時々頭を抱えてしまうようなハナシに
出くわすことがあります。
図書館で見かけた某有名占い師の本も
その一つ。
「金仏壇はよい気(というような言葉。正確なところは
忘れてしまいました)を撥ね返すから×。」
「仏壇は先祖を祀るところ。宗祖は(自分の先祖と
縁を切った人だから、そんな人を)祀ることはない。」
一般の心情的には「仏壇=先祖を祀る」かも知れないけれど
本来は家庭の中の「お寺」。
信仰を通じて心豊かに、静かになる場だと
思うんだけど。
「真ん中に○○観音菩薩。その両脇に文殊菩薩を祀る」
「散骨は自然を汚す行為」等々・・・・・。
よくこれで、既存の宗派からクレームがつかないな・・・と
妙に感心したりして。
こうなると「占い」じゃなくて「宗教」になってるんじゃないの、
と思ってしまいます。
以前、この人の本を読んだお客様が
浄土真宗本願寺派であるにもかかわらず
「位牌を作りたい」と来店されたこともあります。
位牌を作らない宗派である、ということを納得
していただくのに苦労しました。
この占い師が
テレビで「お墓に家紋を入れるのはよくない」
なんて発言して、
放送終了後、お客様からの問い合わせの電話が
殺到した・・・なんて墓石屋さんの話も。
信じるものは救われる・・なんて言うけど
信じすぎるのもいかがなものか、と思います。
そういえば先日も
「仏壇を新しくするのはよくない。
代わりに(?)300万円の仏像を買って祀れば
悪い運気が去る」って言われた、お客様からの
相談の電話に、店長が頭を抱えてました。
壺が仏像になっただけ????