ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

横浜はジャズで〆ます

2006-06-03 23:40:24 | Weblog
キョウコサンのパスポート受け取りに付き合って。
そこから歩いて山下公園。氷川丸はいつものように停泊。
港が見える丘公園までは階段をかなり上って。途中のベンチでちょっと休憩。
旧フランス領事館の建造物の残骸があって、その領事館が使われていた頃は
幕末から明治時代にかけて。『生麦事件』なんて書いてあったわ。攘夷、攘夷
で、尊王の志士たちが暴れてた頃の歴史の残骸よ。でも、その残骸は、分厚い
コンクリートで出来ていて、その工事に携わった日本人の職人達は驚いたでしょ
うねぇ。せいぜい漆喰を使う建造物しか作ってこなかった日本人の男達は。その
あまりな頑丈さに。

外人墓地の墓石を外から眺めて、西洋館もチラホラ。
くだりの坂道の途中で、ギャラリーが目に止まって、その中へ。
動物主体の油彩。色使いがきれいだったわ。
中華街へ出て、みなとみらい線が出来てから、色々とリニューアルしたそこには、
多くの人で賑わってたわ。通りかかったお店に入って、ランチメニューで昼食。
かなりさびれかかってた中華街だったけど、元町・中華街まで乗り入れた電車で、
活気を取り戻した街は、異国情緒を味わえる街。ニーハオ・・こんにちは、謝謝、
・・ありがとう、不謝・・どういたしまして、ドゥイブチィ・・ごめんなさい、
再見・・さようなら。勧誘には、不要(ブーヤオ)・・いらない。このくらいは
遣わなきゃね、お勉強してるのですから。上手ね、って言われて、こんな簡単な
単語でも、褒められれば悪い気はしなかったわ。

キョウコサンは、どうしてもそのお店じゃなきゃいけないらしい月餅を求めて、
持参の地図と首っ引き。そして、買えました。我が家には縁の薄い甘い物です。
それにしても、大改造したお店の多いこと。関帝廟もかなりきれいになったらし
いけれど、平日なのにかなりな混雑なので、又次回にしたわ。異国情緒は、原色
に彩られた、特に赤、それに緑は目立ちます。

中国茶はウーロン茶、ジャスミン茶、くらいしか知らないけれど、数種類ではき
かない色々。その中で『雪茶』なんてお茶もあって、これは買わなきゃで、ほかに
乾燥ハーブ3種類も一緒に購入。他のお店で『ライチ茶』のティバッグを。かの
楊貴妃が好んだライチはつとに有名な、果肉が白く甘い果物。最近では生のそれも
見かけるようになってきたわね。
ほんのり甘い味と香りのそのお茶は、甘・酸・温・脾・肝経に作用して、下痢・
胃痛・生理不順・不眠に、何よりもアンチエイジングというところの、抗酸化効果
があるそうです。
何よりコーヒーが好きな私ですが、最近は色々ブレンドしたハーブティを飲むよう
にしています。ハイビスカスの色に魅せられて、その酸味を楽しんでいます。

夕方6時まで、元町の通路にしつらえたベンチにかけて。
今回の目的の一つJAZZ Bar。我が町へ配布されるフリーペーパーにたまたま掲載
されていたお店が、その近くにあって、開店まで、暮れなずむ元町の風景の中で
時間を潰したわ。
その日の一番客の私達。かなり照明を落とした店内の奥のテーブルに案内されて、
キョウコサンはソフトドリンク、私はビール。本当はカクテルなんだけど、今回は
ビールで、キョウコサンのラス・パルマス時代のお話を、パエリアとピツァを食べ
ながら聞いてバンド待ち。日本の遠洋漁業に携わる男達が、現地の女性と恋仲に。
生まれた子どもに「ゲンキ・・元気」「タッシャデナ・・達者でな」なんて名前を
付けたりして、住み着いちゃう、あるいはそこまでで日本に帰国なんて話を聞いたり。
情熱的で、凹凸のある肉体に参ってしまう日本男児達の話。アララ~~~

3人の若者がギター、ベース、ドラムで演奏するジャズ。ジャズの生演奏なんて、
いつ以来かしら?
ン~~、まあまあだったわね。でも、ジャズにはピアノと金管楽器が欲しい。
少し物足りなかったわね。MCはチップということで、気持ちを置いて、9時には
駅へ。
早朝に切ったバラ。小ぶりのブーケは逗子まで頑張ってたらしく、今日、そのお花を
描いたキョウコサンからの絵がお手紙と一緒に届きました。

そして、どうもバッグの中から飛び出してしまったらしい雪茶は我が家には到着し
ませんでした。あ~あ。

メールや電話では、人の脳は活性化しないそうです。
途切れることのない会話でしたから、私達の脳は、活性化したはずです。(かな?)
ウン十年のブランクがあったなんて露ほども感じさせない私達のオシャベリなのです。
そして、お互いに、国語辞書を傍らに、往復書簡が続きます。