和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

奮迅9/小説「新 ・人間革命」

2013年05月14日 09時26分54秒 | 今日の俳句
      小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2013年 (平成25年)5月14日(火)より転載】

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奮迅9(5/14)
 いよいよ会長・山本伸一の話である。

 彼は、冒頭、支部歌を合唱したメンバーに視線を注ぎながら言った。

 「私がつけている胸章を、合唱団の方に差し上げたいと思います」

 会場を揺るがさんばかりの大拍手が響いた。伸一の側にいた幹部が、その胸章を手に合唱団のところへ向かった。

 拍手が収まると、彼は、「今日は、一切、拍手はなしで結構です」と述べ、方南支部の結成を祝福した。

 「千里の道も一歩から始まり、大海の水も一滴から始まります。
本日の、この支部結成大会も、広宣流布の新しい一歩を印すものであると、私は強く確信いたしております。

 皆さんの一生成仏をめざしての功徳あふれる前進が頼もしく、十年後の姿が、まことに楽しみであります」

 次いで支部組織の意義に言及していった。

 「多くの団体に本部があるし、企業にも、本社や本店があり、それが中枢機能を担っています。
そして、いわば、その出先機関として、支社、支店等がある。

 しかし、学会の支部は本部の出先機関ではなく、その地域のために、そこで信心に励む人たちのために、本部と同等の責任と使命を担っていると、私は考えております。
組織体という観点では、全国的には学会本部が中心かもしれませんが、自覚のうえでは、支部は地域における学会本部であると決めて、各人が地域に仏法を打ち立て、展開していただきたいと思っております。賛成の方?」

 「はい!」と、皆が手を挙げた。

 「ありがとうございます。でも、無理に、おつきあいで手を挙げる必要はありません」

 笑いが広がった。

 「しかし、じっとしていると、肩が凝ってしまうので、体のためには、たまには手を挙げることもいいんです」

 笑いが弾けた。伸一は、ともすれば緊張しがちな皆の心を、少しでも和ませたかった。
小さな配慮が、大きな前進の潤滑油となる。

余花/今日の俳句 第1283号

2013年05月14日 06時13分08秒 | 今日の俳句
    ◇余花/今日の俳句◇

    ◇※第1283号※◇


 2013年(平成25年)5月14日(火)


       ■


    ※今日の記念日※


※5月14日※
■ 種痘記念日
 1796年5月14日、イギリスの外科医ジェンナーが初めて種痘の接種に成功した。
 種痘の登場以前は、天然痘は最も恐ろしい病気の一つだった。発症すると、高熱に引き続いて、全身に化膿性の発疹ができるため、運良く治った人もあばた面になった。
 以前より、一度天然痘にかかった人は、二度とこの病気にならないことが知られていた。また、ジェンナーは、乳絞りの女性から牛痘にかかると天然痘には罹からないことを聞いた。
そこで、牛痘にかかった乳絞りの女性サラ・ネルムズの手の水疱からとった膿を、近所に住んでいた8歳の男児フィップスの腕に接種した。
10日後に発症したがすぐに治癒し、その後天然痘を接種しても感染しなかった。この実験は、学会には認められなかったが、ジェンナーは貧しい人たちに無料で種痘の接種を行い、次第に認められるようになった。
 天然痘による死亡者は劇的に減少し、1979(昭和54)年10月末に世界保健機構(WHO)によって根絶が確認された。

■ 温度計の日
 水銀温度計を発明し、華氏温度目盛り(°F)に名前を残すドイツの物理学者ファーレンハイトの、1686年の誕生日。なお、この日附はユリウス暦によるものであるが、ファーレンハイトの生地ダンツィヒ(グダニスク)では既にグレゴリオ暦に改暦しており、それによれば5月24日となる。
華氏温度は、塩化アンモニウムを寒剤として得られる当時人間が作り出せた最低温度を0度、人間の平均体温を96度とし、その間を等分して得られる。この温度目盛りによると、水が凍る温度は32度、沸騰する温度は212度となる。ファーレンハイトが1724年に発表し、現在では主にアメリカ・カナダ・イギリスで用いられている。
中国では、ファーレンハイトに華倫海の字を当てたことから、「華氏」と呼ばれるようになった。

【「デジタル版・日本人名大辞典」より転載】



       ■


   ■※今日の俳句※■


 余花白し若狭の旅のはじまりに
      加藤三七子

 仔馬には里初めてや余花白き
      大須賀乙字

 余花の雨旅のベットに足垂れて
      高橋沐石


【季語の解説】
※ 余花→夏桜。
 算かは春の終わりごろ咲き残った花をいい、余花は初夏になっても咲くサクラの花をいう。
 余花には残花とはひと味違う趣が宿り、北国を旅する人の心を捉える。
 山の奥に分け入って、ふと見かける山桜にも心が通う。
 俳句では残花を春、余花を夏の季語として定着させている。

【「現代俳句歳時記(夏)/角川春樹編」(角川春樹事務所)より転載】


       ■


※わが友に贈る/寸鉄※
【「聖教新聞」2013年(平成25年)5月14日(火)より転載】
http://www.seikyoonline.jp/


     ※わが友に贈る※


  「進まざるは退転」

  前進の中に成長がある。

  行動の中に歓喜がある。

  勇気を胸に前へ!

  自身の壁を破れ!

 
      ◇※5月14日※◇



       ■



    ◇※寸 鉄※◇


 後継の友に善の心伝える会長(SGI)の思想は千年先までー議長(ブラジル)。弟子よ総立ちに

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 あす沖縄本土復帰の日。最も苦しんだ地こそ最も幸福に。永遠の平和島へ

       ◇

 福岡・筑豊総県が友好月間を勇進。九州の先駆と光れ。全国牽引(リード)の拡大を

       ◇

 青年は誰よりも早く出勤する気概を持てー恩師。朝が勝負。信頼は財産だ

       ◇

 軽装化(クールビズ)、各地でスタート。身近な省エネ。賢く推進。寒暖差に注意し健康生活


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 「和井弘希の文芸政談」に掲載した俳句集
 http://u-736632kazui.hatenadiary.com/

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5月13日(月)のつぶやき

2013年05月14日 01時32分40秒 | 広島カープ