小部屋日記

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近距離恋愛

2008-07-21 | カ行の映画

MADE OF HONOR(2008/アメリカ=イギリス)【劇場公開】
監督: ポール・ウェイランド
出演:パトリック・デンプシー/ミシェル・モナハン/ケヴィン・マクキッド/ケリー・カールソン/ビジー・フィリップス/シドニー・ポラック

恋人よりも大好き。
それでどうして友達のまま?


テーマが花嫁付添人、主演がTV「グレイズ・アナトミー」の男女・・・と「幸せになるための27のドレス」と共通点のあるニューヨークが舞台のロマンティックコメディ。

story
トム(パトリック・デンプシー)とハンナ(ミシェル・モナハン)は大学時代から10年もの間、一緒に食事をし、悩みを打ち明けあう間柄を貫いてきた。しかし、ハンナがスコットランドへ6週間の出張に行った間、トムは自分の恋心を自覚し始めるように。彼はハンナへの告白を決意するが、帰国した彼女には電撃的に恋に落ちた婚約者がいた。



友人以上、恋人未満のトムとハンナは10年の仲。
気ままな生活を送っていたプレイボーイが、いつも一緒にいてくれるはずの女性の突然の婚約に、自分の本心に気付き、彼女を取り戻そうとするお話。
ジュリア・ロバーツの「ベスト・フレンズ・ウェディング」の男版と思った人も多いはず。
ポイントは男女の友情は成立するかということ。
プレイボーイのトムだから、ハンナがその気なら、すでに恋人になってたはず。
たぶん、ハンナにとって最初の出会いの印象が悪いことや、優しいけどプレイボーイの彼なので、男女関係で傷ついたり嫉妬することが嫌だったんじゃないかな。
自分だけをみつめてほしいしね。
トムも甘えさせてくれる彼女に一目置いてる気がした。

月日はたち、相変わらずのトムにハンナはお互いの関係に疑問をもってたはず。そんな時、旅先で出会った男性と電撃婚約。いくらなんでも早すぎでないかい?笑
「ハンナを盗られるのはいやだっ!」とあわてるトム、、時すでに遅し…(´∀`)
花嫁付添人を命じられ、男友達からけしかけられハンナの気を自分に向けさせるために悪戦苦闘。
かっこいいはずのプレイボーイが、完璧な相手の婚約者に対抗していくところがおもしろかった。みじめぶりもまた愛おしい。^^;


真心をみせてくれたトムにハンナは決心するのね。
でもさすがに10年もつきあってたら、相手の気持ちがわかるはずと突っ込みたくなりましたが。笑
スコットランドの結婚のしきたりは興味深かったです。
身勝手な男性トムをパトリック・デンプシーが演じたからまだ許せたかも^^;


先日亡くなられた監督シドニー・ポラックの、俳優としての遺作になってしまいました。元気に演じてたのに。ご冥福をお祈りします。

★★★☆(5段階☆は0.5)

「近距離恋愛」公式サイト

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野良犬たちの掟

2008-07-21 | ナ行の映画

ROMANZO CRIMINALE(2005/イタリア=フランス=イギリス)【DVDリリース2008/7/9】
監督:ミケーレ・プラチド
出演:ステファノ・アコルシ/キム・ロッシ=スチュアート/アンナ・ムグラリス /クラウディオ・サンタマリア

友だけは裏切らない

イタリアのアカデミー賞と称されるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で8部門を受賞した実録ギャングアクション。
好きなマフィア=ギャングもの、イタリア美形俳優キム・ロッシ=スチュアート出演(またも不純^^;)ということで観ました。

story
幼い頃からいつも一緒だったレバノン、ダンディ、フレッドの3人。悪事に手を染めた彼らは、やがてローマ・マフィアの手先となり、競い合うように裏社会の頂点へと上り詰めていく。血と嘘にまみれ、実利と友情の狭間で揺れながら、やっとのことで儚い夢を掴んで行く3人。だが、時代はそれを容赦なく握り潰していく……。



ハリウッド映画でいうと、「スカーフェイス」を思い出しますが、あそこまで血なまぐさくなく庶民的なギャング映画という感じかな。
幼い頃から愛称で呼び合う一緒に過ごしていた仲間が、ギャングごっこではなくて、「もっとでかいことやろうぜ!」ということで、ローママフィアの手先となる。
マフィアのボスを倒し、頂点へとのしあがっていきますが、ギャングの世界はそう甘くない。
“野良犬の掟”があっても、仲間の裏切りなどすこしずつ歯車が狂っていく。


実際にあった話を題材にしているので、途中ニュース映像がはいるなどドキュメンタリータッチ。
2時間半の大作でだれる部分があっても、後半はひきこまれておもしろかったですね。
一度、犯罪に手を染めると後は堕ちるだけ・・・
復讐の連鎖が家族、まわりの人間までまきこんでしまう悲劇。
ギャング、警察官を手玉に取る売春婦が一番したたかでしたね。。
キム・ロッシ=スチュアートはラテン系の濃~い男たちの中で、唯一クール。
久々、麗しい姿をみられて満足デシタ!

★★★☆(5段階☆は0.5)

イタリア公式サイト

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