和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

小説「新・人間革命」

2015年10月01日 13時14分32秒 | 今日の俳句


【「聖教新聞」 2015年(平成27年) 10月1日(木)より転載】

【勝利島61】

 「開目抄」の一節を拝した山本伸一は、力を込めて語った。

 「どうか、この御文を、直接、御本仏・日蓮大聖人から自分に賜ったものと受けとめていただきたい。

 どんな大難があったとしても、疑ったり、嘆いたりすることなく信心を貫いていけば、必ず成仏できることを断言された御文です。たとえ、島の同志の数は少なくとも、励ましてくれる幹部はいなくとも、“私は立つ!”と決めて、広宣流布という久遠のわが使命を果たし抜いていただきたい。

 そして、今再び、この信心の極理を説かれた一節を深く生命に刻み、一家一族が、未来永遠に栄えゆくための福運の根っことなって活躍されるよう、念願しております。

 島の皆さんに、くれぐれもよろしくお伝えください。お体を大切に!」

 伸一の話が終わると、万雷の拍手が起こり、いつまでも鳴りやまなかった。

 感激の怒濤が、同志の胸中に激しくうねった。誰もが、伸一の思いをかみ締めていた。誰もが、決意を新たにしていた。

 大感動のなか、歴史的な第一回離島本部総会は幕を閉じたのである。

 伸一の離島本部総会参加者への激励は、翌八日も続いた。この日、彼は聖教新聞社前で、島へ帰るメンバー約百七十人と、三グループに分かれ、記念撮影をした。

 皆に次々と声をかけていった。

 「よく眠れましたか。東京は島と気候も違うし、騒がしいでしょう」

 「風邪をひいたりしませんでしたか」

 すると、一人の壮年が弾んだ声で言った。

 「先生は、私たちのことを最高に気遣ってくださいました。人間性の輝きというのは、人への気遣いに表れることを知りました。私も島にあって、周囲の人たちを心から気遣える自分になろうと思います」

 伸一の力強い声が響いた。

 「ありがとう! すばらしいことです。皆さんの手で勝利島を築いてください」



   

藍の花/今日の俳句 ≪第1912号≫

2015年10月01日 05時37分01秒 | 今日の俳句
≪2015年(平成27年)10月1日(木)長月≫(旧暦8/19)
(蟄虫坏戸:むしかくれてとをふさぐ)
七十二候の一つ。二十四節気の秋分の次候にあたり、9月28日~10月2日ごろに相当する。
季節は仲秋。蟄虫坏戸は、それ自体としては「虫が土中に掘った穴をふさぐ」などといった意味。また、秋分の初候は「雷乃収声」と言い、末候は「水始涸」と言う。なお、蟄虫坏戸は「略本暦」における呼び名であるが、元となった中国の宣明暦でも「蟄虫坏戸」と呼ばれる。
【「Weblio辞書」より抜粋】



 傍に藍の花咲く月の庭
           宮下 歌梯

 あゐの花絣を好み絵筆とり
           村井四四三女

 藍の花長者屋敷の井戸暗し
           大頭美代子

 この村に減りし土蔵や藍の花
           谷口 秋郷

 藍の花咲く番外の札所かな
           豊川 湘風



※ 藍の花
 アイはダデアイともいい、古く中国から渡来したダデ科の一年草。染料の藍をとる有用植物で、江戸時代には各地で栽培された。特に阿波(徳島県)では藩が奨励したので特産となり、藍は徳島県の郷土の花となっている。
 アイは高さ六〇センチ(約二尺)ぐらい。茎は赤みをおびてなめらか、短い柄をもった葉は楕円形、草質で毛がなく、先端がとがっている。かわかすと黒っぽい藍色となる。初秋のころ、上部に枝を出し、穂状様の花穂をつけ、紅色をおびた小花ををびっしりと開く。
 萼は深く五裂し、裂片は倒卵形をしている。花弁はない。藍をとる植物には、ほかにアブラナ科の《ダイセイ》、トウダイグサ科の《ヤマアイ》、キツネノゴマ科の《リュウキュウアイ》、マメ科の《インドアイ》などがあるが、いずれも花は夏または春である。
→藍蒔く(春)・藍刈る(夏)

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】



    ※わが友に贈る※


 悩みがないことが
 幸福ではない。
 悩みに打ち勝つ強さに
 真の幸福がある。
 負けじ魂の勇者たれ!

        2015年10月1日



     ※☆*寸 鉄*※


「青年の意気と力は、実に世界を変えていく」恩師。192カ国に後継の平和連帯
        ◇
「学術部の日」。民衆の為に戦う知性の勇者!創価の人間主義を堂々と発信
        ◇
訪問激励こそ人材育成の要。幹部は友のもとへ足を運べ。徹して粘り強く
        ◇
「青少年雇用促進法」が施行。若い世代を守り生かす社会へ。公明よ全力で
        ◇
薄暮の交通事故死、10月から急増。77%が高齢者。反射材等、目立つ工夫を

【聖教新聞:2015年10月1日(木)付】



     ※☆*北斗七星*☆※


九転十起生ーー今週から始まったNHKの朝ドラ「あさが来た」の主人公あさのモデルとなった広岡浅子の座右の銘だ。江戸時代末期(幕末)に生まれ大正8(1919)年、71歳で亡くなるまで、女性差別の色濃い世の中を、“七転び八起き”以上の人生の起伏を経験しながら、痛快に生ききった浅子の人生訓となった言葉だ

京都・小石川三井家に生まれた浅子は、相撲が大好きというおてんば娘だったが、学問に対する情熱も人一倍強かった。13歳の時に「女に学問は不要」という時代の習わしで読書を禁じられるが、学問への情熱は生涯、消えることはなかったという

17歳で浅子が嫁いだ先は大阪の有数豪商の加島屋。明治維新の動乱で諸藩に貸し付けたお金が回収不能となり、加島屋の家運が傾く中、女性実業家・広岡浅子が始動する。その後の“九転十紀”の波乱万丈の人生模様は、テレビドラマを楽しみにしたい

公明党が協力に推進してきた「女性活躍推進法」が先月閉幕した通常国会で成立した。同法は、女性が職場において希望に応じて能力を発揮できる環境を、具体的に整備することを企業に求める

301人以上を雇用する企業には義務も課し実効性を上げる予定だ。広岡浅子がめざした女性の地位向上の闘いは、公明党がしっかりと受け継いでいる。(爽)

【公明新聞:2015年10月1日(木)付】


           
       

9月30日(水)のつぶやき

2015年10月01日 01時45分48秒 | 今日の俳句

「一体どこまで日本の政治および政治家は腐敗するのか?それを正すには?」週刊西田一問一答 goo.gl/6BYQOT


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