アフロダイテ・ジョーンズ (著)
押野素子 (翻訳)
史上最大のポップスター裁判の実態に迫る話題のベストセラー、遂に日本上陸!
もしあなたが、著名人の裁判で裁判員に選ばれたら…
メディア報道に流されることなく、正しい答えを導きだせますか?
2005年のマイケル・ジャクソン裁判で、かつて反マイケルの偏向報道をしてきた有名ジャーナリストが徹底取材を重ねて辿り着いた真実。
真実を知りたい人はぜひこの本を読んでほしい。裁判の証拠資料、謄本に基づいていて検察側、弁護側の証人の証言も詳しく書いてある。
裁判がすすむにつれ、検察側がいかにいいかげんな捜査をしてるかがわかる。
こんなくだらない裁判に躍起になる警察、検察、マスコミはバカじゃないの!と思った。
個人のライフスタイルまで踏み込んで、さらし者にしていいんだろうか・・。
検察側の証拠写真も載っていて、マイケルの顔がわざと写りの悪いものになってる。トホホ
世界遺産といってもいいスーパーアーティストを破滅に追い込もうとする悪意が許せないですよ。
アメリカのガセ情報をそのまま流した日本のマスコミも責任あるね。
まあ成人男性が他人の子どもと一緒に寝ることが奇異にみえるのもわからんでもないけど(子供たちがマイケルと寝たがった)、きちんと調べもせずに犯罪と結びつけるのは行き過ぎ。
告訴した少年一家がマイケルを貶めようとしたことが無罪判決(陪審員全員一致)につながったのね。
マイケルがなぜ子どもにこだわるのか?
天才でありステージしか知らないスーパースターのマイケルの人生哲学は、一般人には理解できないかもしれない。
でも彼が純真、優しい人間であることは間違いない。
マイケルのまわりには大人も子どもも金目当ての悪党ばかり、呆れますよ。
たかってくる人間がいかに多いか。
マスメディアの標的にされたマイケル。
でたらめを鵜呑みにすることは危険なことだね。
この裁判の陪審員たちは雑念を払い、証拠資料、証言に集中したという。
日本も陪審員制度がはじまったけども、人を裁くことは自分も試されることだと思った。
マイケルはたまにマスコミなどを批判する曲を書くんですが、アルバム「ヒストリー」の中にある「Tabloid Junkie」You Tube でも“情報を鵜呑みにしないでくれ”と歌ってる。
↓「They Don't Care About Us」という曲でもむかついてるね。笑
Michael Jackson - They Don't Care About Us (Prison Version)
ミュージック・ビデオの監督はスパイク・リー。
歌詞に人種差別用語が含まれていたことで、話題になった曲(あとで謝罪)
2バージョンあって、プリズンバージョンはMTVで暴力的ということで放送されなかったバージョン。マイケルのパワフルな声がいい。エレキギターの部分は「Black Or White」みたい。