このところ「お盆提灯はいつしまったらいいんですか?」という
問い合わせのお電話がちょくちょくかかります。
一般的なのは所謂、お盆が過ぎたら。
ところがこの「お盆」3種類の解釈があるのです。
関東あたりでは7月の15日前後を「お盆」としていることが
多いようです。
でも、「お盆休み」などなどどうも多くの地域は8月の15日前後を「お盆」と
とらえています。
これは明治時代に太陰暦から太陽暦に変ったことから、
起こったことのようです。「仏教ちょっと教えて」という浄土真宗のお寺様によるページを参考にさせていただきますと、
要するに、お盆には太陽暦の7月に行う「お盆(新盆)」と
それまでのお盆の時期を踏襲し、かつ日付は太陽暦にあわせて
8月15日前後、とする「月遅れのお盆」、
そして厳密に太陰暦の7月15日にむかえる「旧盆」の3種類があるのです。
お盆提灯をしまう時期に悩む人はこの「旧盆」まで待つべきかどうか
迷うようです。
あるいは、せっかく親類縁者からいただいた立派なお盆提灯だから
もう少し飾って眺めていたいな・・・という方もこの「旧盆」を
目安にされるようです。
ちなみに今年の旧盆は8月27日です。
あ、そうそう。
何時しまうにしても絹の火袋のついたお提灯をしまうときは
火袋の中に防虫剤をお忘れなく。