和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

落花/No.883・2012年(平成24年)4月7日(土)

2012年04月07日 06時04分54秒 | 今日の俳句
落花/No.883・2012年(平成24年)4月7日(土)


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4月7日
■ 労務管理の日
労務管理認定サービスを行う労務管理OK株式会社が制定。
1947年のこの日、「労働基準法」が公布された。

■ 放哉忌
俳人・尾崎放哉の1926年の忌日。

 うそをついたやうな昼の月がある
 足のうら洗へば白くなる
 夕べひょいと出た一本足の雀よ
         尾崎放哉


   ☆☆※☆☆※

    今朝の一句

   ☆☆※☆☆※


 大阪の落花落日モツを焼く
      坪内 稔典

 夢のはじめも夢のをはりも花吹雪
      渡辺 恭子

 ちるさくら海あをければ海へちる
      高屋 窓秋

■ 落花→花散る・散る花・散る桜・花吹雪・飛花・花屑・花の塵・花筏
 桜の花の命は短い。その花の散る様を落花といい、花吹雪といって愛情の情を表す。
 桜は咲く花も散る花も古くから詩歌に詠まれ、日本人の心を捉えてきた。とくに散る花には格別の思いを持っている。
 【「現代俳句歳時記・春/角川春樹」より転載】 


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   わが友に贈る/寸鉄

【「聖教新聞」平成24年4月7日(金)より転載
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   ☆☆※☆☆※

   わが友に贈る

   ☆☆※☆☆※


 進学や就職の時期。

 転入・転出の友に

 丁寧に誠実に対応を!

 その温かさに触れて

 信心はさらに深まる。


    ☆4月7日☆


   ☆☆※☆☆※☆

    【寸 鉄】

   ☆☆※☆☆※☆


生命尊厳を掲げる創価の思想は人類文明の灯台ー中国院長。平和の大潮流



「山梨婦人部の日」万歳富士の如く!麗しき団結で日本一の人材城を建設



「苦難に真っ正面からぶつかって祈り抜くのだ」恩師。勇猛精進の信心で



「世界保険デー」。聡明な食生活・睡眠・運動を。生き生きと健康人生飾れ



「地震は心配だが対策は特にせず」3割ー調査。備えあればこそ憂いなし


━◆◆聖教新聞◆◆━━
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薫 風(五十九)小説「新・人間革命」

2012年04月07日 03時38分31秒 | 今日の俳句
    小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2012年 (平成24年)4月6日(金)より転載】
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薫風59(4/6)

 山本伸一の散髪をしている緒高武士の傍らには、妻の紗智子が立っていた。

 彼女は、次々と、伸一に報告していった。

 ――以前は病に苦しみ、二度も大手術をしたが、一九五九年(昭和三十四年)に入会して以来、次第に健康を回復していったこと。主人は、戦時中、ビルマ(現在のミャンマー)で負傷し、耳が不自由だが、仕事は順調で、店も広げることができたこと。自分は今、ブロック担当員(現在の白ゆり長)として元気に活動に励んでいること……。

 紗智子は、目に涙を浮かべて言った。

 「信心して、本当に幸せになれました。学会のおかげです! 先生のおかげです!」

 その言葉を聞くと、伸一は目を細めた。

 「『学会員になって、幸せになった』という話を聞くのが、私は、いちばん嬉しいんです。そのために、私は戦っているんです。本当に、みんなに幸せになってもらいたい。私自身の幸せなど、考えたことはありません」

 夫の武士が、感極まった顔で伸一を見た。

 “先生は、やはり、そうした思いで、どんなに疲れ果てても、戦ってこられたんだ!”

 緒高の店を継ぐことになっている養女の智恵と、その夫の春雄も、同行幹部の整髪をしながら、伸一の話を聞いていた。二人は、紗智子から、信心の話を聞かされ、学会を理解してはいたが、入会には至っていなかった。

 伸一は、整髪が終わり、支払いをすますと、緒高夫妻に礼を述べながら、再び武士と固い握手を交わした。

 それから、春雄とも握手し、「あなたも頑張りましょう」と声をかけた。すると、春雄は、「はい。私も信心します」と決意を披瀝したのだ。智恵も一緒に、笑顔で頷いた。

 二人は一カ月後に入会する。また、主の緒高武士は、この日を境に、猛然と信心に励み始め、やがて、ブロック長として活躍するようになるのである。

 薫風に吹かれて、木々の葉が、みずみずしく光り、躍るように、伸一の行くところ、蘇生と歓喜の人間ドラマが広がった。

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