何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

ゴム球コンプレッサーでエアーチェック   - 新V4スチームエンジン工作 -

2014-09-21 21:40:40 | エンジン工作
2014/09/21 (日曜日) 晴れ



さぁ、配管用のパイプを作ればエアーチェックができる、と張り切って工作を始めた。
配管には直径5mmの真鍮パイプを使う。
配管とはいっても装置の出入口だけで総置と装置の間はシリコンチューブで連結する。
信頼性の低い実習生式工作は調整や部品の交換はしょっちゅう行っているので、
金属パイプでがっちり配管することはできない。
シリコンチューブは圧力がかかると膨らむので(風船と同じだ)蒸気圧力の無駄使い
になるが、まぁ、それは我慢している。

パイプは配管の都合上直角に曲げなくてはならない。 今まではパイプを切り取って
角を45度に削ってそれを針金で結わいて二つを組合わせてロウ付け固定していたが
最近はパイプをそのまま削って折り曲げる工法にしたので能率が上がるようになった。
しかし、この直角パイプを14個も作るのは大変だった。

途中、電話で呼び出しを受けるなど思わぬ用事ができてしばらくの間工作を中断した
ので作業は大幅に遅れてしまった。


↓ 直角曲げパイプの工作。 5mmパイプを削って直角に曲げてロウ付けする。



↓ 全部で14個プラス予備で16個も作らなくてはならない。 根気のいる仕事だよ。



↓ ロウ付けしたパイプを整形して、バルブやシリンダーに取付ける。 




↓ バルブは一旦取り外してパイプ基部を半田付け(普通(低温)半田使用)で気密にする。



↓ シリンダーはそのまま半田付けした。 



↓ 何とか定時間(午後5時まで)でここまでできた。




↓ 夕食後の自由時間。 部屋の机の上でバルブタイミングの調整をした。
   エアーを送り込めば回るはずだ。



ブロアーブラシ(カメラ・レンズやネガの埃を吹き払うブロアー)のゴム球を
コンプレッサーの代わりにして空気を送り込んで回してみた。
かなり調子よく回ってくれた。

その様子を動画でご覧ください。







さぁ、明日はボイラーを繋いで回してみよう。
うまく回ってくれれば良いんだけど・・・・・・


コメント (6)
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給油器を作って取付けました     - 新V4スチームエンジン工作 -

2014-09-20 19:22:33 | エンジン工作
2014/09/20 (土曜日) 曇り


暑さ寒さも彼岸まで・・・・・
よく言ったもので彼岸を迎えてめっきり涼しくなった。
今年はあの猛暑だったので寒くはならないのでは、なんて思ってしまったが
やっぱり時期がくれば涼しくなるんだなぁ。

今日は墓参で外出したので工作はお休み・・・・と思ったけど、やっぱり
帰宅してちょっとの時間しかなかったけどヤスリを握ってゴリゴリ・・・・
あぁー、オイらは工作依存症に違いない。


↓ コンパクトなV4用に小さな給油器を作った。  容積は約5ccで今まで作った中では最小の油量だ。






↓ 給油器を載せるブラケットを取付ける穴を開けた。



↓ 給油器と逆転用蒸気切替バルブを取付けるブラケットを取付けた。 これでケースの工作は完了だ。



↓ バルブとシリンダーの配管はこんな感じ。 旧V4よりはシンプルに出来そうだ。



さぁ残るは配管工作だけだ・・・・・と思ったらまだピストンが取付られていない。
夕食後の自由時間にでもやってしまおうかな?

                      というわけで今日はここまで。



コメント (4)
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バルブ駆動リンク機構を組立てました  - 新V4スチームエンジン工作 -

2014-09-19 20:12:17 | エンジン工作
2014/09/19(金曜日) 晴れ



このV4エンジンは単動式でシリンダーは4個ある。(当たり前か・・・・)
バルブは単動式用3ポートのものを4個取付けるのがスタンダードかな?と思うけど、
実習正式は複動式用の5ポートのバルブを2個使う方式にしている。
単動式用バルブを4個使う方式も複動式用バルブを2個使う方式もそれぞれ一長一短で
あろうけど、複動式用バルブの欠点はスリーブの長さがかなり長くなってしまうことだ。
シリンダーよりもはるかに背の高いバルブが角が生えたように突き出してしまうのだ。

過日、友人が動画にアップしたメーカー製の4気筒エンジンのバルブは変わっていた。
リンク機構で駆動方向を変換してクランク軸に平行にバルブを取付けてあった。
(通常はクランク軸に鉛直な方向に設置してカムで駆動する)
この方式は大変参考になった。 これなら長さが長大なバルブでも問題はない。
それを真似て実験してみたところ案外うまくいった。

そんなわけで今回の新V4エンジンもバルブはリンク機構で横向きに駆動する方式にした。


↓ 横向き(クランク軸に平行に)取付けたバルブ(ピストンバルブ)。 複動式用で給排気ポートは5個ある。



↓ 旧V4エンジン(部品流用のため分解)はバルブが底面に近いところに取付けてあったので駆動するエキセントリックの
   アームが短かった。 今回の新V4はバルブを頂上に取付けため長いアームが必要になったのでアームを交換する。






↓ リンクを支持するブラケットは現物合わせで工作したが、組立てが終わって動かしたら「ネジの頭」や「ナットの角」に
   ぶつかって動かないというトラブルが出てしまった。 また最初から作り直したり、組立てたりでやたらと時間を費や
   してしまった。



しかし、そのトラブルは何とか工夫すれば解決できることだったので時間はかかったが
組立はうまくいった。
そしてリンクの動作も案外軽くてほっと胸をなでおろした。


そのリンクの動く様子を動画でご覧ください。






リンク機構を取付けた新V4エンジンです。











さぁ、後は配管をして給油器を取付ければテスト運転が出来る。 
日曜日には報告できるかな・・・・ ガンバローっと。

コメント (6)
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バルブ駆動リンク取付     - 新V4スチームエンジン工作 -

2014-09-18 19:08:13 | エンジン工作
2014/09/18 (木曜日) 曇り


バルブを駆動するリンク機構を今日中に作ってしまおうと、朝から工作を始めたが
あれこれ試行錯誤や失敗が連続して思わぬ時間がかかってしまった。


↓ 前の部品が使えるからと高をくくって工作を始めたが・・・・



↓ エキセントリックのアームが上下するであろう軌跡をマークした。



↓ リンク機構を取付けるブラケット作り。 取り付けスペースが狭いので思うように行かない。



↓ リンクを正確に取付けるには左右位置、前後位置、高低位置と立体的に位置決めしなくてはならないので、
   ブラケットは長穴だらけだ。



↓ 慎重に寸法を決めたはずなのに、うまく合わさられない。 




↓ ありゃ、こりゃーまずいぞ・・・・ エキセントリックが回らない。 ブラケットの作り直しだな・・・





↓ 左右のリンクを取付けたが左側の寸法がおかしい。 明日直そう。




↓ バルブをケースのトップに取付けたのでエキセントリックのアームが届かない。 明日の工作だ。



定時間際(5時近く)になってしまい、慌てて工作したので寸法誤りがあってちょっと
体裁が悪いところが出てしまった。
明日、じっくり直そう。

                 今日はここまで・・・・・
コメント (4)
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バルブの取付工程に入りました    - 新V4スチームエンジン工作 -

2014-09-17 19:40:45 | エンジン工作
2014/09/17 (水曜日) 曇り



今日は午前中は用事があって工作は午後から始めた。
やっぱり工作は朝から始めないと時間が足りなくて中途半端な感じになってしまう。



↓ 残りの2気筒分のピストンを取付けた。



↓ ピストンの取付け方も工夫して案外簡単に取付けられるようになった。 これで全部取付けられた。




ピストンが4個付くとクランク軸を回すのも重くなった。
2個のときはくるくると気持ちよく回ったが今度はそうは行かない。
でも、固いとか軋むとかの異常はない。
ピストン4個ともなればこんなものだろう。


その回転具合を動画でご覧ください。







さぁ、次はバルブの取り付けを始めよう。
バルブ機構はタイミングやリンク角度、高さの位置調整など微妙な調整をする
必要があり、取付穴がどうしても長穴加工になり、時間がかってしまう。


↓ 現物合わせで取付ブラケットを作った。 現物合わせは結構面倒だ。



↓ 仮に取付けてみたバルブ。




↓ 夕食後の自由時間。 現物を眺めながらバルブを駆動するリンク機構組立の構想を練った。



ケースがコンパクトになった分、リンク機構を取付けるのが難しくなった。
やっぱり設計図をきちんと描いて工作を始めるべきだな・・・・・・
いつも、最後に来て悔やむことが多い。 困ったものだ、やれやれ・・・・





コメント (2)
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