仏壇販売人、ぶつぶつ日記

山口県の隅っこから
仏壇販売人のたわ言、繰言、独り言。
ほぼワタクシごと、たまにお仕事。

子供たちはお仏壇好き?

2006-05-26 15:27:04 | 本音

がたたいて折ってしまって・・・・」
そんな理由で木魚のバイを買いにこられるお客様。

がリン棒をなくしてしまって」
が触って・・・・」
あるいは
が触るから電気ローソクにしたい」
等々、お仏壇というのは子供たちの恰好の標的(?)のようです。

どのお客様も
「孫がお仏壇を触って・・・」と困ったような口調ながら
「でも、一番おまいりしてくれるのも孫なんですよ」と
それはそれは嬉しそうにされます。

お仏壇というのはなんだかやたらにキラキラしてるし
おいしそうなものは飾ってあるし、
ぽくぽく、チーン、なんて音はするし
そりゃ子供にすれば五感と好奇心を大いに刺激されることでしょう。

でも、成長するにつれておざなりに手を合わせるだけ、になってしまうのは残念なこと。

好奇心いっぱいのうちに、家族の方と一緒に敬虔に手を合わせる
習慣を身につけていってもらえたら、と思います。

せっかくお仏壇、というものがあるのですから、
小さいうちから一緒に手を合わせ、
代々のたくさんのご先祖さまがいて、あなたがいるのよ
(宗旨的に正しくない場合もありますがここは方便)
あなたはたくさんの人に望まれ、見守られてここにいるのよ
ということを繰り返し伝えてあげて欲しいと思います。

成績表を供え、お誕生日には特に丁寧にお参りし、
おこごともお仏壇の前で・・・
時にはお母さんの悪口だってお仏壇の前で言えるくらい。

とにかく子供たちを見守り導いてくれる人智を超えた存在を
意識させてあげて欲しいと思います。

絶対に見捨てられない」という安心感
何もかもお見通しの超越者がいる」という感覚(昔で言うお天道様ですね)を
持った子は「生きる力」を持つことができる、と私は思っています。

お仏壇ってつい「家に新仏が出てから」なんて考えがちですが
本当は親子のクッション役として
子育て真っ最中のお宅にこそ置いていただきたいですね。

少年の加害者と仏壇保有率の関係、気になってます。







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