仏壇販売人、ぶつぶつ日記

山口県の隅っこから
仏壇販売人のたわ言、繰言、独り言。
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お坊さんだって悩んでる????

2007-08-21 14:27:25 | 私の本棚から

玄侑宗久氏の「お坊さんだって悩んでる」という本を読んでます。

僧侶を中心に、一般の方からの質問にも

玄侑氏が答えるという形式です。

まだまだ途中なのですが、

ペットの骨を自分たちのお墓に一緒に入れたい

お寺の建物は広すぎる?」等々、

思わず「あるある~~こういう質問!!」とうなずいてしまうようなものがいっぱい。

もっと早くこの本に出会っていれば、

あの時のあのお客様にもっと納得のいく返事ができたかも・・・・なんて

思いながら読んでます。

 

でも、僧侶である玄侑氏が答えるから説得力があるのであって、

例えば「布施の心」なんてことを一介の仏壇屋が言ったところで

おこがましいだけだし。

ここは一つ、氏のお答えを参考にしつつ、

仏壇屋流の答えにアレンジする必要がありそうです。

 

・・・例えば・・・・

「ペットの骨を自分たちのお墓に一緒に入れたいんだけど」

「そうですね~~。お気持ちはわかりますよ~~

 ただねぇ・・・・・習慣とかもいろいろありますから、

 ご親戚の方とかお寺様にまずはご相談なさってはいかがですか~~?」

 

ポイントは「・・・・・・」と「~~~」の間合い!!

僧侶でも身内でもない仏壇屋に相談される、ということは

答えが欲しいのではなく、「背中を押して欲しい」「味方して欲しい」

あるいは「聞いて欲しい」の場合がほとんどじゃないかと

思っています。

だから、とりあえず聞く。とりあえずうなずく。

仏壇屋の相談にのる、はこれがメインだと思っています。

もちろん、お仏壇やお墓そのものに関するご相談には

詳しくお答えします。そこはその道のプロですから。

 

そう言えば、以前お客様からの電話で

「腕輪念珠を身につけているのに、事故などの不幸が続く・・・・」という

相談を受けていた同僚。

「腕輪念珠を身に着けていたから、その程度の事故で済んだんでしょう・・」。

傍で聞いていた私、(「え~~!!そんなこと言っちゃっていいの!?!?」!)

電話の向こうのお客様「・・・それもそうですねぇ」

(「あんたも納得すな!!」)