≪2015年(平成27年)10月31日(土)長月≫(旧暦9/19)
九年母や住持おはして早五年
炭 太祗
九年母を丸ごと喰めば海まぶし
前田貴美子
芭蕉織る庭に九年母実らせて
村山 澄子
時じくの九年母の実や辺土岬
沢木 欣一
九年母につぶやきばかり多き日よ
鈴木 容風
※ 九年母・香橙・くねぶ
インドシナの原産で、おもに暖かい土地に栽培されるミカン科の常緑低木。高さは三メートルぐらい。葉はミカンに似て楕円形だが、やや丸く大きく、長さ十センチほど。先がとがっている。
初夏に枝さきに白色の花をつけ、果実は秋に黄熟する。夏ミカンよりも小さく、外皮は厚くて、果肉と離れにくい。大きさは六センチばかる。良い香りがして甘い。
【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】
※☆*わが友に贈る*※
弘教に駆ける青年を
皆で讃え励まそう。
新入会の若き友にも
最大のエールを。
学会は人材で勝つ!
10月31日
※☆*寸 鉄*※
ネパール初訪問20周年。日蓮大聖人の太陽の仏法は学会ありて世界に燦然
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「に必要なのは、勇気と想像力」喜劇王。学会活動の中で磨け。日々前進
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「悲母の大恩ことに・ほうじがたし」。青年よ親孝行の人に。成長こそ恩返し
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ネット銀行(バイキング)情報盗むメール増。身に覚えない相手の添付(ファイル)開くな。油断大敵
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「スマホ老眼」で悩む若い世代多く。目の酷使が原因。休憩挟み賢く利用
※☆*名字の言*☆※
ハチの巣の断面を見ると、六角形が綺麗に並んでいる。六角形である理由は、隙間なく、かつ少ない材料で巣を作るのに、最も適した形だからだ
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「ハチの巣」は英語で「ハニカム」。六角形を隙間なく並べた構造を「ハニカム構造」といい、トンボの複眼などにも見られる
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「ハニカム構造」は軽くて頑丈。ニホンミツバチの巣では、一つ一つの壁は厚さ0・1ミリほどしかないが、4000ほどの穴をつくり、2キロもの蜜をためることができる。この自然界の知恵は、軽くて頑丈であることが必要な飛行機の翼、新幹線の床など、人工物にも活用されている
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個々の組み合わすの妙によって思わぬ力を発揮するのは、人間の世界でも同じ。 古来、「天の時は地の利に如かず(及ばない)地の利は人の和に如かず」(孟子)。という。性格や得意分野が異なる一人一人であっとも、「心」を合わせるとき、全体で大きな力を創造することができる
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御書に「日蓮が一類は異体同心なれば人人すくなく候へども大事を成じて」(1463ページ)と。一人では弱くても、万人の幸福という「志」を「同」じくする「同志」が、互いにたたえ、励ましながら進むとき、巨大な力が生まれる。この「異体同心の団結」て、黄金の秋を進みたい。(芯)
【聖教新聞:2015年10月31日(土)付】
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