毎年のことながら盆提灯のプライスづくりは頭が痛い。
入社当時はすべて手作業でした。
写真のL判くらいのプライスカードに
品番と品名を手書きして、
黒インクと赤インクを使い分けて
定価と割引価格をスタンプして
商品に引っ掛けるための糸を針で通して・・・・・
全てのプライスを完成させるまでには
3日がかりくらいの作業でした。
何とか楽したい一心であれこれ工夫して
とりあえず文字の部分はすべてパソコンで印刷するようになったのが
数年前。
それでも、それでも最後の「糸を通す」作業だけは相変わらず
手作業でした。めんどうなんだ、これが。
毎年悩みつつ、いい案が浮かばずじまい。
今年も嫌々やりはじめたものの、同僚の
「まぁ、いい方法はゆっくり考えましょ。
あと20年くらいは(勤務する年数が)あるだろうから」の
一言に愕然
「もう嫌だ」「もうやりたくない」「嫌だったら嫌だ」の一念。
念ずれば通ず。
「糸を針で通さないで、リボンをホッチキスで留めたらどう?」
「プライスをクリップでとめられないかな?」
「輪ゴムをプライスの裏にテープで留めたら?」
「リボンじゃ取れやすいからこっちの紐はどう?」
プライスを留める条件は
*風で飛ばないこと
*お客様から見えやすいこと
*商品に傷をつけないこと
*プライスの裏にある店独自の商品番号を隠さないこと・・・・
いや~~~さすが中年おばさん3人組。
3人寄れば文殊の知恵。
伊達にご飯は食べてない。
見事、条件クリア。
床置きタイプの大内行灯には輪ゴム式で、
住吉とかの吊り下げタイプには紐式で
プライス作りの作業が格段に簡単になりました。
必要は発明の母。というけれど
「絶対やりたくない!!」というネガティブパワーは
工夫の母、というところでしょうか?
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