本日のお客様から伝え聞いたお話の受け売りですが・・・
数年前から高騰を続けているお香の原料。
沈香やら伽羅やらはすっかり希少価値。
昨年軒並みお線香が値上がりした際にも
原料の輸出規制のためだとかいろいろ言われていました。
でも、今日のお客様の説によると、
「ベトナム戦争で撒かれた『枯葉剤』の影響で
沈香がダメになった」ということでした。
水中で微生物によって熟成(?)される沈香なら
さもありなん、という感じです。
お客様の話には後日談があって、
その後、精神状態が不安定になったベトナム帰還兵の
治療に有効とされたのが『アロマテラピー』
しかも『沈香』だったというのです。
確かに沈香には鎮静作用があると言われてますね。
沈香を破壊したのもアメリカなら
残り少ない沈香を買い付けたのもアメリカだった、というお話でした。
異論もあるかもしれませんが。
改めて、ベトナム戦争(ベトナムに限らず戦争というものすべて)
何とも不毛で取り返しのつかない破壊行為であることか、と思います。