
http://www.seikyoonline.jp/


     ※わが友に贈る※


  「さいわい(福)は心より

  いでて我をかざる」

  報恩感謝の人に

  行き詰まりはない。

  誠実一路の路を歩め!

 
      ◇※5月11日※◇



       ■



    ◇※寸 鉄※◇ 


会長(SGI)ほど共生の心を体現した人物はいないー博士(インド)。人類を結ぶ励ましの王者

       ◇

滋賀婦人部の日。湖国に光る常勝の誓い。友情の花園を朗らかな語らいで

       ◇

学会は苦しむ人々を救うためにある。-恩師。この原点胸に立正安国の路を

       ◇

女性が憧れる女性ー上位は気配り、行動力と。地域で輝く創価の女性は模範

       ◇

風疹患者、既に昨年1年の倍以上と。予防接種が効果。手洗い・嗽の励行を


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 「和井弘希の文芸政談」に掲載した俳句集
 http://u-736632kazui.hatenadiary.com/

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5月10日(金)のつぶやき

2013年05月11日 01時32分39秒 | 広島カープ

     小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2013年 (平成25年)5月10日(金)より転載】
seikyoonline.jp/index.html