本日は光市にある普賢寺さんと如宝寺さん合同の精霊流しです。
当然のことながら寺院担当者はお手伝いに行ってます。
私自身も何度か行ったことがありますが、
室積という海辺の土地柄ならではの精霊流しでなんとも素敵です。
と、いうのも沖に出た船の上から
数百の灯篭(藁とボール紙で作ったもの)にろうそくを灯して流すのです。
毎年、協力してくださる地元の船頭さんの船は3隻。
これにお手伝いの人が数人ずつ乗り込み、湾から出るタイミングを
見計らって、灯篭に火をつけ、海に流していくのです。
波止場から見ていると、小さな光が行列になってゆったりと湾から出て行きます。
まさに、お盆に帰ってきた精霊がゆっくりと彼岸に戻っていくかのような光景。
風情たっぷりの印象的な精霊流しです。
と、見ている分にはいいのですが、大変なのは船に乗り込んだ人。
何しろ積み込む灯篭の数が半端じゃない。
周りを眺める余裕などなく、ひたすら灯篭を組んでは流す、という作業に
没頭するそうです。船の上での作業なので事前の酔い止め薬も
欠かせないとか。
それでも灯篭が上手く沖へ流れてくれれば万々歳。
数年前には潮の加減か風のいたずらか、精霊流し後の打ち上げが終わって
ふと見ると、流したはずの灯篭が
逆流して境内の小川まで戻って来ていたとか・
やっぱり、ちゃんと彼岸に行っていただかないとね。
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