ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

ブラジル×日本=何?

2004-11-05 21:34:58 | Weblog
      ◎ 本日のキャスト
    
   トモエ・・・同じ6丁目の住人
   チワワ・・・トモエさんのペット
    私とマリリン(シーズー)

 エスタンシア・プラザから買ってきた黒豆と、塩漬け乾燥ビーフ。
両方ともしっかりお水につけて、お豆のほうは、倍くらいの大きさになったところで、
ひたすら煮る。灰汁(あく)をすくい取りながら、お水を足しながら。
塩抜きをあらかた済ませた牛肉を、小さくカットして、お豆に加えて、例のスープス
トックを。ストッカーの中に辛口カレーの素があったので、それも入れて煮込んで、味見。
「アラッ、なかなかの味だわ」牛肉に独特な匂いがあったのが、カレー味とあいまって、
そこに3種類のスープの素が加わって、美味しい味になったのよ。
日本とブラジルの家庭料理のミックス。

セニョール・ダンは、「男の料理教室」の方々と、那須方面へ1泊旅行。
ご近所の、あるお家の方へ、お電話しても、ずっとお留守。マリリンを抱いて、その辺を
ブラブラ。その内お帰りになるでしょうから、待ちましょう、で。
そこへ、チワワとお散歩のお若い女性、犬同士のお話やお料理のお話になって、
「立ち話って、あんまり恰好のいいものじゃないから、おさしつかえなければウチヘ
いらっしゃらない?きょうは、さっきから 本の整理をしてたので、ちらかってるんだけど」
1人と1匹を、お誘いして、
「ベトナムコーヒーなんていかが? ハワイのコナコーヒーが、お嫌いじゃなかったら
飲めるけど。ウチは、私だけなのよ飲むのは」
「ハイ、コナコーヒーは好きです」

「昨日から、下準備をして、ちょっと面白いお料理をしたんだけど、お味見してみて」
って、私ってホント変な女よね。初めましての方に、ね。
でも、私だけじゃないわ。初めて伺ったお宅で、数年前に「ビーフシチュー食べてって
よ!」って、いきなり言われた事があったからね。まあ、その人とは友人同士だけど。
似たような人種ね。その方は抽象画専門に描かれる女性で、私にも「抽象画」を描け描け
って勧める、ユニークな女性よ。私が絵を描くのをご存知なものだから。
その彼女のお料理は抜群!どちらも創作ですものね、共通項はあるわね。

そんなこんな、いろ~んなお話をして、人生論になってね、
「まず、自分を愛する事。絶対の信頼を自分に与える事。これが、基本よ。
世界で一番いとしい生き物よ、自分て。そうでしょう?自分を信じないで、誰を
信じられる?そして、心の中に、絶対なるホンモノの自分が、心地よく住むために、
いっつも心の中を祓い清めましょう。してもらう事を考えるんじゃなく、人の幸せを心から
喜んであげられる人になりましょう。それが心の中をお掃除する事だと、思うのよ」
なんて、いつもの自論を話してたら、彼女は時折、目の下をぬぐってたわ。
「そしてね、あなたに出会った人達が、いつか、あなたに会えたことが何よりの
嬉しい事になったら、その人は、宝物を手に入れたことになると思うわ。
息子にも言ってきたんだけど、とっても深い意味があるでしょう?でも、そのために
どう、生きるかは、それぞれの課題よ」

ご主人とお2人ということなので、お2人分のミックス料理を差し上げたわ。
「日本人が必ずする、お返しは受け取らない女だから、スッキリこれで終わりよ」
犬も仲良くしていたし、これもご縁でしょう。
でも、本当に不思議なことに、今年は20~30代の女性達とお近づきの後半よ。
彼女達へ、「自己の確立を!」て、言い続けてるわ。マスコミに、誰かに操られない
ようにって。「自論」をしっかり持って、内外のスタイルにも自分らしさを見つけて、
「流行なのよ」なんて軽薄な人間になっちゃいけない。
大人の女性に、魅力的な女になって!って。

「考え」に、優劣はない。それを持たない、表現できない事が、恥ずかしい事なのよって。
長く生きてきた私達のすべきことは、こういうことなのよ。金勘定でもないし、社会保障
のあるやなしや、なんかを案じる事なんかじゃあない!後輩達へ、生きることってこういう
ことなのよ、って教えてあげる事。日本人1億3千万分の1の意見・考えなんだけど、それぞれが。
でも、だからこそ貴重だと、私は思うのよ。

それが出来たら、外国人、特に白人に尻込みなんかしないようになるわ。
そして、もう少し歴史と文化を掘り返しましょう、って。採点されるお勉強なんかじゃないから、
楽しめて、誇りが持てるかもしれない。又、そうじゃなきゃいけないのよ、ってね。

出来上がったお料理は、なんて命名しようかしら?ご飯にかけていただきます。
美味しかったわ~~~! これでまた新しいお料理が、リストに加わったわ。
つぎは、昆布とマグロのおだしで、「和」のお料理に挑戦!
これが一番、気も手も抜けそうにない。やっぱり、和食の繊細さは、たまらないわね。