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Heavenly Creatures(1994/ニュージーランド・アメリカ)【DVD】
監督:ピーター・ジャクソン
出演:メラニー・リンスキー/ケイト・ウィンスレット/サラ・パース/ダイアナ・ケント/クライブ・メリソン
さあ、愛のために、ママを殺そう。
1954年にニュージーランドで実際に起きた殺人事件の映画化。監督は「ロード・オブ・ザ・リング」「ラブリー・ボーン」のピーター・ジャクソン。
脚本はジャクソン監督の妻であるフラン・ウォルシュ。
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クライストチャーチの女子高に通う内気なポーリーンと、イギリスから転校してきたワガママ娘のジュリエット。育ってきた環境はちがっても、しだいに惹かれ合う二人。
空想好きの二人は日記や詩、物語をつくって、将来作家になることを夢見る。
森を下着で走りまわったり、二人だけの楽園をつくるのだ。
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仲の良さがレズビアンなのかどうかは判断できないけど、親密になっていくふたりを心配した親たちは、無理矢理引き離そうとする。
そしてポーリーンとジュリエットは計画的犯行によって、ポーリーンの母親を殴り殺す。それも執拗なんだよね・・実際、母親の体には45か所も傷が残ってたらしい。
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妄想が激しいのは女性はよくあるけど、思春期の頃ってエキセントリック。
傷つきやすく未熟な時代。暴走すると止まらなくなる。少年、少女のキレる事件は現代にも通じるものがあるかな。
二人の少女が夢想するファンタジーシーンは監督らしさが出ていて、「ロード・オブ・ザ・リング」につながるんですね。
ジュリエット役のケイト・ウィンスレットは演技が上手い。
ショッキングな事件にしては、多感な少女時代の物語でした。
後日談として、ポーリーン・パーカーとジュリエット・ヒュームは刑務所に入るが、まだ若いということで死刑を逃れ、二度と会わないということを条件に釈放された。
映画が公開後、イギリスの小説家アン・ペリーはジュリエットは私と自ら名乗りでた。
★★★★(5段階☆は0.5)
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でも、上手かったですね。自分の記事を再確認してたら、「青い棘」としょっちゅう比較してた。
少し年頃は違うかな?とは思うけど、あやうい年代ではあるからかな。
少女残酷物語ですねぇ。しかしまぁ、母親の傷がそんなにあったんですね。
過ぎ去った年代には、こういう危ない意識も、ひょっとして…というのはありえるかもしれないです。
それでも、青少年犯罪には、責任性はもたすべきだわっ。
ケイト・ウィンスレット、うまい女優さんだよね。
ハイテンションの演技でしたよー。
思春期って傷つきやすくて、まわりからみた滑稽にみえるんだよね。
自分もあの頃は、ささいなことで友達とキャキャいってたもんなあ。
マイナスなほうに走ると、とんでもないことを起こしてしまうんだね。
ジュリエットは、大人になって名乗り出たんだけど意味があるんだろうか?
作家になってたこと、ジャクソン監督も知らなかったみたいね。