COCO CHANEL & IGOR STRAVINSKY(2009/フランス)【Blu-ray】
監督:ヤン・クーネン
出演:アナ・ムグラリス/マッツ・ミケルセン/エレーナ・モロゾヴァ/ナターシャ・リンディンガー/グリゴリイ・マヌロフ
「N°5」と「春の祭典」―
情熱と官能の愛に燃えるふたつの才能
『ドーベルマン』のヤン・クーネン監督が、ココ・シャネルとストラヴィンスキーの秘められた恋を描いた人間ドラマ。
シャネルは知っていても、ロシアの作曲家ストラヴィンスキーをほとんど知らなくて、いきなり音楽会がはじまったので戸惑ってしまった・・ある程度のことを知っておくべきだったと後悔・・・
時系列では「ココ・アヴァン・シャネル」の続編といってもいいでしょうか。
冨も名声も手にしたシャネルが、ストラヴィンスキーを長い間経済的援助していたとは知らなかった。バレエ音楽「春の祭典」と「N°5」誕生の裏側というよりも、不倫ものとして見ちゃいました。。
その不倫劇も特典映像に入っている主演アナ・ムグラリスのインタビュー聞いたら、映画は史実と違うそう。アレレ・・
シャネルは金銭的にも男性からも自立した女性で、きつい性格、白と黒を貴重にしたデザインも、その性格を表してるそう。ストラヴィンスキーとはつきあいがあっても映画ほど深い仲にはならなかったみたいね。
愛というよりもストラヴィンスキーの音楽に共鳴していたんではないかと。
映画の中のシャネルは自信満々(悪くいうと横暴)、かっこよく描かれていますが、ストラヴィンスキーは妻とシャネルの狭間で苦悩、ダメ男にみえてたなあ。
当時センセーションを巻き起こした冒頭の「春の祭典」初演はニジンスキーの振り付けなど完璧に再現したとか。ブーイングの嵐だったのもなんとなくわかるような。。
「N°5」についてシャネルが調香師に要求した台詞がカッコ良すぎ。
「花の香りじゃなくて、女の香りがほしい」
ファッション、装飾品はシャネルの全面協力、現在のデザイナー、カール・ラガーフェルドが特別に制作した衣裳も使用。
シャネルを演じたアナ・ムグラリスはカールの大のお気に入り、ミューズであり続けている女性。ハスキーな声、着こなしは完璧ですね。
ストラヴィンスキー役のマッツ・ミケルセンは、つかみどころのない役柄でタイタンとは別人。笑
ファッション、インテリアなど見応えはありますが、二人の気持ちがちょっとわかりづらかったのが残念。
★★★(5段階☆は0.5)
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アイマックさんはブルーレイでご覧になったんですね。ブルーレイの方がDVDより特典映像が多いんですよねー。
マッツさんはデンマーク映画で情けない人物もよく演じるようです。(私は未見ですが…)
淡々と描かれていたので、二人の心理がわかりづらいというのはありましたねー。
ブルーレイはレンタルでみたんですよ。
私の理解力がないのもありますが、アナ・ムグラリスのインタビューは本編より説得力ありました。
マッツ・ミケルセンは、タイタンとはちがうエレガントな役柄でしたね。
(体格も立派だし)
実はこういう気弱男の方が彼の本領発揮なんですよ~
そうそうデンマーク映画では繊細な家庭人で
女性に振り回されがちなキャラを演じることが多いかな。
ストラヴィンスキーは私もあまり好みの音楽家じゃなくて。
あの「春の祭典」もよさがわからないクチだわ,私も。
007とタイタンのイメージが強くて、今回の役柄は180度ちがうよね。
>そうそうデンマーク映画では繊細な家庭人で
>女性に振り回されがちなキャラを演じることが多いかな。
みなさん、マッツ・ミケルセンのことよく知ってるんだなー。
勉強不足かも。。。
「春の祭典」は???
あまり高尚すぎるとわからないという・・汗
でも、これ史実と違うと言われてしまうと、ビミョーですね・・・本作は、内容よりもその時代の雰囲気やブランド・シャネルの美を楽しむ作品なのかも!?主演女優は、一瞬、シエンナ・ギロリーかと思った!
そうそう、「ニュースウイーク」のマイケルの記事を読みました。”たぶん頭がイカレていた”という一文には納得がいかなかったけど、総体的に彼ほどのスターはもう出ない、という感じに書かれていて満足しました(笑)
シャネル、確か生誕100年とかちがったっけ?
>かなり高齢時のインタビューを観たことがありますが、かくしゃくとした女性で、オーラがありました。
そんなインタビューみれたの?
映画みてから、あこがれの女性になりましたよ。
男以上なエレガントな女性。スタイルをつくりだした人。
史実とちがうのは、ビミョーでしたよ。^^;
フランスの方はどう思ったのかな?
「ニュースウイーク」落としてあげるようになったか、、
情報、ありがとねー。