仏壇販売人、ぶつぶつ日記

山口県の隅っこから
仏壇販売人のたわ言、繰言、独り言。
ほぼワタクシごと、たまにお仕事。

似てるけど、違う。

2015-07-02 16:56:51 | 本音

ご訪問いただき、

ありがとうございます。

 

唐突ですが、進物用のお線香の話。

最近、一年を通して、安定して売れ続けてます。

曰く

「亡くなられたのを知らなかったので」。

 

家族だけで故人を見送る、

家族葬」や「密葬」で葬儀を済まされたため、

後から知って、お悔やみに行く、という方が増えてます。

その時に、香典では仰々しいので、

せめてお線香でも・・・ということになるようです。

 

確かに、

家族葬専用の小さな葬儀場も増えてます。

 

さらに、ひっそりと済ませてしまう「密葬」。

 

今、都会では家族だけの葬儀すらしない、

病院から直接火葬場へ、という「直葬」が増えているそうです。

 

ひと昔前は、大きな葬祭会館で、というのが主流だったようで、

さらにその前は、自宅で、近所の人がお手伝いして、

という葬儀のかたちがほとんどでした。

 

自宅から、大きくて派手な会場へ、

そして少人数でこじんまりしたものへ、

さらには書類だけのやりとりへ・・・・・。

 

この流れ、どこかで見たような?????

 

結婚式と似てる????

 

自宅で式を挙げてた、おばあちゃん世代。

芸能人に代表されるど派手婚全盛期。

そして、アットホームな雰囲気が受けてた、ハウスウェディング。

今や、芸能人でもブログやFaxでの結婚報告のみ

というのも珍しくなくなってます。

 

やはり時代の雰囲気、というか

流れのようなものは、

慶弔の別なく影響されるものなのでしょうか?

 

それとも、結婚式とお葬式は

知らず知らずのうちに表裏一体となっているのかしらん??

昔のしきたりでは、

結婚式とお葬式、よく似た決まり事もあったようだし。

 

 

進物線香から、

芋づる式に連想してしまった、

「ええから、仕事せーよ」と言われそうな、

半夏生の日の午後。

 

 

 

 

 

 

 


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