和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

九年母/今日の俳句 ≪第1940号≫

2015年10月31日 06時34分56秒 | 今日の俳句

≪2015年(平成27年)10月31日(土)長月≫(旧暦9/19)



 九年母や住持おはして早五年
       炭 太祗

 九年母を丸ごと喰めば海まぶし
       前田貴美子

 芭蕉織る庭に九年母実らせて
       村山 澄子

 時じくの九年母の実や辺土岬
       沢木 欣一

 九年母につぶやきばかり多き日よ
       鈴木 容風


※ 九年母・香橙・くねぶ
 インドシナの原産で、おもに暖かい土地に栽培されるミカン科の常緑低木。高さは三メートルぐらい。葉はミカンに似て楕円形だが、やや丸く大きく、長さ十センチほど。先がとがっている。
 初夏に枝さきに白色の花をつけ、果実は秋に黄熟する。夏ミカンよりも小さく、外皮は厚くて、果肉と離れにくい。大きさは六センチばかる。良い香りがして甘い。

 【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】




     ※☆*わが友に贈る*※


 弘教に駆ける青年を
 皆で讃え励まそう。
 新入会の若き友にも
 最大のエールを。
 学会は人材で勝つ!

           10月31日



     ※☆*寸 鉄*※


 ネパール初訪問20周年。日蓮大聖人の太陽の仏法は学会ありて世界に燦然

        ◇

「に必要なのは、勇気と想像力」喜劇王。学会活動の中で磨け。日々前進

        ◇
 
「悲母の大恩ことに・ほうじがたし」。青年よ親孝行の人に。成長こそ恩返し

        ◇

 ネット銀行(バイキング)情報盗むメール増。身に覚えない相手の添付(ファイル)開くな。油断大敵

        ◇

 「スマホ老眼」で悩む若い世代多く。目の酷使が原因。休憩挟み賢く利用




     ※☆*名字の言*☆※


ハチの巣の断面を見ると、六角形が綺麗に並んでいる。六角形である理由は、隙間なく、かつ少ない材料で巣を作るのに、最も適した形だからだ



「ハチの巣」は英語で「ハニカム」。六角形を隙間なく並べた構造を「ハニカム構造」といい、トンボの複眼などにも見られる



「ハニカム構造」は軽くて頑丈。ニホンミツバチの巣では、一つ一つの壁は厚さ0・1ミリほどしかないが、4000ほどの穴をつくり、2キロもの蜜をためることができる。この自然界の知恵は、軽くて頑丈であることが必要な飛行機の翼、新幹線の床など、人工物にも活用されている



個々の組み合わすの妙によって思わぬ力を発揮するのは、人間の世界でも同じ。 古来、「天の時は地の利に如かず(及ばない)地の利は人の和に如かず」(孟子)。という。性格や得意分野が異なる一人一人であっとも、「心」を合わせるとき、全体で大きな力を創造することができる



御書に「日蓮が一類は異体同心なれば人人すくなく候へども大事を成じて」(1463ページ)と。一人では弱くても、万人の幸福という「志」を「同」じくする「同志」が、互いにたたえ、励ましながら進むとき、巨大な力が生まれる。この「異体同心の団結」て、黄金の秋を進みたい。(芯)

【聖教新聞:2015年10月31日(土)付】





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