仏壇販売人、ぶつぶつ日記

山口県の隅っこから
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チベットの仏画(タンカ)もう一枚

2008-06-10 14:54:35 | 仏事のあれこれ

お客様からお預かりしたチベットの仏画(タンカ)の

もう一幅はなんともグロテスクな姿。

三つの目。どくろ。身体のあちこちに巻きついた蛇。

軍荼利明王です。

五大明王の中では南方の守護神に当たります。

軍荼利明王についてのウィキペディアの記述によると

金剛界曼荼羅においては「甘露軍荼利菩薩」とされるそうです。

サンスクリット語で「アムリタ・クンダリン」。

アムリタ=不死の薬=甘露

クンダリン=水瓶あるいはとぐろを巻いた蛇という意味。

三つ目、というのはシヴァ神にも共通する特徴だそうで、ゆえに軍荼利明王は

シヴァ神の神格を継承し、

疫病をもたらす毘那夜迦天(インドのガネーシャ)を調伏する、とされています。

日本では災厄をのぞき、息災延命の明王として信仰を集めています。

 

ところで、その軍荼利明王に調伏されるガネーシャとは、

歓喜天、あるいは聖天、大聖歓喜自在天ともいい、

夫婦和合・子授けの神として日本でも篤く信仰されているもの。

なぜ調伏されなければいけないの??????

 

これはまたガネーシャについても調べてみなければ・・・。

 



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