和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

雨蛙/今日の俳句 第1279号

2013年05月10日 06時13分12秒 | 今日の俳句
    ◇雨蛙/今日の俳句◇

    ◇※第1279号※◇


 2013年(平成25年)5月10日(金)


       ■


    ※今日の記念日※


※5月10日
■ 日本気象協会創立記念日
 1950年5月10日、日本気象協会(JWA)が「気象協会」として創設された。
気象協会は1966(昭和41)年に関西気象協会・西日本気象協会と合併し、現在の名称になった。
気象情報の伝達・配布、気象調査、気象知識の普及等を行っている。



【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】
http://www.nnh.to/


       ■


   ■※今日の俳句※■


 恐る々々芭蕉に乗って雨蛙
      夏目漱石

 雨呼んで身の軽くなり雨蛙
      加藤瑠璃子

 とまる木の色となりたる雨蛙
      鈴木豊子   


【季語の解説】
※ 雨蛙→枝蛙・青蛙・夏蛙。
 アマガエル科の青い小さな蛙で、梅どき雨気が漂って今にも降り出しそうになってきたとき、柿や桑などの低い木の枝でよく通る声で鳴き、、まるで鳥の声を思わせる。
 体長は四センチほどで、別名、枝蛙の名もあり、色は淡緑色で、若葉の茂みなどにいると保護色となり、仲々見わけにくい。
 時には褐色に帯びた色に変ずることもある。     →蛙(春)。

【「新版・俳句歳時記/第四版/監修・桂信子ほか」(雄山閣)より転載】

■※夏目漱石 (なつめ・そうせき)※■
 生年: 慶応3年1月5 日 (1867.2.9) 没年: 大正5年12月5日。
近代日本の代表的国民作家。
江戸牛込馬場下横町(東京都新宿区喜久井町)に名主夏目小兵衛直克と後妻千枝の末子として生まれた。
名は金之助。生後すぐ里子に,のちに塩原昌之助のもとに養子に出された。
そうした余計者扱いされた幼時体験が心的外傷として残り作品に影を落としている。
金之助は江戸の町人文化に親しんで育ち,漢籍も学び,新時代の子として英語も勉強し,一高,帝大英文科時代以後正岡子規と親しく俳句もよくした。
明治28(1895)年松山中学に赴任時の体験は『坊つちやん』(1906)に活発な筆致で面白おかしく描かれている。
熊本の五高で4年間(1896~1900)英語を教え,33年秋文部省留学生として渡英,36年1月帰国。
前任者の小泉八雲をおしのける形で4月から東京帝大英文科で日本人として初めて講師となり,「文学論」「文学評論」,シェイクスピアなどを講じた。
38年1月『ホトトギス』に掲載した「吾輩は猫である」は軽妙洒脱で評判となり,以後「倫敦塔」「幻影の盾」「草枕」など溢れんばかりの文才を示した。
社会や人間の不正を糾弾する青くさい作品も書いたが,40年教職を辞し朝日新聞社に入社,同年の「虞美人草」,翌41年の「夢十夜」「三四郎」で文壇にゆるぎない地位を確立し,早稲田の自然主義作家の嫉妬を買った。
森鴎外の「青年」は漱石の出現に技癢を覚えた文壇の先輩が,三四郎と同じく地方から上京した青年の体験を種々描こうと試みた作だが,「三四郎」の美禰子,広田先生,与次郎といった作中人物の個性の面白さにはおよばない。
鴎外・漱石が日本人のみか魯迅などにも尊敬されたのは,2人が作家であるとともに20世紀初頭の世界でも稀にみる東西両洋の知性と感性を備えた知識人だったからである。
朝日新聞の文芸欄を主宰した漱石はまた「現代日本の開化」「私の個人主義」などの講演で自己本位を主張した。
これは漱石の英文学研究の過程で生まれた立場であろう。
漱石は初期の文章が日本では人気が高いが,欧米では翻訳に恵まれた中期以後の心理小説がむしろ注目されている。
1年ほぼ1作の割合で書かれた「それから」「門」「彼岸過迄」「行人」「こゝろ」「道草」「明暗」中の自他のエゴの分析は,単純な倫理的批評では把握しきれぬものを持っている。
漱石はまた漢詩をよくし,「永日小品」「硝子戸の中」などのなつかしい随筆も残した。
師弟関係には恵まれ,小宮豊隆,森田草平,寺田寅彦,鈴木三重吉,安倍能成,高浜虚子などの漱石山脈は日本のリベラリズムを維持する上で力があった。
漱石が知友門弟に書いた手紙や葉書も貴重で,こうした濃密な人間関係は北米にはない貴重ななにかであろう。
美術にも眼があり,西洋世紀末芸術の感化を深く浴びた。
漱石については上記の弟子筋の文章のほか,妻夏目鏡子『漱石の思ひ出』が興味深い。
他にも江藤淳『漱石とその時代』,同編『朝日小事典 夏目漱石』,三好行雄ほか編『講座夏目漱石』全5巻,尹相仁『世紀末と漱石』ほか玉石混淆のおびただしい研究書がある。
(平川祐弘) 

【朝日日本歴史人物事典の解説】


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※わが友に贈る/寸鉄※
【「聖教新聞」2013年(平成25年)5月10日(金)より転載】
http://www.seikyoonline.jp/


     ※わが友に贈る※


  地区部長・婦人部長の

  人知れぬ奮闘ありて

  広布の勢いは加速!

  どうか健康第一で

  賢明な指揮を頼む!

 
      ◇※5月10日※◇



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    ◇※寸 鉄※◇ 


「創価」とは価値創造。ゆえに「昨日より今日」と勇敢に前へ。挑戦の心で

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鉄桶の埼玉が拡大月間を驀進。団結の底力示す時は今!常勝の歴史を綴れ

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創価班・牙城会白蓮G(グループ)が大活躍!青春の尊き労苦に感謝。冥の照覧は絶対

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「仏の如く互に敬うべし」御書。共に喜び、讃えあう所は発展。幹部(リーダー)から率先

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貧困と格差広がる今こそ庶民に根差す公明が必要ー教授。立党精神を貫け



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 「和井弘希の文芸政談」に掲載した俳句集
 http://u-736632kazui.hatenadiary.com/

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