ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

魔女様

2006-06-29 11:13:02 | Weblog
とうとう逗子のキョウコサンから届く手紙の宛名は魔女様よ。
ウチの住所をしっかり書くと、画数がとても多くてね。私が彼女に出すお手紙も
新宿ウン番地(新宿という地名はあちらこちらにあるわ)。何しろお互いに書く
お話は、毎回5~6枚にはなる長文なので、宛名書きもこちらの住所・氏名も省
けるだけ省きたくて、一番簡略化したそれにしたというわけよ。そのうち、彼女
のそれも「キョウコサマ」で受け取れるようにして貰おうって思ってるわ。
彼女は中国生まれ、キョウコのキョウという字は、人名辞典にはないから(パソ
コンの中にもない)、郵便番号さえ間違えなければ、恐らく彼女の近辺にはその
字のキョウコサンはいないはずですもの。
〒○○○ー○○○○ 新宿   キョウコ(ご本人の正しいキョウコで)様
で着くように。
郵便番号は細かく分けてつけられた番号ですから、それさえ間違えなければ、OK!

しかし、私達って、本当にオシャベリなのだって思うわ。中2日で登板よ。
あのねーえ、なんて話し言葉で書いているので、アララララ、もう6枚目になっ
ちゃったわなんてね。でもね、
 " I'm talkative,but not too much."
って、言ったんだったわ。これって合ってるわよね。正しい?否通じる?そう、
「私はオシャベリだけど、余計なことは言わない」って、Ms.Deanに最初に言った
自己紹介。そう、余計なことは言わない。
普段は、なんてことも言わないのに、時としてグサッて人の肺腑をえぐる言葉を
平気で言う人がいるからねえ、桑原桑原クワバラクワバラ・・・で、
『君子危うきに近寄らず』を実践よ。

それで、最近、新聞のどこかで読んだのだけど、どうでもいい事を喋りすぎる、
強迫観念に襲われているんじゃないかって思うほど、現代人はしゃべくるって。
ええ、私も同感よ。テレビなんか見ないようにしているのは、うるさい!の一語
ですもの。静寂が怖いんじゃない?って思うほどの騒々しさよ。耳栓は必需品。
それで、フト、キョウコサンのことが浮かんだのよ。
彼女もよくシャベル。けど、私が思ったのは、ご本人にも言ったけれど、
『アンネの日記』のアンネ・フランク。
屋根裏で、収容所で、彼女はしゃべくりまくる。そのオシャベリが、絶望の淵に
生きる人々の一条の光になったのよね?やがてガス室へ向かわされる同胞の。
オシャベリにはそういう力があるのは事実よ。

友人の弟さんのお嫁さんは、八代亜紀が歌う「舟歌」のような無口な人。その人は、
周りを陰鬱にさせる人でした。必要最低限度、否、それすら言わない。人を廃業し
たかのような女性でした。
『沈黙は金、雄弁は銀』、難しい言葉達。そして、言葉は生きているものですから、
恐ろしいほどの力を発揮します。
ヤクザなアバズレ言葉を平気で遣いまくる女性達が巷を闊歩しています。
ああ、なんとかしなきゃ!

夕べ、深夜のテレビ。「うっせーんだよ!黙れ!おめえは下品つう女だよ!」
「新・平家物語」の壇ノ浦の闘いのクライマックスだったのに、その女性のセリフ
に、ギョッ!ドラマかと思いきや、私は東大生という外人女性の吐くセリフだったの。
居並ぶ外人女性達の日本語の応酬は、もうヤクザの集まりかと思ったほど。

テレビ局の製作現場の面々を想像するに、背筋が凍るような。
下品のどこが悪い?みんなが大好きなことを放送してるだけって、薄ら笑いをして
いるような気がしてね。
頭脳は優秀かもしれないけれど、心は最低ね。育ちのほどが知れるというもの。
それが今のわが国の民放です。
「セニョール、お願いだから、そんな番組見ないで~~~!」って、心の中でお願
いして、もう一度、しっかり枕に耳を押し付けて、気持ちを集中させて読書。
そのうちに眠ってしまった昨夜でした。ZZZzzzzzz・・・・・・

他愛もない内容の私達のオシャベリですが、彼女の書く(言う)それぞれは、思わず
頬が緩んだり、あるいは爆笑になったりの楽しい楽しい内容なのです。